8月7日8月7日オリックスが連敗を3で止め5位ロッテと1ゲーム差とした。オリックスは1回、濱中の押し出し四球で先制。3回には一輝のタイムリー、小瀬の犠飛で2点、7回と8回にも1点ずつ追加しロッテを突き放した。先発・山本は4安打8奪三振1四球132球1失点で今季3度目、通算5度目の完投で7勝目。ロッテは6回のサブローのタイムリーの1点のみで対オリックス4連敗。先発・渡辺俊は5回3失点で対オリックス3連敗、ビジター球場5連敗でリーグワーストタイの9敗目。なおオリックスのローズが史上53人目の通算300二塁打達成。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| オリックス | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | x | 5 |
渡辺俊の乱調もあり、苦手オリックスに4連敗。今季対戦成績は2勝11敗となり、バレンタイン監督は「先発に抑えられるケースが目立つ。何か違う準備をしないといけない」と力なく話した。最下位相手に大きく負け越し5位にいるチームだが、4位楽天には10勝4敗。一方、楽天はオリックスに10勝2敗1分けで、Bクラスは“三すくみ”状態だ。
ロッテは相性の悪いオリックスに完敗し、対戦成績2勝11敗まで広がった。さらに6日にビジターの連敗を12で止めたのもつかの間、京セラドーム6連敗。バレンタイン監督は試合後、「オリックスの先発投手に抑えられているケースが多い。打ち崩すような準備をしなければいけない」と問題点を挙げた。
チーム方針として個人の役割や攻撃パターンを徹底してこなかったツケがまわったのか。3点を追う5回には無死一、三塁のチャンスに、一塁走者の竹原が飛び出して牽制でアウト（盗塁死）。試合の流れを変えてしまった。バレンタイン監督は「あそこはグリーンライト（自分で行けると判断すれば盗塁）だったが、スタートを切るのが早すぎた」と淡々と振り返った。1点にこだわる緻密な野球ができなければ、泥沼からはい上がることはできない。
ロッテ里崎智也捕手（33）がオリックス13回戦（京セラドーム）の1回裏の守備中に体調不良を訴えて交代した。
ロッテ・渡辺俊が立ち上がりから制球に苦しみ、リーグワーストタイの9敗目。「内容も最悪。修正し切れなかった」。初回に浜中に押し出し四球を与えるなどリズムの悪い投球を続けて、5回を8安打3失点。今季のオリックス戦は2勝11敗と大きく負け越しており、バレンタイン監督は「先発投手に抑えられてしまうケースが多い」と、ぶ然としていた。
渡辺俊が3回まで82球を要するなど制球に苦しみ5回3失点。リーグワーストタイの9敗目を喫し「あれだけ（制球が）暴れると…。リズムが悪く内容も最悪。修正しきれなかった」とうなだれた。投球フォーム、調整法に工夫をこらし123キロ前後の直球とシンカーは約5キロアップ。球速が増して緩急差はついても生命線の制球力が乱れては苦しむのは必然で、バレンタイン監督も「今年1番、制球が悪かった」と首をかしげた。
ロッテは6回1死まで無安打で、相変わらず仕掛けが遅かった。その上、5回無死一、三塁では盗塁を狙った一塁走者の竹原のスタートが早過ぎ、挟殺プレーで刺されて好機はしぼんだ。1回途中の守りでは里崎が目まいを訴え、ベンチに退いた。攻守で緊張感を欠いた試合に、バレンタイン監督は「相手の先発を打ち崩す準備で、違うことをしないと」と言ったが、走攻守全てで言えることのように聞こえた。
ロッテ渡辺俊介が、5回8安打3四球3失点で降板し、リーグワーストタイの9敗目を喫した。「リズムが悪く内容も最悪。野手のみんなに申し訳なく思います。コントロールを修正しきれなかった」と肩を落とした。序盤から直球が高めに浮いて、真ん中に集まったシンカーを痛打された。バレンタイン監督は「今年の中で1番コントロールが悪かった。原因が分かっていれば修正できただろう」と突き放した。
ロッテ・サブローが3点を追う6回に右前適時打を放った。2死一、三塁の場面で、カウント2−1からの内角直球がボールと判定され、命拾いしたその直後のフォークを見逃さなかった。「最後は高めの球を引っかけずにうまく打つことができた」と話した。