10月2日10月2日ロッテがボビー・バレンタイン監督（59）のつける背番号2を来季から暫定的に封印する。瀬戸山隆三球団社長（56）は2日、球団事務所で「状況にはよりますが、恐れ多くてしばらくはつけられないんじゃないか。偉大なイメージがありますから」と、当分は誰にも付けさせない方針を明かした。
千葉マリンのスタンドでは「2」と書かれた旗がどの選手のものよりも多く振られている。ファンのための番号「26」と共にロッテでは特別な番号となっている。功績をたたえての永久欠番化には、球団では前例もなく否定的だが、バレンタイン監督のイメージを汚さないためにも、相応しい選手の登場を待つことになる。
今季、ホームユニホームでの背番号「2」が見られるのは6日の楽天戦（千葉マリン）が最後になる。その日に行われる退団セレモニーの内容に関しては、バレンタイン監督も「グッドだ」と太鼓判を押したという。瀬戸山球団社長は「最後は盛大に送り出してあげたい」と、対立やお家騒動を水に流して、最高の形での締めくくりにしたい考えを示した。
3日の日本ハム戦に先発予定の大嶺が、インフルエンザ騒動を乗り越えて勝利を目指す。浦和の寮では連鎖的に10人もの選手がインフルエンザに感染。前夜はマスクで防御しながら、荷物出しを行い、ホテルに宿泊した。「空気がどんよりしてました。感染者の部屋のドアには触らないようにって張り紙が張ってありました。最後の登板なんで納得のいく投球がしたい」と快投を誓った。
ロッテがフアン・カルロス・ムニス外野手（33）と契約延長で大筋合意していることが2日、分かった。
キューバ出身のムニスは今年2月に育成選手として入団し、3月末に支配下登録された。1軍出場はなかったものの、イースタン・リーグでは打率3割4分2厘で首位打者を獲得。日本ハム・中田の3冠王を阻止した。球団関係者は「今年はチャンスを与えてもらえなかったが、ファームであれだけの成績を残している。1軍で試してみたい」と高く評価している。
現在、2軍はインフルエンザ感染者が続出しているが、フェニックスリーグの参加を免除されたムニスは近日中に帰国予定。他の外国人選手では、シコースキー投手の去就は流動的で、バーナムJr.、ランビンの両内野手の退団は濃厚。助っ人としては「西村ロッテ」の残留第1号となりそうだ。
ロッテの大嶺が、インフルエンザをシャットアウトして日本ハム打線も封じる。3日の日本ハム戦（札幌ドーム）が今季ラスト先発となる右腕は、札幌移動前に千葉マリンで調整。2軍で13人がインフルエンザに感染したため、さいたま市内の寮を出てホテル暮らしが続く中「僕は大丈夫。いい投球で締めくくりたい」と意気込んだ。
ロッテのフアン・カルロス・ムニス外野手（33）が来季も残留することが2日、決定的となった。育成選手を経て3月に支配下選手登録されたムニスは今季1軍出場こそないものの、日本ハム・中田のイースタン3冠王を阻止する打率.342をマークして首位打者を獲得。球団関係者は「結果を残しているしチャンスを与えたい。外野の定位置争いで勝負してもらう」と説明した。