ロッテは8日、千葉市内のホテルで西村徳文ヘッドコーチ(49)の監督昇格を正式に発表した。年俸5000万円(推定)で2年契約を結んだ。八木沢荘六元監督以来、16年ぶりの生え抜き監督となる。同新監督は「打撃、守備、走塁全てにアグレッシブな野球を目指す。目標は日本一しかありません」と力強く話した。背番号はコーチ時代からの78に決定。「七転び八起きということでコーチ時代から着けているので変えるつもりはありません」と、実直な人柄を物語る番号でチームを引っ張る。
脱バレンタインで、2年連続Bクラスに終わったチームを立て直す。「バレンタイン監督のいい部分は取り入れていく。ただ、投げ込み量や走り込み量が足りなかった気もするので、まずは1年間戦える体力づくりから始めたい」と話した。21日の主力組による秋季キャンプ(鹿児島・鴨池)から始動。アーリーワークや夜間練習も導入したい考えだ。チームの顔となるキャプテンには西岡剛内野手(25)を指名した。
また投手コーチに西本聖氏(53)、打撃コーチに西武、ヤクルトなどで活躍した金森栄治氏(52)が就任することも決定し、近日中にもコーチ陣容を発表する。
ロッテは8日、来季監督に西村徳文ヘッドコーチ(49)が昇格すると発表した。2年契約で年俸5000万円で、背番号はコーチ時代と同じ「78」。八木沢荘六氏以来、16年ぶりの生え抜き監督は「私は私の野球をやりたい。私の考えではメンバーを固定したい」と宣言。バレンタイン監督が多用した日替わりオーダーを撤廃するなど“脱ボビー化”を誓った。
5年ぶりのV奪回へ、西村監督はまず“地獄のキャンプ復活”をマニフェストに掲げた。「私自身が無名でプロ入りした。選手は必死に練習していくことが大事。まずは1年間、戦える体を作り上げる」。昨年までの秋季練習は、1日3時間前後。投手には投球制限が課され、他球団に比べると、練習量は圧倒的に少なかった。「練習で競争してもらいたい」。自身はプロ1年目の82年に両打ちに転向し、猛練習で1軍定着。90年には首位打者を獲得した。7年ぶりの秋季キャンプでは早朝・夜間練習も辞さない“スパルタ体制”で、2年連続のBクラスのチームを立て直す考えだ。
来季のキャプテンには切り込み隊長の西岡剛内野手(25)を指名。球団には長距離砲、救援投手の獲得をお願いした。「球団への愛情は誰にも負けない。常勝軍団を作るために全力で頑張る」。自らの性格を「負けず嫌い」と分析する新指揮官の下、ボビーロッテから劇的に生まれ変わる。
ロッテは8日、来季の新監督に西村徳文ヘッドコーチ(49)が昇格すると発表した。2年契約で契約金はなく、年俸は5000万円。背番号はコーチ時代と同じ「78」。八木沢監督以来、16年ぶりとなる生え抜き監督は、千葉市内のホテルで行われた就任会見で“脱ボビー”を宣言した。
ボビーの参謀役として支えてきたからこそ、見えた部分がある。今季5位に低迷したチームの再建を託された西村新監督。テーマはバレンタイン流からの脱却だ。
「取り組むことはたくさんある。まずは、1年間戦う体力作り。投手に関しては投げ込み、走り込みの量が足りなかった」。バレンタイン前監督は過度の練習によるけが防止などを理由に、練習を効率化した。しかし、裏を返せば、練習はほどほど…。西村監督は「練習量はかなり多くなる」と断言。キャンプ中のアーリーワーク(早朝練習)や夜間練習の導入も示唆した。
采配面でも違いを見せる。この6年間は日替わりオーダーが話題を集めたが「僕の考えではメンバーを固定したい」。エンドランなどの積極策を好むボビーに対し「今までの反省から細かいことをしっかりやらないと」と、犠打などの重要性を訴えた。さらに西岡をキャプテンに指名することで、チームの若返りもはかる考えだ。
「目標は優勝しかありません」。台風18号の影響を受け、仙台−東京間の新幹線で約1時間足止めされ、会見開始が2時間遅れるというハプニングもあったが、大仕事への意欲は変わらない。“嵐の船出”からV奪回を目指す。
ロッテは8日、退団するボビー・バレンタイン監督(59)の後任として、西村徳文ヘッドコーチ(49)が昇格すると正式発表した。2年契約で年俸は5000万円。八木沢元監督以来、16年ぶりとなる生え抜き監督は「七転び八起きの考えは変わらない」として背番号はコーチ時代と同じ「78」になる。
2年連続Bクラスからの再建へ。新監督は“脱ボビー”を掲げた。「私の野球をやる。まず1年間戦えるだけの体力を付けること。僕自身が練習で結果を残してきた。量的にはかなり多くなる」。
大きな改革点は4つだ。
だ。(1)は他球団からも低迷の一因と指摘された全体練習の少なさ、軽めの調整から一転、7年ぶりに秋季キャンプを復活させる。16日から鹿児島・薩摩川内で行うキャンプでは投げ込みを解禁。アーリーワーク導入など“地獄の猛練習”を課す。
(2)〜(4)も徹底して意識改革を図る。同時に来季新キャプテンには西岡を指名し「西岡みたいな若い選手にやってもらわないと。チームを引っ張る上で適任」。常勝軍団形成へ補強ポイントには4番を任せられるパワーヒッター、今季固定できなかった抑えを挙げた。
「目標は優勝しかありません。走攻守すべてでアグレッシブな姿勢を出していく」。新生ロッテの第一歩はイメージを一新した“西村流”で踏み出す。
前監督の野球を継承するかと問われたときだった。慎重だった新監督が即座にこれを否定した。「いや、来年からは私の野球をする。人間はいいところばかりではない」−。特異なバレンタイン野球からの決別宣言だった。
参謀役としてチームが抱える構造的な問題は熟知していた。「細かいプレーを徹底してやってもらう」。進塁打のサインすらなかった攻撃、決め事が少なかった守備に、まずは「セオリー」というメスを入れる。
そして不在だった4番とエースの確立だ。日替わりオーダーは絶対的な中軸打者の台頭を阻んできただけに「メンバーは固定していきたい」。既に打順が頭にあるそうで、フロントには長距離砲の補強を要望した。
エースは自覚を持たせ、修羅場をくぐらせることで育つ。一定の順番を守ってきた先発ローテーションはカードの重要度に応じ、変えていく。
明らかな練習不足の解消に、投手には投げ込みの解禁、打者には「アーリーワーク」導入も視野に入れる。乱れが目立つユニホームの着こなしや髪形への自由な方針も「変えることになるかもしれない」。新監督が前任者から引き継ぐのは1年目から劇的に改革する意気込みぐらいか。
ロッテ・西村新監督が発表されたことで、バレンタイン前監督は「1995年には選手、2004年からはヘッドコーチとして、そして友人として自分のすぐ近くにいてくれた」と話した。その上で「彼ならば、いつでもどんな状況でも、正しい判断、決断を下してくれると思ってもらっていい」と次期監督として太鼓判を押した。
ロッテは8日、バレンタイン監督に代わる来季の新監督に西村徳文ヘッドコーチ(49)が昇格すると発表した。2年契約で、契約金はなく年俸は5000万円。背番号はコーチ時代と同じ「78」。ロッテでは八木沢荘六元監督以来、16年ぶりの生え抜き監督は「球団への愛情は誰にも負けない。常勝軍団をつくるために全力で頑張る」と抱負を述べた。
西村新監督は22日、鹿児島の秋季キャンプで本格始動する。2年連続Bクラスチームの再建へ、早くも来季キャプテンに西岡を指名。目指すスタイルについては「私の野球をやる」と前監督と一線を画すことを強調。「私自身が無名でプロ入りした。必死に練習するのが大事」と猛特訓復活の考えも示した。
西村新監督は宮崎・福島高から鹿児島鉄道管理局を経て1982年にドラフト5位でロッテ入り。チーム一筋にプレーし、俊足巧打を武器に首位打者や盗塁王に輝いた。97年の現役引退翌年からコーチを務めていた。(金額は推定)
ロッテは8日、バレンタイン監督に代わる来季の新監督に西村徳文ヘッドコーチ(49)が昇格すると発表した。グレーの球団旗に似た色のネクタイを締めた西村新監督。愛着あるチームの再建に意欲を見せた。
ロッテは8日、新里賢捕手が現役を引退し、スカウトに転身すると発表した。
千葉ロッテは8日、ヘッドコーチだった西村徳文氏(49)の監督就任を発表した。2年契約で推定年俸は5千万円。背番号は変わらず「78」。千葉市美浜区内のホテルで記者会見した西村新監督は「この球団に対する愛情は誰にも負けない。アグレッシブな姿勢を前面に出した野球をしたい」と抱負を語った。
西村新監督は現役、コーチ時代を含めロッテ一筋。チームを誰より知る新指揮官は、西岡を主将に指名。2年連続Bクラスに低迷したチーム立て直しに向け「細かいプレーをしっかりやらないと勝てない」と、配置転換も含めた救援陣の充実と長距離打者の補強をポイントに挙げた。
また「投手の投げ込む量、走り込む量が足りなかったのではないかと思う」と話し、練習量アップを明言。シーズン中の早出練習も考えているという。
“西村ロッテ”は22日、鹿児島市での秋季キャンプで本格始動する。ロッテでは八木沢荘六氏以来、16年ぶりの生え抜き監督に瀬戸山隆三球団社長は「選手から大変信頼があり、常勝軍団をつくり上げるのにベストな監督」と話した。