わたしはかもめ2009年鴎の便り(8月)

便

8月17日

ロッテが千葉で「解説者付きシート」導入[ニッカン]

ロッテが球界でも珍しい「解説者付きシート」を導入する。目の前で繰り広げられるプレーを、ロッテOBが隣に座って解説するというもの。今季は18日のオリックス戦と25日のソフトバンク戦で行い、来年からは千葉マリンで開催されるホームゲーム全72試合で実施する予定だ。

球団関係者は「広島の『寝そベリア』や日本ハムの『婚活シート』など特色あるシートが出てきているので、うちも新しいプランを立てた」と話した。チームは現在5位と低迷。観客動員数は、前半戦の主催42試合消化時点で前年比96.58%で、91万9315人から88万7843人とやや減少している。画期的なシートで歯止めをかけたい狙いだ。

解説が聞けるシートは、バックネット裏の「プレスシート」。ホームベースの後ろに位置し、投手の球筋も見えることから、配球を含めた詳しい解説を堪能できる。18日は91年に首位打者を獲得し現在ロッテアカデミーの平井光親氏(42)が解説する予定だ。料金は弁当、お茶付きで1万1000円から。

◇過去の珍シートあれこれ

母子家庭シート
母子家庭で育った西武デニー友利は00年、母子家庭を対象に絞った年間シートを設置。
清原シート
巨人清原は05年、新潟県中越地震で被災した小中学校の野球少年を招待するシートを設置。
サブマリンシート
ロッテ渡辺俊が05年、背番号31にちなみ毎月31人のファンを千葉マリンに招待。サブマリンの頭文字「S」からS席を用意し、生ビール1杯もついた。
親孝行シート
ロッテ成瀬が「恥ずかしくて親孝行ができない人のために」08年に千葉マリンに設置。親孝行メッセージを書いた人が選ばれた。
カップルシート
日本ハムでは06年に金子、08年には稲葉が男女ペアを招待。デートを盛り上げた。
婚活シート
日本ハムは今年7月のロッテ戦(札幌ドーム)で男女の出会いを演出する「KONKATSUシート」を開催。イニング終了時に席を移動させ、男女が会話する機会を提供。2日間で62組のカップルが誕生した。

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ロッテ、解説者付きシートを試験導入[スポニチ]

ロッテが解説者付きシートを導入する。記者席の一部を改修してファンに提供している千葉マリンのプレスシート(バックネット下、約30人収容)で、まずは試験的に18日のオリックス戦と25日のソフトバンク戦で球団スタッフの91年首位打者・平井光親氏らが観戦するファンに試合終了まで解説を行う。

球団関係者は「婚活シート(日本ハム)や寝そべりシート(広島)に負けられない。インパクトのある新しいプラン、オリジナルのものをやっていきたい」と説明。好評なら来季ホーム全72試合で実施する方向で調整を進めており、大物OBを臨時解説者として招く可能性もあるという。

グラウンドレベルで野球観戦ができ、記者気分も味わえるプレスシートの最前列は1万3000円、2列目以降は1万1000円(来季は未定)。食事と分かりやすい解説が付き、サインももらえて裏話も聞けるかもしれないお得な目玉シートになる。

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マリンに球界初「解説者付きシート」…ロッテ[報知]

ロッテが球界初の「解説者付きシート」を千葉マリンに用意することが17日、分かった。18日のオリックス戦、25日のソフトバンク戦で試験的に導入。来季からは本拠地全試合で導入することを目指している。

解説者にはマリーンズ・アカデミーの武藤一邦コーチ(50)、91年に首位打者に輝いた平井光親コーチ(42)が登板。球団OBの生解説を聞きながら観戦できるだけでなく、希望者にはOB直筆のサインをその場でプレゼント。現役選手の特選エピソード、チームの裏情報を聞けるチャンスも潜んでいる。球団関係者は「ファンの方に、より分かりやすく野球を見てもらいたい。好評を頂ければ、超大物OBが臨時登板する可能性もありますよ」と説明した。

「解説者付きシート」は、バックネット裏に設置。今回の試験導入分は親子限定募集で、価格は大人6000円(子供3000円)。特製幕の内弁当&お茶の軽食セット付きで、販売枚数は1試合30枚の“プレミアチケット”だ。

日本ハムが“婚活シート”を導入するなど、他球団でも画期的な取り組みが行われている。「これからもロッテらしいインパクトのあるシートを開発していきます」と意気込む球団関係者。「解説者付きシート」は、球界の新たな名物シートとなるか?

◇球界の珍シート

婚活シート
札幌Dでの日本ハム主催試合で、未婚の男女が席替えや抽選会を行い、アプローチが成功すれば、カップル成立。7月の2試合で62組のカップルが誕生した。次回は9月21日からの西武3連戦。
寝ソベリア
広島の本拠地マツダスタジアムのバックスクリーン付近にあり、ソファに寝転びながら観戦できる。また、球場外の道路から無料観戦可能な「ただ見エリア」もある。
プレステージゾーン
楽天の本拠地Kスタのバックネット裏にあるフルクッションのひじ掛け付きシート。利用者専用のバーラウンジがある。

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アジアシリーズ開催問題、アジア4ヶ国で議論[スポニチ]

日本、韓国、台湾、中国のアジア4ヶ国のプロ野球組織による事務局長会議が、18日に中国・北京で開かれ、赤字問題から継続開催を見送ったアジアシリーズについて話し合われる。日本からはNPBの長谷川事務局長らが出席。すでに今秋は日韓優勝チームによる選手権開催という縮小案で内定したが、同会議では来年以降の開催問題を討議する。

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選手会、WBC代表の年俸維持要求を取り下げ[スポニチ]

日本プロ野球組織(NPB)と労組日本プロ野球選手会(会長・新井貴浩内野手=阪神)の事務折衝が17日、東京都内で行われ、選手会はフリーエージェント(FA)改革案の正式提案をしなかった。7月24日の選手会臨時大会ではFA資格取得年数を国内・海外ともに全選手在籍7年(補償金は撤廃)とする案を決めていたが、選手会の松原徹事務局長は「今日は次回から本格的な交渉に入りますと伝えただけです。来年の夏頃まではっきりさせたい」と今後の方針を語った。

また、選手会は6月に申し入れたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の優遇措置として年俸を最低でも現状維持とする要求を取り下げた。松原事務局長は「“球団もリスクを負っている。そんな甘い考えではいけない”という声が選手から出たので」と説明した。

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FA改革は次回交渉から…NPBと選手会事務折衝[報知]

日本プロ野球組織(NPB)と労組プロ野球選手会との事務折衝が17日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で行われ、新井貴浩会長(32=阪神)が7月に札幌市内で行った選手会総会で集約した選手の意見を伝えた。

総会ではFA(フリーエージェント)権取得年数について、国内外移籍とも一律「在籍7年間」と補償金撤廃を求めていくことを確認。来オフからの新たな制度導入に向け、次回から本格交渉していくことをこの日、改めてNPB側に伝えた。

FA改革に関連し、出場機会の少ない2軍選手の移籍活発化などについても意見交換を行った。また、NPBに求めていたWBC出場選手の年俸保障は選手からの異論で撤回する方針を伝えた。

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