9月7日9月7日ロッテの渡辺俊は7日、イチローの活躍に刺激を受けた。2度のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）でチームメートだった天才の記録達成に「一緒にプレーできたことだけで光栄」と感激。今季はここまで自己ワーストタイの11敗（2勝）。第1回大会が行われた06年も11敗（5勝）とWBCイヤーは苦戦しているだけに、気分を入れ替えて8日のソフトバンク戦先発に臨む。
ロッテ瀬戸山隆三球団社長が7日、02年以来7年ぶりに秋季キャンプを行うことを明らかにした。10月中旬から約1ヶ月間、鹿児島市、同・薩摩川内市、石垣島の3ヶ所で行う。バレンタイン政権下では秋季キャンプを行わなかったため、来季から指揮を執る西村徳文新監督（49）の下、チーム強化を図る。
7年ぶりの秋季キャンプは地獄の特訓期間となる。ロッテは10月下旬から鹿児島県内で始動予定。例年、ベテラン主力組はオーバーホールの期間としていたが、石川副代表は「主力組と若手組の2班に分け、今年は全員でキャンプを行う。みっちり鍛えるつもり」と明言。練習時間もバレンタイン政権下では1日数時間だったが、夜間練習の時間を設け、低迷脱出を図る。
ロッテの来季監督に就任が決定した西村ヘッドコーチのもと、チーム再建へ向け、7年ぶりとなる秋季キャンプは異例の全員参加で実施される。石川球団副代表は「最初は2班に分かれるけど、ベテランも全員参加する。徹底的に鍛え上げます」と説明。キャンプは10月上旬から西岡、成瀬、唐川ら若手は鹿児島・薩摩川内、ベテラン組は同・鴨池と沖縄・石垣島で行い、11月16日からは千葉マリンで全体練習に移行する予定だ。
プロ野球の実行委員会が7日、都内で開かれ、10月1日から始まる来年度の事業計画と予算案が承認された。収入は本年度予算から16億円減の40億円で、3億円の赤字となる見通し。日本シリーズなどの放映権料が大幅に減額となることが影響したとみられる。
またソフトバンクから、新参加球団に必要な25億円の預かり保証金の見直しを検討してほしいとの要望が出た。野球協約では、日本野球機構が参入したチームから10年間保証金を預かる規定があり、現在はソフトバンクと楽天から計50億円を納入されている。
アジアシリーズに代わるイベントとして予定される日本と韓国の王者が対戦する国際試合は、11月14日に長崎で行うことが固まった。韓国側の承認を経て、正式決定する。