ロッテが4本塁打で連敗ストップ。ロッテは1回西岡が2度目の2桁10号ソロ、山崎裕之を越え球団新記録となる通算12本目の先頭打者本塁打で1点を先制。2回井口が7月30日以来の14号2ラン、5回サブローの18号ソロ、6回里崎の5年連続5度目2桁の10号ソロなど合計9点。先発・大嶺は7回6安打2失点で4勝目。昨年7月24日以来の日本ハム戦勝利。ロッテ戦初登板の日本ハム先発・糸数は4回0/3を6失点で5敗目。チーム2連敗でロッテ戦の連勝は9でストップするが、ソフトバンクが敗れ優勝マジックは1減って26となった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 1 | 2 | 0 | 2 | 1 | 3 | 0 | 0 | x | 9 |
千葉ロッテ・西岡が1回、球団記録を塗り替える通算12本目、今季5本目の先頭打者本塁打を放った。初対戦の日本ハム・糸数の直球を引っ張り、右翼席へ2年連続2ケタとなる10号ソロ。西岡が本塁打を打った試合の連勝記録を、昨年9月15日のソフトバンク戦(千葉マリン)から12に伸ばした。先頭打者弾が多いことについて「ロッテの記録に名前が残せてよかった。ピッチャーがクイックで投げてこないので、間を取れて打てる」と自己分析した。
千葉ロッテ・大嶺が7回を2失点。連勝で4勝目を手にした。バレンタイン監督が「チェンジアップを投げる時の腕の振りが速くなり、直球も生きるようになった」と絶賛するほど、チェンジアップが決まった。大嶺自身も「ゴロも空振りも取れた」と満足いくマウンドだった。前回、千葉マリン初勝利を挙げ、本拠地で投げる不安がなくなった。マウンドに上がる前に流れる自身のテーマ曲を口ずさみ「強い気持ちを持てば大丈夫」と、自らを奮い立たせた。以前は制球を意識しすぎるあまり腕を強く振れなかったが、今はその不安も解消された。「納得いく投球をしていきたい」。力強く話した。
ロッテ西岡剛内野手(25)が今季5本目の10号先頭打者本塁打を右翼席へ運んだ。「2日も試合をしていなかったので、野球がしたくてたまらなかった。その気持ちを1打席目からぶつけました」と笑顔で振り返った。これで先頭打者弾は07年3本、08年4本と合わせて12本となり、山崎裕之氏の持つ球団記録(11本)を更新。「ロッテの記録に名前を残せたのは嬉しい」と話した。この1発で2年連続2ケタにも乗せた。今季、西岡が本塁打を打った10試合は全勝。勝率100%弾で、苦手の日本ハム戦の連敗も9で止めた。「これからもチームに貢献できるよう積み上げていきたい」と力を込めた。
ロッテが来季新監督として、西村徳文ヘッドコーチ(49)を内部昇格させる方針を固めたことが1日、分かった。
ヘッドコーチとして、昨年まで横浜で外野守備コーチを務めた青山道雄氏(49)=現・ロッテ編成部=の入閣が濃厚。2軍監督には高橋慶彦打撃コーチ(52)が決定的で、新体制はシーズン終了後にも発表される。
球団では、昨年12月にバレンタイン監督の今季限りでの退任を発表して以降、新監督候補の調査を進めてきた。2月には石川晃球団副代表(48)が「内部昇格の可能性は十分ある」と発言するなど、西村ヘッドを基本線に人選に着手。その一方で、外部からも与田剛氏や村田兆治氏(ともに野球評論家)ら球団OBをリストアップしたが、最終的に野茂英雄氏(41)=オリックス・テクニカルアドバイザー=が残った。
関係者によれば、7月に都内で野茂氏と会談。その席で「今はやりたいことがある」と、就任の意思がないことを伝えられたため断念。結局、西村ヘッドで一本化した。
ヘッドコーチで入閣が見込まれる青山氏は、1984−92年まで西武、大洋で外野手としてプレー。引退後も昨季まで横浜でコーチを務め、今季からロッテのフロントに入った。指導者としての経験は申し分なく、球団でも「冷静沈着で責任感が強い」と高く評価している。
石川副代表はこの日「シーズン中なので答えられない」と明言を避けたが、新たな船出に向けた準備は進んでいる。
4本塁打9得点と打線が爆発し、日本ハム戦の連敗を『9』で止めた。1回、西岡の先頭打者本塁打で先制すると、2回には井口が7月30日以来、約1ヶ月ぶりの本塁打となる逆転14号2ラン。バレンタイン監督は「西岡がペースを作り、井口が許したリードを取り返してくれた」とご満悦だった。
ロッテの西岡が、通算先頭打者本塁打の球団新記録を樹立した。1回に球団タイ記録となるシーズン5本目の先頭10号ソロ。通算12発目の初回先頭打者アーチは、山崎裕之氏と並んでいた球団記録を更新した。「球団記録に名前を残せて嬉しい」。西岡が本塁打を放った試合は、昨年9月15日のソフトバンク戦(千葉)から12連勝。2年連続2ケタ本塁打は、本格的に始めた肉体改造の成果だ。
首位粉砕の呼び水となる一発は、初回の2球目だった。西岡が右翼へ今季5本目の先頭打者アーチ。通算12本は山崎裕之を抜く球団新記録となり「(球団史に)名を残せて嬉しい。これからも積み重ねていけるよう頑張る」と声を弾ませた。
「1番打者はチームにリズムを持ってくる打順。集中力も高まるし、責任を持っている中での結果だと思う」。不動のリードオフマン。その先頭弾が大勝への流れをつくった。リードを奪われた直後の2回、1死一塁で井口が右翼へ逆転の14号2ラン。7月30日の日本ハム戦(千葉)以来、実に24試合、96打席ぶりの一発に「(西岡)剛が打つと、いつも“IT砲、IT砲”ってせかされちゃうから。とにかく逆転できてよかった」。開幕4番も不振からこの日は7番に降格。意地で放った今季5度目のITアベックアーチだった。
さらに5回にはサブロー、6回には里崎もスタンドに叩き込んで1試合4発。これで西岡がアーチを放った試合は今季10戦10勝となったが、実はサブローはこれまで2勝14敗だった。「サブローさんの試合はほとんど負けてましたからねえ」。“負のパワー”にも打ち勝って、西岡もジョーク交じりに喜んだ。
対日本ハム戦は6月28日以来の勝利で、連敗は9でストップした。来季監督として西村ヘッドコーチの昇格も決定。いまだチームは最下位だが残り29試合、新生ロッテへ向けた戦いを続けていく。
西岡が1回、球団記録となる通算12本目の先頭打者本塁打をマークした。これで勢いづいたチームは、対日本ハム戦の連敗を「9」で止めた。今季放った10本塁打のうち、5本が先頭打者アーチという西岡は、「球団に自分の名前を残せたのは嬉しい。これからも積み重ねていきたい」と顔をほころばせた。
ロッテ大嶺祐太投手(21)が7回2失点に抑え、千葉マリン2連勝で今季4勝目を挙げた。要所でチェンジアップを低めに集めピンチをしのいだ。「清水さんから『腕を振れば大丈夫』と言われたので、怖がらずに振ったことで低めに投げられた」と感謝した。ローテ定着へ向け「次はゼロに抑えたい」と貪欲に挑む。
ロッテ西岡剛内野手(25)が今季5本目の先頭打者弾、10号アーチをかけた。糸数の2球目を右翼席ギリギリに運んだ。「打ったのはストレート。2日も試合をしていなかったので野球がしたくてたまらなかった。その気持ちを1打席目からぶつけました。ホームランは狙った訳じゃないけど、先制点を取れて良かった」と笑顔で話した。
これで先頭打者弾は07年3本、08年4本と合わせて12本となり球団最多記録をマークした。
大嶺は苦手の本拠地で連勝。その陰にはユニークな工夫があった。
本拠地初勝利を飾った前回から、マウンドに上がる際、自分で選んだ曲を口ずさむようにした。こうすることで「マリンに持っていた恐怖心」が和らぎ、不得手な立ち上がりで無心になれる効果もあるそうだ。
そのおかげか、チームが2ヶ月以上も勝っていなかった日本ハムとの対戦も「意識になかった」。糸数との沖縄県出身選手同士の投げ合いも制することになった。