わたしはかもめ2009年鴎の便り(8月)

便

8月20日

千葉ロッテ2−1オリックス(千葉マリン)

ロッテが連敗を5で止め借金は19で、オリックスと並び同率5位に浮上した。1点を追う4回橋本将の犠飛、ベニーのタイムリーで2点を取り逆転に成功。このリードを先発・成瀬が8回130球、7安打7三振2四球の1失点で、自身3連勝、千葉マリン3連勝で7勝目。2人目・シコースキーが、9回を3奪三振で8S目。オリックスは2回坂口のタイムリーで先制するも、連勝は2で止まり借金は19。先発・平野は8回137球、9安打7三振2四球で2失点も今季初・自身4度目の完投負け。自身8連敗、マリンでも3連敗で9敗目を喫した。

123456789R
オリックス0100000001
千葉ロッテ00020000x2

◇気迫みなぎる安打

ベニーは米大リーグ、メッツ時代もバレンタイン監督と一緒だった。ともに来日し、今季が6年目。その関係からも今季限りでの退団が確実視されている。指揮官に花道を飾らせたい思いは人一倍だろう。この日は2回に全力疾走での内野安打を放つと4回、同点とした直後の1死三塁。「絶対に空振りしないという強い気持ちで振った」。平野の低めのフォークボールをしぶとくバットで拾って、勝ち越しの左前打。いずれも技術以上に気迫が要因と思える安打だった。

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成瀬8月3連勝、ロッテの連敗止めた[ニッカン]

ロッテの左腕エース成瀬善久投手(23)が、チームトップの7勝目を挙げた。2回に先制されたが、3回以降は追加点を許さず、チームの連敗を5で止めた。負ければ94年以来の借金21のピンチだった。「どうしても連敗を止めたかったので、いい勝ち方だったと思う。完投したかったけど仕方ない。いつ交代させられるか分からない中で、1回1回大切に投げたら9回のマウンドに立っていた」と満足げに振り返った。8月に入って無傷の3連勝と絶好調。チームもわずか1日で最下位を脱出した。「これからも投げる時は勝ちたい」と最後まで諦めるつもりはない。

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ロッテ・成瀬、完投逃すもチームトップの7勝[サンスポ]

ロッテ・成瀬の力投でチームの連敗は『5』でストップした。9回、北川に内野安打を許したところで降板し、今季初の完投勝利は逃したが、7安打1失点でチームトップの7勝目。8月に入って3戦全勝の“夏男”は「連敗をとめたいと思っていた。いい勝ち方だったと思う」と笑顔。

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ロッテ、5位タイ再浮上!成瀬が連敗5で止めた[スポニチ]

ロッテ・成瀬が今季初完投勝利目前で降板。不安定な投球が続く救援陣への心配もあってスタンドからブーイングが起こったが、シコースキーが反撃を断って逃げ切った。8回0/3を1失点に抑えてチーム単独トップの7勝目を挙げ、チームの連敗を5で止めた成瀬は「今季2度の完投は負けているし最後まで投げたかった。満足はしていない」。それでも8月は3戦3勝。15年ぶりの借金21となる危機を回避しての5位タイ再浮上には納得の表情だった。

ベニー
「どうしても勝ちたかった試合。執念で打ったヒット。」(4回に勝ち越しの左前適時打)

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オールドユニホームで“ミスターロッテ”復活[スポニチ]

元監督の有藤通世氏がオールドユニホームシリーズ第3戦の始球式を務めた。球団創設時の背番号8のユニホームで登場した“ミスター・ロッテ”は「懐かしいね。このユニホームから自分の現役がスタートしたし、色んな思いがある」と感慨深げ。低迷するチームには「だらしない。清水、里崎、福浦、渡辺俊らがいいプレーをすればチームは勝つ。残り全試合勝つつもりでやって欲しい」と苦言を呈し、ナイン個々にもゲキを飛ばした。

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成瀬、完投を逃して“悔しい”7勝目[デイリー]

ロッテ・成瀬がチームの連敗を5で止め、チームトップの7勝目だ。「チェンジアップもうまく落ちて調子は良かった」と中盤以降は危なげない投球。完投目前の9回は先頭打者に内野安打を許して降板したが、バレンタイン監督が交代を告げると、ファンからブーイングが起こるほどの好投だった。左腕は「最後まで投げたかった。悔いが残る」と振り返った。

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成瀬、完投したかった「不満」7勝…ロッテ[報知]

ロッテ・成瀬が8月3連勝で、チームトップの7勝目を挙げた。6回まで毎回、走者を背負う厳しい状況ながら、8回0/3を7安打1失点と粘った。負ければ94年以来の借金21となるところだったが、一夜で単独最下位を脱出した。それでも、今季初の完投勝利を逃した左腕は「満足はしていない。本当は最後まで投げたかった」と笑顔はなかった。

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成瀬粘りの投球で連敗止めた[ニッカン]

ロッテの左腕エース成瀬善久投手(23)がチームトップの7勝目を挙げた。2回に先制されたが、3回以降はチェンジアップとスライダーを低めに集め追加点を許さなかった。1点差を守り切る粘りの投球でチームの連敗を5で止めた。「どうしても連敗を止めたかったのでいい勝ち方だったと思う。完投したかったけど仕方ない。いつ交代させられるか分からない中で1回1回大切に投げたら9回のマウンドに立っていた」と満足げに振り返った。

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ベニーが勝ち越し左前打[ニッカン]

ロッテが4回に逆転した。1点を追うこの回、サブロー、大松の連打で無死二、三塁のチャンスをつくると、橋本将の右犠飛で同点に追いついた。さらにベニーの左前適時打で勝ち越しに成功。「打ったのはフォーク。絶対に空振りしないという強い気持ちで打った。同点と勝ち越しでは大違い」と力を込めた。負ければ94年以来15年ぶりの借金21のピンチだったが、阻止すべく一丸となった。

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ベニーが涙流しても…冷めた空気が漂っていた[スポニチ]

バレンタイン監督は19日の試合前ミーティングで、選手に現状の低迷への意見を聞いた。複数の主力が「この戦力でなぜ勝てないか分からない」と口をそろえた。別の主力は監督の責任にも言及した。多くがチーム力以外を低迷の原因ととらえ、一体感の欠如も感じていた。監督子飼いのベニーが涙を流し、指揮官のためにチーム一丸を訴えても、どこか冷めた空気が漂っていたという。

この日、1点リードの9回無死一塁。監督は好投の成瀬を130球とはいえ、不安定な抑えのシコースキーに代えた。続投させるかで賛否の分かれる継投策。しかし、結果的には逃げ切りに成功し「人が望むことより、勝利に最善を尽くすのが監督の仕事だ」と迷いなく言った。

この1勝ぐらいで浮上、ましてやチーム一丸とはならないだろう。残り38試合。指揮官、コーチを含め、誰もがその「最善」を一投一打に積み重ねるしかない。

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