ロッテがオリックス戦連敗を4で止め今季このカード3勝11敗。2−2の9回西岡のタイムリーで勝ち越しサブロー・大松の連続タイムリー二塁打で加点、京セラドーム連敗も6で止め最下位オリックスと2ゲーム差とする。大松が3本のタイムリーで3打点。2人目・内が8月1日楽天戦以来のプロ2勝目。先発・小野は6回0/3を5安打2失点。オリックスは7回ローズ5月2日楽天戦以来の12号2ランで同点も今季ワーストタイ借金19。2人目・香月が3敗目。自身2連敗の金子は8回8安打、今季4度目2ケタ10奪三振、2失点防御率2.92でリーグ6位。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 6 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 |
「大坂夏の陣」と銘打たれた一戦で「東軍」のロッテが久しぶりに勝ちどきを上げた。「西軍」オリックスの本拠地で今季初白星。牽引したのは、切り込み隊長の1番西岡剛内野手(25)だった。同点で迎えた9回2死三塁、カウント2−3から低め直球をうまく拾って中前へはじき返した。「無我夢中だった。絶対にヒットを打つつもりで打席に入った。大阪ではあまり勝ててなかったけど、家族も見に来ていたので良かったです」と、地元関西での「手柄」を笑顔で振り返った。
この回なおも2死一、二塁から3番サブローが、今季初の4安打となる左翼フェンス直撃の2点二塁打で援護射撃。最後は4番大松が、この日3打点目となる右越え適時二塁打でトドメを刺した。大松は「夏の陣ですからね。徳川の方が強いんでしょ。徳川の意地を見せられました」と胸を張った。
大将バレンタイン監督も「相手投手はシャープな投球をしていたが、うちの各打者が食らいついてくれたのが大きかった」と褒めたたえた。
ロッテ・西岡が技ありの決勝打で流れを引き寄せ、同率最下位転落の危機から救った。同点の9回2死三塁から香月の外角低めに外れた直球にバットを伸ばし、勝ち越しの中前適時打。「ボール球だったが、気持ちがこもっていたのでヒットになった。地元(大阪)で打てて嬉しかった」と笑顔。敵地でのオリックス戦今季初勝利を挙げて、同カードの連敗は4で止まった。
2−2の9回2死三塁から西岡が決勝の中前適時打。オリックス戦の連敗を「4」で止め、11敗を喫している苦手から敵地で今季初勝利を挙げた。「絶対にヒットを打つという気持ちで、無我夢中でした」と西岡。ヒーローインタビューでは「チームの成績はよくないけど、誰1人諦めていません」と力強く5位からの巻き返しを誓った。
ロッテが、オリックス戦のビジターでの連敗を7で止めた。同点の9回2死二塁から決勝の中前適時打を放った西岡は「無我夢中で絶対にヒットを打とうと思っていた。ボール球だったけど気持ちがこもっていたのでヒットになった」。大阪出身のリードオフマンは「大阪で負けてばかりでいい思い出がなかったけど、家族も見に来ている地元で打てて嬉しい」と安どの笑顔。チームの低迷が続く中、「チームの成績は良くないが、誰1人諦めていない」と自ら鼓舞するように話した。
ようやく鬼門を乗り越えた。
同点のまま迎えた9回、あっさり2死となったが、途中出場の塀内が左翼への二塁打で出塁。暴投で三塁まで進むと、西岡がフルカウントから中前に決勝打を放った。試合後は「無我夢中だった」と、地元・大阪で家族も見守る中で放った決勝打を振り返った。
試合を決める大きな仕事に、バレンタイン監督も「簡単に済ませてしまう打席もあるが、今日は粘ってくれた。非常に貴重な1本になった」と賛辞を贈る。オリックス戦の連敗を4で止め、京セラドームでの今季の連敗も6で止めた。
それでも対オリックスの成績は3勝11敗と大きく負け越したまま。逆転のCS進出へ向け、これ以上は同じチームに負けられない。「誰1人諦めていません」と言い切った西岡。この勝利を逆襲の序曲とできるか。
低めのボール球だった。同点の9回2死三塁。ロッテの西岡がしぶとい打撃で中前に勝ち越し打を放った。
これまでオリックスのホームでは7戦全敗。この日も終盤に2点差を追い付かれた。悪い流れを断ち切った快打に、西岡は「無我夢中。絶対に打つ気持ちだった。ボール球だったが、気持ちがこもっていたので安打になった」と精神面を強調した。
今季はWBC日本代表落選の屈辱を胸に、首位打者などを目標に掲げた。だが、現実は甘くなかった。時にはその気持ちが切れかかっているような淡泊な打席もあった。プレー中の故障も多く、持てる力を出し切れない姿はロッテの低迷ぶりに重なった。
今後もチーム、西岡とも厳しい戦いは続くだろう。だが「チームの成績は良くないが、誰1人諦めていない」と自らを鼓舞するように話した。
ロッテの4番大松が4回に先制適時打を放った。0−0で迎えたこの回1死一、三塁から高めチェンジアップをたたき付け、右前へ運んだ。「最低でも犠牲フライというつもりでいた。高めに目をつけて振り遅れないよう気をつけていた。高めのチェンジアップをうまく打つことができて、いい所に抜けてくれました」と笑顔で話した。この3連戦は「大坂夏の陣」と銘打って開催されている。「負ける訳にはいかないでしょう」と「東軍」の大将として意地を見せた。