10月4日10月4日今季限りで退団するロッテのボビー・バレンタイン監督（59）が3日、ナ・リーグ東地区のマーリンズと監督就任に向けた極秘接触を図っていることが分かった。米スポーツ専門局ESPNが報じたもので、マ軍が同監督と連絡を取り合っているとした。マ軍は今春、ゴンザレス監督と11年まで契約を2年延長したばかり。だがロリア・オーナーが公式戦終了後に球団幹部と来季体制について話し合う予定で、現コーチ陣も来季白紙を伝えられて不安を感じているという。また1日にウェッジ監督を解任したインディアンスも、バレンタイン監督を後任候補に挙げていると報じた。同局は今オフから同監督を解説者に迎えると発表したばかりで、それだけに情報の精度には信憑性がありそうだ。
ロッテが、来季の新外国人選手としてリストアップしているフリオ・ズレータ内野手（34）を、11月からテスト生として合流させる。期間は鹿児島・薩摩川内市内での秋季キャンプ中の3日間前後。合格すれば、2年ぶりの古巣復帰となる。
日本通算6年間で145発を放ったズレータは、バレンタイン監督との対立から08年オフに戦力外通告。左手小指と中指を骨折した影響で、昨季は8本塁打と不振だった。
今年、WBCにパナマ代表として出場したものの、メキシカン・リーグでは打撃不振で途中解雇された。球団関係者は「手の骨折からどの程度まで回復しているかを見たい。全首脳陣と編成担当で見て、獲得するかを判断したい」と説明。チームは今季4番が固定されず、右の長距離砲は最大の補強ポイントだ。もしテストに合格しても昨季まで3億円だった年俸から大幅ダウンの2、3000万円前後になりそうだ。
ロッテが昨季まで在籍したフリオ・ズレータ内野手（34）を秋季キャンプにテスト生として参加させることが決まった。
球団関係者は「骨折した左手（中指と小指）の状態を見て判断したい」と説明。11月上旬に鹿児島・薩摩川内で首脳陣と編成スタッフ全員でチェックする。ズレータはバレンタイン監督との対立もあって昨オフ退団。ただ同監督は今季限りでの退任が決定済みで“出戻り”の支障はない。テストに合格すれば格安の年俸3000万円前後で獲得できる算段だ。
ロッテはフェニックスリーグ参加メンバーを発表。レン・サカタ2軍監督（56）の退任が決まっており、新体制が発表されるまで球団職員で来季1軍ヘッド兼守備走塁コーチ就任が決まっている青山道雄氏（49）が代理監督を務める。
米スポーツ専門テレビ局ESPNの電子版は3日（日本時間4日）、今季限りでロッテを退団するボビー・バレンタイン監督（59）が、インディアンスとマーリンズの監督候補に挙がっていると報じた。
イ軍は9月30日に成績不振を理由にウェッジ監督の解任を発表。後任候補に前監督のハーグローブ氏、レッドソックスのファレル投手コーチらをリストアップしていた。しかし、ファレル投手コーチについてはレ軍残留を強く希望していることから断念。新たな候補者として、バレンタイン監督が急浮上した。また、マ軍は今年2月にゴンザレス監督との契約を11年まで延長したが、今季も地区シリーズへの出場権を逃したことで、一部の米メディアは「来季の監督、コーチ人事は契約通りにいくとは限らない」と報道。レギュラーシーズン終了後に、オーナーのロリア氏が球団幹部と再度の話し合いを持つことになっている。
ESPNは先月29日、バレンタイン監督と4年の解説者契約を結んだことを発表。今年のリーグ優勝決定シリーズ、ワールドシリーズでの解説が決まっている。ただ、同監督は契約期間中に日米球団から監督就任の要請があった場合「自分がどの仕事を選ぶか決められるようになっている」と契約解除も付帯条件にあることを示唆。さらに「（同局との契約は）高額な条件だが、それより低い額でも監督のオファーがあればそちらを選ぶ気持ちがある」と現場復帰に意欲を見せていた。
バレンタイン監督は日本時間7日の楽天戦（Kスタ宮城）が今季最後の指揮となる。関係者は「イ軍、マ軍ともに近くバレンタイン監督と面談する準備がある」と話しており、02年のメッツ以来8年ぶりのメジャー復帰の可能性が出てきた。