10月21日10月21日ロッテが脱・伸び伸び野球で5年ぶりV奪回を目指す。今季5位に終わった屈辱を晴らすべく、21日にキャンプ地の鹿児島・鴨池入り。夕方には西村徳文新監督（49）が初ミーティングを行い、早速活を入れた。「これからは練習中のユニホームの着こなしや髪形についても指導していく。プロ野球を目指している子供達も見ている訳だから、今までのやり方を考え直さなきゃいけない」と話した。
バレンタイン前監督の下では、練習中にTシャツ、短パン姿で帽子をかぶらなくてもOKだった。今後はアップ中から帽子、ユニホーム着用で、ユニホームのすそはズボンに入れることを徹底させる。新キャプテンに就任した西岡は「今まで自由すぎたので、当たり前のことに戻すことが特別になっていた。大きな問題が生じることはない」と、口元を引き締めた。髪形も、茶髪やコーンロウなど人一倍こだわりを持ってきたが、今キャンプに合わせて黒く染め直した。
本格的な秋季キャンプを前に、ロッテ・西村新監督が初の全体ミーティングを開き「練習中、シャツはズボンの中に入れる。帽子もかぶること」とナインに通達。自由だったバレンタイン前監督時代は楽天・野村監督に苦言を呈されたが、打撃練習でヘルメット着用も義務づけるなど新監督は身だしなみから厳しく指導する。これまで派手な髪形も話題になった新主将の西岡は「今までが自由すぎた。自覚を持って行動したい」と話した。
ロッテの清水直行が今オフ、FA権を行使してメジャー挑戦する意向を口にした。「FA宣言するなら海外。メジャーへの気持ちは変わらないし、憧れは当然ある」。
昨オフに2年契約を結んだが来季の契約は清水が選択できる特約条項が盛り込まれており、メジャー移籍に支障はない。親友のオリオールズ・上原から情報収集も行い「残りの野球人生を考えると色んな文化を吸収したい考えもある。条件が整えばメジャーに行きたい」。近く球団と話し合い、結論を出す。
ロッテの清水直行投手（33）が今オフにフリーエージェント（FA）権を行使してメジャー移籍を検討していることが21日、分かった。昨オフに球団と総額5億2000万円の2年契約を結んでいたが、「メジャーへの憧れの気持ちは変わらない。色んな条件が整えば」と明かした。
2年契約2年目となる来季の年俸は、成績に関係なく4000万円上がる2億8000円。異例の変則複数年で、2年目の更新と破棄を決められる選択権も勝ち取っていた。メジャー志向を公言している右腕は、今年6月に海外移籍可能なFA権を取得。「去年とは状況が全然違う。残りの野球人生を考えても、色んな文化を吸収したい」と揺れる思いを激白した。
国内FA権を取得した昨オフは、阪神など複数球団が獲得へ調査していた。FA宣言すれば、国内からも熱い視線が注がれることになりそうだが、「FAするなら海外。ロッテは好きだし、お世話になっている。他球団へは100％ない」と国内移籍は封印する考えだ。
この日、主力選手主体の鹿児島・鴨池キャンプに向け、空路で移動。球団との来季交渉は秋季キャンプ中にも行われ、早ければ11月上旬にも態度を表明する。「メジャーは野球人なら誰でも憧れる場所。色んな方と話して、考えを固めていこうと思う」。ロッテ残留か、夢のメジャー移籍か−。プロ10年で通算93勝を挙げたベテランの決断に注目が集まる。