パ・リーグは11日、レギュラーシーズンが終了、個人成績の打撃部門では楽天鉄平外野手が首位打者に輝き、プロ9年目での初のタイトルを獲得した。西武中村剛也内野手が48本塁打と122打点で2年連続本塁打王と初の打点王の2冠。西武中島裕之内野手は、最多安打173と最高出塁率3割9分8厘をマークした。盗塁王は3年連続で西武片岡易之内野手が獲得。投手部門は最多勝を16勝の西武涌井秀章投手が2年ぶり2度目、最優秀防御率は1.73の日本ハム・ダルビッシュ有投手が初めて手中にした。
パ・リーグはこの日、交流戦を含む今季の観客動員数を発表し、総観客数は970万7451人で、1試合平均は前年比1.6%増の2万2471人だった。球団別では、リーグ優勝した日本ハムが前年比6.3%増の199万2172人で2位。ソフトバンクがトップを守ったが昨季から微減だった。3位西武は7.2%増。低迷したロッテは8.5%と大幅減の4位。5位にはオリックス、6位ながらCS初進出を決めるなど躍進した楽天は4.7%増で初めて120万人台に乗せた。また、平均試合時間3時間以内(9回試合のみ)を両リーグで目標に掲げたが、パは3時間8分だった。
パ・リーグ観客動員数 | |||||
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球団 | 試合 | 観客数 | 1試合平均 | 昨年 | 前年比 |
ソフトバンク | 72 | 2245969 | 31194 | 2250044 | -0.2 |
日本ハム | 72 | 1992172 | 27669 | 1873931 | +6.3 |
西武 | 72 | 1515045 | 21042 | 1413583 | +7.2 |
ロッテ | 72 | 1465189 | 20350 | 1601632 | -8.5 |
オリックス | 72 | 1285907 | 17860 | 1266765 | +1.5 |
楽天 | 72 | 1203169 | 16711 | 1149061 | +4.7 |
合計 | 432 | 9707451 | 22471 | 9555016 | +1.6 |
ロッテがドラフト上位候補に慶大の左腕エース中林伸陽投手(4年=慶応)をリストアップしていることが11日、明らかになった。石川晃副代表は「6大学で鍛えられた選手はプロでも結果を残している」と高く評価。中林は高校時代から抜群の制球力で甲子園へと導き、大学進学後も競争を勝ち抜いてエースに成長した。プロ入り後も即戦力として、期待されている。
ロッテのチーム事情も影響している。左投手は先発こそ成瀬がいるものの、リリーフは川崎、根本とやや手薄な状態。同副代表は「フロントとしては左投手が欲しい、ということはスカウトに伝えている」と補強ポイントの筆頭に挙げた。1位候補は花巻東・菊池雄星だが競合必至。左投手は入念に調査を進めており、中林以外には智弁和歌山・岡田俊哉もリストアップしている。
ロッテが29日に迫ったドラフトの上位指名候補に慶大・中林伸陽投手(22)をリストアップした。巧みな投球術を高く評価する球団関係者は「左投手はどうしても欲しい。中林は力強さも増してきたし、上位じゃないと獲れない」と説明。球団では1位指名の最有力候補に花巻東・菊池を挙げているが競合は確実な上、菊池がメジャー挑戦も視野に入れていることから、同じ左腕の中林の2位以上での指名を検討している。
東京六大学リーグ通算18勝の中林は最速147キロの直球に加えカーブ、チェンジアップ、スライダー、フォークなど切れのある変化球も多彩。今秋は5試合に登板しリーグトップタイの4勝(1敗)、防御率1.88と春から大きく成長を遂げた。複数の球団が上位候補に挙げる逸材だ。チームの先発陣で左腕は成瀬1人だけ。救援陣も駒不足とあって今オフの補強ポイントとなっている。
慶大選手の指名となればロッテでは01年・喜多隆志以来で、投手に限ればドラフト制以降初となる。「東京六大学で鍛えられた選手は、プロでも結果を残している人が多い」と球団関係者の期待も大きく、イケメン慶応ボーイを指名する可能性は高い。
ロッテは今秋のドラフトの上位候補として、慶大の左腕・中林伸陽投手をリストアップした。獲得となれば、投手としては球団史上初の慶大出身となる。1位候補の花巻東・菊池雄星は競合必至とあって、左では智弁和歌山高・岡田俊哉らも上位候補に入れている。「今年は何としても左投手が欲しい。中林は非常に楽しみな存在」と球団関係者。先発ローテ入りのサウスポーは成瀬だけとあり、鼻息は荒い。
パ・リーグはレギュラーシーズンが終了した11日、交流戦を含む今季の観客動員数を発表し、総観客数は970万7451人で、1試合平均は前年比1.6%増の2万2471人だった。
球団別では、リーグ優勝した日本ハムが前年比6.3%増、199万2172人で2位。ソフトバンクがトップを守ったが昨年から微減だった。
3位の西武は7.2%増。低迷したロッテは8.5%と大幅減の4位。5位にはオリックス、6位ながらクライマックスシリーズ初進出を決めるなど躍進した楽天は4.7%増となり、初めて120万人台に乗せた。
平均試合時間3時間以内(9回試合のみ)を両リーグで目標に掲げたがパは3時間8分だった。