楽天が今季9度目の3連勝で球団タイの67勝目、CSマジック12。楽天は2点を追う8回、憲史の2点タイムリー二塁打、高須の犠飛、嶋のタイムリーで逆転に成功。5人目・福盛が無傷の7勝目。チームは今季最多タイ・球団タイの貯金8、球団新のロッテ戦8連勝、今季6度目の同一カード3連勝で2位ソフトバンクとの差を2に縮め、4位西武との4差は変わらず。ロッテは今季8度目の3連敗、球団ワーストの宮城7連敗、7度目の同一カード3連敗で楽天戦の勝ち越しが消滅。2人目・内が04年6月15日以来の通算2敗目で救援初黒星を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 |
東北楽天 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | x | 6 |
千葉ロッテは今季何度も繰り返した継投の失敗で逆転負けした。バレンタイン監督は「(2点リードの8回から投入した)内が抑えてくれると思ったが…」と誤算を力なく振り返った。相手の楽天とは同じように、指揮官が今季限りで退任とされたが、ここまで明暗を分けてきた。積み上げてきたものが成果として出ている楽天に対し、4年前の優勝が一過性のものにさえ見える戦いぶりの千葉ロッテ。監督の「今日は今日で選手は集中していた」という言葉がむなしく響いた。
ロッテ小野が「感謝の白星」を挙げられなかった。楽天を7回2失点に抑え勝ち投手の権利を持って降板したが、まさかの逆転負け。21日にもCS出場が完全に消滅する。小野は試合後に「悔しいですね。今年を象徴しているような試合」と言葉を飲み込んだ。試合前に、師と仰ぐ小宮山の引退が発表された。「今までコミさんに言われたことを思い出しながら投げました。技術面、精神面全て教わった。自分なりの投球はできたと思う」としみじみ話した。序盤で勝てない日々が続いた時、小宮山から「お前のシュートは生きている。ストライクゾーンの中で勝負しろ」とアドバイスされ、7勝を積み上げた。今季残り1、2試合に登板する予定で、恩返しのチャンスはまだある。
ロッテはまたもリリーフ陣が試合を壊し、対楽天戦8連敗。
2点リードの8回、2番手の内が連打に死球で無死満塁として降板。慌てて荻野を投入したが、相手に傾いた流れは止められなかった。7回2失点と好投しながら8勝目を逃した先発・小野は「(引退を決めた)小宮山さんに色々教えてもらったことを思い浮かべながら投げた。気合も入っていたし、勝ちたかった…」。21日の結果次第では、CS出場の可能性が完全消滅する。
ロッテは楽天戦の勝ち越しが消滅した。2点リードの8回。内が無死満塁のピンチを招くと、3番手・荻野も楽天の勢いを止められなかった。連日の継投失敗で、カードワーストとなる8連敗。バレンタイン監督は「内が1イニングを抑えてくれると思ったが」と唇をかんだ。21日のソフトバンク戦(ヤフーD)で負けると、2年連続のBクラスが決定する。
ロッテは20日、小宮山悟投手(44)が今季限りで現役を引退すると発表した。球団には残らない。小宮山は「ここまでの野球人生でお世話になった方々に深く感謝をしております」とコメントを出し、21日に千葉マリンで会見を開く。
小宮山は90年にドラフト1位で早大からロッテ入り。制球力を武器に、97年には最優秀防御率のタイトルを獲得した。2000年から横浜、02年に大リーグのメッツでプレーし、03年に浪人後、04年にロッテに復帰した。今季11試合に登板して1勝0敗。日本での通算成績は454試合で117勝141敗3セーブ。
ロッテは20日、パ・リーグ現役最年長、44歳の小宮山悟投手が今季限りで現役引退すると発表した。18年目の今季は11試合で1勝0敗、防御率10.13。5月に出場選手登録を抹消されてからは2軍暮らしが続いていた。今後については未定だが、球団は何らかの形で残留要請するとみられる。21日に引退会見を行う。
現役にこだわり続けてきた44歳の小宮山が、男の決断を下した。“精密機械”の愛称で親しまれた右腕が、球界を去る。
「今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました。ここまでの野球人生で、お世話になった方々に深く感謝しております」と広報を通じコメント。球団側は「功労者だし、来年も続けて欲しい」と強く慰留してきたが、出場機会も減り引退を決意した。
バレンタイン監督とは深いきずながある。95年の1次政権で11勝(4敗)するなど先発で活躍した。02年には同監督率いる米大リーグ、メッツに在籍。03年には“浪人生活”を送ったが、バレンタイン監督の誘いで04年にロッテに復帰した。それだけに“恩師”の今季限りの退団も、引退の一因になったようだ。
復帰後は主に中継ぎを担当。若手には厳しくアドバイスした。一方で、揺れて落ちる魔球シェイクでスタンドを沸かせるなど、ファンに人気の高い選手でもあった。
バレンタイン監督は「素晴らしい人物で優れた選手。同じチームでプレーできて喜ばしい」と惜別の言葉をおくった。
ロッテ・小宮山悟投手(44)が20日、今季限りで現役を引退すると発表した。
21日に千葉マリンで引退会見を行う同投手は、球団を通じて「これまでの野球人生でお世話になった方々に深く感謝しております」とコメント。バレンタイン監督も「彼は素晴らしい人物で、優れたプレーヤーだった」と惜別の言葉を送った。小宮山は89年ドラフト1位で早大からロッテに入団。00年から横浜、大リーグのメッツでプレーし、1年間の“浪人生活”を経て04年にロッテに復帰した。通算成績は454試合で117勝141敗3セーブ。引退試合は25日からのオリックス3連戦(千葉マリン)で予定されている。
ロッテ小野が「感謝の白星」を挙げられなかった。7回2失点に抑えて勝ち投手の権利を持って降板したが、リリーフ陣が4失点と炎上し逆転負けを喫した。このカード3タテで対楽天8連敗。試合前に師と仰ぐ小宮山の引退が球団から発表された。「そういう意味でも勝ちたかった。今までコミさんに言われたことを思い出しながら投げました。技術面、精神面全て教わった。勝てなかったけど自分なりの投球はできたと思う」としみじみ話した。
ロッテは今季何度も繰り返した継投の失敗で逆転負けした。バレンタイン監督は「(2点リードの8回から投入した)内が抑えてくれると思ったが…」と誤算を力なく振り返った。
相手の楽天とは同じように、指揮官が今季限りで退任とされたが、ここまで明暗を分けてきた。積み上げてきたものが成果として出ている楽天に対し、4年前の優勝が一過性のものにさえ見える戦いぶりのロッテ。監督の「今日は今日で選手は集中していた」という言葉がむなしく響いた。
ロッテは20日、パ・リーグ最年長選手の小宮山悟投手(44)が今季限りで現役を引退すると発表した。球団には残らない。小宮山は球団を通じ「ここまでの野球人生でお世話になった方々に深く感謝をしております」とコメントした。
小宮山は1990年にドラフト1位で早大からロッテ入り。制球力を武器に、97年には最優秀防御率のタイトルを獲得した。2000年から横浜、02年には米大リーグのメッツでプレーし、04年にバレンタイン監督の誘いでロッテに復帰。ロッテ復帰後は主に中継ぎで投げてきたが、今季は力の衰えは隠せず、11試合に登板しただけだった。日本での通算成績は454試合で117勝141敗3セーブ。
ロッテの小宮山悟投手(44)が、今季限りで現役を引退することを発表した。
ロッテの公式サイトには「今シーズン限りでユニホームを脱ぐことを決めました。ここまでの野球人生で、お世話になった方々に深く感謝をしております」と、小宮山本人からのコメントが掲載されている。
また、引退の記者会見などは21日に行われる予定で、詳細は未定となっている。
小宮山は早大から89年のドラフト1位でロッテに入団。2年目の91年には2ケタとなる10勝(16敗)を挙げた。00には横浜に移籍し、移籍2年目には12勝(9敗)を挙げ、先発の軸として活躍した。
02年にはFAで米大リーグのニューヨーク・メッツに移籍したが、メジャーでは1勝もできず、04年にロッテに復帰した。日本での通算成績は443試合で116勝141敗3セーブ。