わたしはかもめ2009年鴎の便り(10月)

便

10月23日

FAサブローメジャーも国内他球団は否定[ニッカン]

FA権を取得しているロッテ・サブロー外野手(33)が23日、権利を行使して国内他球団へ移籍する可能性を否定した。「国内ならロッテでいいと思っている。ただ、メジャーへの夢があるからね。実際に具体的な話がないと考えられないけど」と、メジャー移籍の可能性は低いものの、選択肢を2つに絞って最終決断する。

昨年はメジャー移籍を真剣に考えながらも、第3子の誕生を控えていたこともあり、断念した。今年はリーグ3位の打率3割1分4厘を残し、プロ15年目で自身最高成績を残した。さらにPL学園の先輩にもあたる金森栄治氏(52)が1軍打撃コーチに就任したこともあり、環境の整ったロッテで技に磨きをかけたい思いも強いようだ。

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サブロー、FA行使せず残留へ…ロッテ[報知]

ロッテのサブロー外野手(33)が今オフのFA権を行使せず残留する可能性が23日、高まった。以前からメジャー挑戦へ強い意向を示していたが、「国内はロッテしかない。メジャー?夢は今でもある。ただ、具体的なオファーでないと考えられない」と残留へ前向きに話した。

今季は日本球界復帰した井口の打撃を手本とし、自己最高の打率3割1分4厘、22本塁打をマーク。その井口が打撃の恩師と慕う金森氏が今オフ、1軍打撃コーチに就任。「金森さんはPL学園高の先輩。野球がもう少しうまくなれそうな気がする」と、気持ちを固める一因となったようだ。

ロッテは8選手がFA権を取得しているものの、ここまで行使を視野に入れているのは清水と橋本将。大量流出を免れ、「西村ロッテ」は05年以来の日本一へ挑むことになりそうだ。

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FAのサブロー「国内ならロッテ、メジャーは夢」[スポニチ]

FA権を保有するロッテ・サブローが権利を行使せず残留する。鹿児島・鴨池キャンプに参加しているサブローは「国内ならロッテ残留。メジャーは今でも夢」とメジャー志向を明かしながらも、PL学園の先輩である金森新打撃コーチの加入が残留を後押しする。

「先輩だし、もう少しうまくなりそうな気がする。来年の僕はもっと楽しみですよ」。金森コーチの愛弟子・井口が加入した今季は、井口の打撃を参考に共に自己最高の打率.314、22本塁打。今キャンプ中はさらなる技術向上へ早速、同コーチの指導を受けている。西岡新主将のバックアップも約束しており、ロッテで優勝という夢を目指す。

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“熱血”金森新コーチ「全ては勝利のために」[スポニチ]

“金森塾”の熱血指導が熱を帯びてきた。ロッテの主力組中心の鹿児島・鴨池キャンプ2日目。今キャンプ初のフリー打撃も行われ、金森新打撃コーチが身ぶり手ぶりを交えてアドバイス。金森コーチは「足が短いし、ロッテのユニホーム、似合っているかなあ…。みんなに聞いているんだけど」と言いながらも、すっかりチームにとけ込んでいる。

選手だけでなく効果的なトレーニングを行うため、トレーナーや打撃投手にも独自の打撃理論を伝授する同コーチは「全てはチームの勝利のためにやっていく。選手には打撃をもう1度見直してもらい、もっと追究してもらいたい」と意気込んでいる。

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インディアンズとボビー面談

ロッテ前監督のボビー・バレンタイン氏(59)が22日、監督候補の1人としてインディアンス幹部との面談に臨み、就任への意欲を語った。日本で6シーズンを過ごし「ア・リーグも(イ軍が所属する)中地区のことも知らない。新しい選手が増えて、今は何とか覚えようとしているところ」とブランクを感じつつも「必要とならば、1日28時間を費やすぐらいの気持ちで、全てを勉強するつもりだ」と情熱的に訴えた。前ナショナルズ監督のマニー・アクタ氏や、ドジャースのドン・マッテッィングリー打撃コーチらがライバル候補に挙がっているが、バレンタイン氏はメジャー通算1117勝と実績では大きくリードしている。

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ロッテ再建秘策は「縁なし気兼ねなし」投球コーチに西本氏[夕刊フジ]

23日の巨人Vs中日のクライマックスシリーズ第3戦のテレビ解説を務めた江川卓氏(54)。一時は来季ロッテ監督情報が流れたが、実現せず。ロッテ入りしたのは、江川氏の現役時代の宿命のライバル、西本聖氏(53)だった。投手コーチ就任だが、その経緯がいかにも西本氏らしい。

「ロッテと縁があったのは、チョコレート、ガム、アイスクリームくらいです。とくにアイスクリームはお気に入りで女房と一緒に毎日のように食べてます」。こう語る西本氏にとって、全く縁がなかったロッテの投手コーチ就任は、最高の出来事だったという。

西本氏
「僕は誰か人の世話になって売り込むとかいうのは、嫌いなんですよ。結果的にお世話になった人に迷惑をかけることになるかもしれないしね。そういう意味で全く縁のなかったロッテ球団から声を掛けてもらい、本当に感謝しています。理想的ですからね。西村監督とお会いして話をしたのも、初めてです。」

プロ野球界のコーチ人事は、監督かフロント首脳の人脈から決まるのが常識になっている。が、現役時代から独立独歩で、ドラフト外から巨人のエースの座に上り詰めた西本氏らしいロッテの投手コーチ就任だ。「僕は投手の側に立つコーチになりたいんですよ。巨人時代に投手コーチ(皆川睦男氏)と衝突しているしね。『チームのために』ではなく、『自分が勝つために』やって欲しい。それがひいてはチームのためになる訳ですから」。

こう明言する西本氏の言葉の裏には、自らのドラフト外からの“はい上がり人生”がある。

巨人入団時は同期でドラフト1位だった、甲子園のスーパースター・定岡正二氏に負けまいと猛練習で当時の長嶋茂雄監督の目を引いた。

定岡氏に勝った後は、怪物投手といわれた江川卓氏へライバル意識を燃やし、エースの座を競った。その結果、江川氏の通算135勝に対し、165勝をあげている。ドラフト外投手の最多勝記録だ。元祖・雑草魂をロッテ投手陣に注入する。

「ロッテには大嶺、唐川という期待できる若い投手がいる。成瀬もまだ24歳。これからですよ。あとは33、34歳の清水直、渡辺俊介、小野、小林宏(31)らにもう一踏ん張りしてもらってね。これまでメジャー流で走り込み、投げ込みを禁止されていたというが、それじゃダメですよ。『二ケタ勝ちたい』と思ったら、それだけの強い気持ちを持って練習をしないと」。

ロッテ投手陣再生へ、縁故なし、誰にも気兼ねがいらない西本氏流の管理術が見物になる。

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