9月24日9月24日今季限りで退団するロッテのボビー・バレンタイン監督（59）が24日、今オフから米スポーツ専門局ESPNの解説者に就任することが明らかになった。ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙が報じ、テレビ業界関係者が「契約は完了。近日中にも発表できる」と認めた。契約期間は複数年で、年俸も好条件になっているという。
同監督は03年にもESPNに所属。人気番組「Baseball Tonight」を担当するなど、軽妙な話術で人気解説者となった。ロッテ退団にあたって同局幹部の熱心な誘いもあり、6年ぶりの古巣復帰を決めた。10月7日にシーズンを終え、その数日後には帰国予定で、早ければプレーオフの地区シリーズ途中から解説に入るという。
ただESPNは好条件を用意する一方で、メジャー監督への復帰にも意欲をみせる同監督に対し、期間内の契約破棄は認めない方針。もしメジャー監督に就任した場合は、同監督が違約金を支払う条項を盛り込んだという。また同局にはメッツ元GMで、02年に同監督を解任したスティーブ・フィリップス氏も解説者で所属。「犬猿の仲」が再び顔を合わせることになる。
ロッテ・瀬戸山隆三球団社長（56）が24日、千葉県の森田健作知事（59）にアドバイサー就任を要請する意向を示した。森田氏は27日のオリックス戦（千葉）で始球式を務める予定で、「森田知事と一緒になって、千葉県を元気にしていければ」と話した。
瀬戸山社長は07年、地元テレビ局の企画で森田知事と対談するなど、旧知の仲。また、知事は05年12月から社会人野球のクラブチーム・千葉熱血MAKINGで総監督（現・名誉監督）を務めるなど、大の野球好きとしても知られている。「元気な方だし、非常に野球を知っている」と瀬戸山社長。2年連続Bクラスのチームに熱血知事から活を入れてもらうつもりだ。
バレンタイン監督の「お別れセレモニー」が、千葉マリン最終戦となる10月6日の楽天戦で盛大に行われる。試合後にビデオ放映、ファンからのメッセージボード贈呈などを行い、同監督はグラウンドを1周してファンに挨拶する。
25日からのオリックス3連戦（千葉マリン）中は入場ゲートにファンからのメッセージ投函ボックスを設置するなど、多くのイベントを準備中で球団関係者も「敬意を表して盛大に送り出したい」と話している。
バレンタイン監督の後任は西村ヘッドコーチの監督昇格が決定済みで、組閣も着々と進んでいる。1軍投手コーチに元巨人投手の西本聖氏（野球評論家）、打撃コーチはBCリーグ・石川の金森栄治監督、バッテリーコーチには山中潔・日本ハム2軍バッテリーコーチの招聘を決めている。元横浜コーチでロッテ球団職員の青山道雄氏がヘッド兼守備走塁コーチへ転身。また高橋1軍打撃コーチの2軍監督就任と共に、参謀役として元中日コーチの長嶋清幸氏招聘も決定的となっている。
ロッテが森田健作・千葉県知事（59）に球団アドバイザー就任を要請するプランがあることが分かった。知事と親交ある瀬戸山球団社長は「そういう（アドバイザーの）アイデアはいいね。野球を知っている方だし、チームに元気を与えてくれると思う」とした。同知事は05年に社会人クラブチーム「千葉熱血MAKING」を設立して総監督（現在は名誉監督）を務めるなど野球とのかかわりも深い。
球団はこの日、森田知事が27日のオリックス戦（千葉マリン）で始球式を務めると発表。早ければ当日にアドバイザー就任を打診する可能性もあり「知事は大変元気な方。一緒に千葉を元気にしていきたい」と瀬戸山社長。2年連続Bクラスが確定するなど低迷が続くチームに“モリケン”の熱血魂を注入する。