9月19日9月19日楽天が連勝しCS進出マジック13が点灯。球団記録を更新するロッテ戦7連勝で、4位西武とのゲーム差を4に広げた。2−2で迎えた6回楽天は、草野のタイムリーで2点を勝ち越し、さらに暴投やエラーなど相手の乱れに乗じて打者12人で一挙8点を奪った。勝ち投手は2人目の佐竹で今季初白星。ロッテはKスタで球団ワーストの6連敗、6カードぶりの負け越し。負け投手は先発の唐川で、プロ入りからの楽天戦の連勝が4でストップし7敗目。なおロッテの堀が27人目の350二塁打、楽天・山崎武が54人目の300二塁打を達成した。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 4 |
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | 0 | x | 10 |
唐川は「いつもできている修正ができなかった」。中盤に乱れた制球を立て直せなかった。5回に2失点し、追い付いてもらった直後の6回には無死満塁のピンチを残して降板。その後は守備陣が野選や失策、救援陣では伊藤が暴投で失点とことごとく自滅し、一気に8点を失った。「僕がつくった悪い流れを、後の投手に残してしまった。本当に反省の多い日」と敗因のすべてを背負うようだった。
千葉ロッテ・堀が、19日の楽天21回戦（Kスタ宮城）の7回に佐竹から左翼線へ二塁打を放ち、通算350二塁打を達成した。プロ野球27人目。初二塁打は89年5月2日の近鉄戦で山村から。
7回2死一塁で代打で打席に入り、2球目の直球をはじき返した。「ホームランバッターではないので二塁打の積み重ねは素直に嬉しい。ファンの皆さまにはちょっとお待たせし過ぎたかな。ビジターにもかかわらず多くのファンから拍手をいただいた。本当に嬉しい」とコメントした。
ロッテ堀幸一内野手（40）が史上27人目の350二塁打を達成した。7回に楽天佐竹の140キロ直球を左翼へ引っ張り、悠々と二塁に到達した。塁上で花束贈呈され、スタンドから敵味方なく拍手が送られた。「ホームランバッターではないので二塁打の積み重ねは素直に嬉しいですね。ファンの皆様にはちょっとお待たせし過ぎたかな」と笑顔で話した。この日300二塁打を放った楽天山崎武からも「お前が先に打つから、俺のが薄くなっちゃったよ」と冗談まじりに祝福された。
昨年から楽天戦無傷の4連勝中だった唐川が、5回0/3、5失点で初KOされた。「スライダーとチェンジアップが高く抜けてしまった。自分のフォームで投げられなかった」とショックを隠せなかった。今季防御率3.02と大崩することはなかったが、中盤以降は右打者の内角に投げられず、甘い変化球を痛打された。「今シーズン残り1、2試合の登板だと思うので、やるべきことをしっかりやるだけ」と切り替えていた。
ロッテの堀が19日の楽天戦（Kスタ宮城）の7回に佐竹から通算350二塁打を放った。プロ野球27人目。初二塁打は89年5月2日の近鉄戦で山村から。）「ホームランバッターではないので二塁打の積み重ねは素直に嬉しい。ファンの皆様にはちょっとお待たせし過ぎたかな。ビジターにも関わらず多くのファンから拍手をいただいた。本当に嬉しい。これからも二塁打、そして三塁打を打てるように頑張ります」 と話した。
ロッテの今江が6回に同点の2点適時打を放った。9月9日のソフトバンク戦（千葉）以来の打点に「打ったのはスライダー。相手投手がストライクをとるのに苦しんでいる状況。なおかつ満塁のチャンスだったので、初球から積極的に打っていこうと決めていた」と得意げ。「おもいっきり詰まってくれて、いいところに落ちた」と運も味方につけての10日ぶりの打点だった。
先発・唐川が崩れたのは、同点となった直後の6回だ。山崎武の二塁打からピンチを広げ、無死満塁として降板。5失点で7敗目。楽天戦はプロ2年目で初黒星となった。
「先頭打者に出塁を許して、そこからズルズルいってしまったのが悔しい」。変化球の制球に苦しみ、山崎武にはフルカウントから甘く入った141キロ直球を痛打されたが「右打者の内角に投げきれなかった」と悔やんだ。2番手以降の川崎、伊藤も悪い流れを止められず、暴投や失策も絡んで6回は被安打4ながら8失点。対楽天戦も7連敗となり、バレンタイン監督も「明日連敗を止めないと」と力なく話した。
ロッテの先発唐川は「いつもできている修正ができなかった」。中盤に乱れた制球を立て直せなかった。5回に2失点し、追い付いた直後の6回には無死満塁のピンチを残して降板。その後は守備陣が野選や失策、救援陣では伊藤が暴投で失点とことごとく自滅、一気に8点を失った。「僕がつくった悪い流れを、後の投手に残してしまった。本当に反省の多い日」と話した。
唐川は「いつもできている修正ができなかった」。中盤に乱れた制球を立て直せなかった。5回に2失点し、追い付いてもらった直後の6回には無死満塁のピンチを残して降板。その後は守備陣が野選や失策、救援陣では伊藤が暴投で失点とことごとく自滅し、一気に8点を失った。「僕がつくった悪い流れを、後の投手に残してしまった。本当に反省の多い日」と敗因の全てを背負うようだった。
ロッテ・唐川の楽天戦の連勝が4で止まった。同点の6回、不安定な制球で無死満塁として降板すると、救援陣が誤算。左翼・角中がライナー性の打球を後逸するなど守備も乱れ、今季ワーストタイ1イニング8失点だ。唐川は「右打者の内角を投げられなかったし変化球も修正しきれなかった」と反省。対楽天戦は球団ワースト7連敗になった。
楽天野村克也監督（74）とロッテ・ボビー・バレンタイン監督（59）が、19日の試合前のメンバー交換の際に恒例の舌戦を展開した。まずは野村監督が「来年クビ？」と先制攻撃。ボビーも負けじと「クビ、クビ、同じ。同じ」と、指をさして反撃。さらにノムさん「来年はメジャーリーグ？」と言えば、ボビーは「野村さんはコーチで」と勧誘？した。両者笑顔で、見えない火花を散らしていた。
ロッテ小宮山悟投手（44）が今季限りでの現役引退を決意したことが19日、明らかになった。小宮山に近い関係者によると、04年にバレンタイン監督の強い要望でロッテに復帰した経緯があることから、今季限りで退任する同監督とともに自らも身を引く決意を固めた。今後は未定だが、プロアマ問わず球界の発展に尽くしたい考えを持っているという。ロッテ、横浜、大リーグのメッツ、浪人を経て再びロッテに戻った波瀾万丈の野球人生についに終止符を打つ。
「投げる精密機械」といわれ、長年ロッテを引っ張ってきた背番号「14」がついにユニホームを脱ぐ時がきた。今季1軍では1勝0敗。5月16日に約3年ぶりに1軍登録抹消された時は防御率が10.13まで膨らんだ。その試合後「投げろと言われれば投げるけど、結果が目に見える状況なのでしょうがない」と、もどかしい胸の内を吐露していた。その後2軍で11試合に登板したものの、1軍に上がることはなかった。
バレンタイン監督とのきずなが、パ・リーグ最年長右腕を支えていた。メッツを戦力外となり事実上の「引退」に追い込まれた03年に、あくまで現役続行にこだわり1人で練習を続けていた時、「力を貸してくれないか」と声をかけてくれたのがバレンタイン監督だった。1年間の浪人生活を経て異例の復帰を果たした。
恩人であり師でもある同監督が今季限りで退団することが、決断に至らせた。小宮山に近い関係者によると「バレンタイン監督が球団から必要とされずにチームを去るのであれば、監督の力になれなかった小宮山本人も身を引く、というのが理由のようだ」と話した。チームは2年連続クライマックスシリーズ（CS）進出が絶望的な状況で、監督が期待した中継ぎの役割をまっとうできなかった責任も感じていた。
20年間の現役生活に別れを告げる。2浪して早大野球部に入部し、エースとして20勝をマーク。89年ドラフト1位でロッテ入りするとトレードマークのサングラスと、顔の前にグラブを持ってくる独特のノーワインドアップ投法で人気を博した。93年には開幕戦から6試合連続完投勝利というプロ野球記録を樹立。当時のチームメートだった牛島から投球術を学び、打者との駆け引きを習得して97年には最優秀防御率賞も獲得した。
通算117勝を挙げてロッテの一時代を築いた男は、その言動も注目された。03年から05年まで早大人間科学部の科目履修生として、学生と二足のわらじをはいた。06年には早大スポーツ科学部大学院学術部に進み、投球フォームに関するバイオメカニクスを専攻。07年に修士課程を修了した幅広い知識は、ロッテでも数字では測れない影響力を与えた。
今後については未定だという。浪人時代に評論活動を通じて養った分析力や視野の広さに加え、日米球界にも精通している。さらに数学の教員免許も取得していることから、プロだけでなく早大を含むアマ監督にも支障はない。関係者によると「プロアマ問わず野球界発展に尽くしたいという意向を持っているようだ」と話した。これまで培った野球哲学を第2の野球人生でも発揮するに違いない。
西村徳文ヘッドコーチ（49）の来季監督昇格が決定しているロッテが、1軍投手コーチに元巨人投手の西本聖氏（53＝野球評論家）を招くことを決めた。
西本氏はこの日「まだ何も聞いていないが、そういう話があれば、野球人として嬉しいし、ありがたいこと」と語った。既に1軍打撃コーチにはBCリーグ・石川の金森栄治監督（52）、2軍打撃コーチには元中日コーチの長嶋清幸氏（47）の招聘が決定済み。元横浜コーチでロッテ球団職員の青山道雄氏（49）はヘッド兼1軍守備走塁コーチへの転身も決まっており、チームの全日程終了後に発表される。
西村徳文ヘッドコーチ（49）の来季の監督昇格で最終調整しているロッテは19日までにコーチ人事も固め、1軍投手コーチに元巨人投手の西本聖氏（53）、1軍打撃コーチには西武などでコーチを務めた独立リーグ、BCリーグ石川監督の金森栄治氏（52）を招くことを決めた。
ほかに外部からは2軍コーチに元中日コーチの長嶋清幸氏（47）を招聘し、元横浜コーチでロッテ球団職員の青山道雄氏（49）を1軍コーチに転身させる。これら球団がまとめた新体制案は、ロッテ本社に承認されれば正式決定し、チームの全日程終了後に発表される。
ロッテの石川晃副代表（48）は19日、来季の1軍投手コーチとして、西本聖氏（53）＝野球評論家＝の招聘に動くことを否定しなかった。「アクションを起こすのは、全てが終わってから。あとはノーコメント」と語るにとどめた。すでに球団では、西村徳文ヘッドコーチ（49）の2年契約での監督昇格と、西本氏を招聘する方針を固めている。今後はチームの全日程終了後の発表を目指し、条件など細部を詰める見込み。