西武が今季5度目のサヨナラ勝ちで連敗を2で止め借金1、50勝到達。1−0サヨナラ勝ちは05年8月27日楽天戦以来。西武は0−0で迎えた9回裏、無死満塁から上本が自身初のサヨナラ打となる内野安打で試合を決めた。先発・岸は9回今季最多の157球、4安打、8三振、自己ワースト7四球も昨年5月2日ロッテ戦以来、自身5度目の完封勝ち。1−0完封は自身初で昨年に並ぶ自己最多タイの12勝目。ロッテは、今季6度目のサヨナラ負けで連勝2でストップ。0−1サヨナラは07年6月29日ソフトバンク戦以来。小野は8回0/3を1失点で6敗目。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
埼玉西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 1x |
ロッテ小野晋吾投手(34)が自らの失策に泣いた。9回無死一塁からのバントを二塁へ悪送球。これがサヨナラ負けにつながった。8回までは4安打無失点と今季最高の投球だっただけに、悔やまれるミスだった。「(岸と)いい投げ合いで楽しかった。ただ勝ちにつなげたかった」。前回登板では5回途中5失点で降板。7月19日以来の7勝目こそならなかったものの「修正すべきところはできた」と納得の投球だった。
ロッテ・小野が、痛恨の失策に泣いた。8回まで4安打無失点に抑えたが、9回無死一塁から、栗山の送りバントを二塁へ悪送球。最後はシコースキーがサヨナラ打を許した。打線は1、7回の好機に西武外野陣の好プレーで得点できず、守備力の差が勝敗を分けた。小野は「なんとか勝ちにつなげたかったけど」と嘆いた。
ロッテ・小野の好投も報われなかった。8回まで4安打無失点。打たせて取る投球で内野ゴロは13個。球数も96球と少なく岸よりも投球内容は上回った。だが、9回に先頭・原に死球を与えると、続く栗山の送りバントを二塁に悪送球。中島敬遠で無死満塁の場面で降板した。その直後にサヨナラ負けを喫し「いい投手戦で投げていて楽しかった。チームの勝ちにつなげたかったけど自分のミスで…」と悔しがった。それでもバスに乗り込む前には「次はやり返します」と雪辱を誓った。
ロッテの小野晋吾投手(34)は好投するも、勝利につながらなかった。8回までは4安打無失点とほぼ完璧な内容だったが、最後に崩れた。9回、先頭打者への死球でリズムが狂う。続く栗山の投前へのバントで二塁への送球を焦り、無死一、三塁のピンチを招いてしまった。これがサヨナラ負けにつながり「いい投手戦で、投げていて楽しかったのに。自分のミスが…」とうつむいた。