わたしはかもめ2009年鴎の便り(10月)

便

10月26日

フリーエージェント資格選手公示

2009年度のフリーエージェント(FA)資格選手が公示されました。今年、国内FA資格を取得したのは17名、海外FA資格を取得したのは18名(うち再度の取得が4名)、すでに国内FA資格を有する4名、海外FA資格を有する48名と合わせて、計87名がFA資格選手となった。

今年国内FA資格を取得した選手(17名)国内FA資格を有する選手(4名)今年海外FA資格(国内FA資格も含む)を取得した選手(18名)海外FA資格(国内FA資格も含む)を有する選手(48名)
北海道日本ハム
藤井秀悟
森本稀哲
坪井智哉
建山義紀
金子誠
中嶋聡
稲葉篤紀
二岡智宏
東北楽天
高須洋介
藤井彰人
礒部公一
山崎武司
憲史
小坂誠
福岡ソフトバンク
多村仁志柴原洋
松中信彦
本間満
村松有人
埼玉西武
石井義人土肥義弘▲ 江藤智
西口文也
平尾博嗣
千葉ロッテ
小林宏之
井口資仁
大塚明橋本将
小野晋吾
清水直行
サブロー
福浦和也
堀幸一
高木晃次
▲ 小宮山悟
オリックス
菊地原毅
濱中治
カブレラ
川越英隆ローズ
北川博敏
大村直之
高波文一
巨人
阿部慎之助高橋尚成
古城茂幸
ラミレス
○ 豊田清
大道典嘉
木村拓也
谷佳知
藤田宗一
高橋由伸
中日
英智清水将海森野将彦
○ 谷繁元信
▲ 井上一樹
▲ 立浪和義
山本昌
平井正史
岩瀬仁紀
井端弘和
荒木雅博
東京ヤクルト
五十嵐亮太
福地寿樹
○ 木田優夫
宮本慎也
▲ 城石憲之
阪神
藤本敦士
赤星憲広
福原忍今岡誠
桧山進次郎
金村曉
広島
横山竜士
倉義和
▲ 緒方孝市
前田智徳
東出輝裕
石井琢朗
横浜
木塚敦志森笠繁
○ 仁志敏久
工藤公康
佐伯貴弘
金城龍彦

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ロッテがWBC2冠韓国4番金泰均獲得へ[ニッカン]

ロッテが今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で韓国の4番として活躍した金泰均(キム・テギュン)内野手(27=ハンファ)の獲得へ向けた調査を開始することが26日、分かった。金は今季FA権を取得。WBCでの強打が世界的に知れわたったことで、楽天などが獲得に興味を示している。そんな中、韓国にも球団を持ってパイプがあるロッテが、補強候補にリストアップした。

来シーズンへ向け、大砲の獲得が急務だった。かねて石川球団副代表は「外国人で4番を打てる選手が欲しい」と、現状の戦力を見定めた上で補強ポイントを挙げていた。メジャーや南米などを含め、現在6人程度に絞りこまれたという補強リストの中に、「アジアの大砲」も入っていた。

金はWBCで日本と優勝を争った韓国の主砲。9試合で打率3割4分5厘、3本塁打、11打点と活躍、満票で一塁手のベストナインにも選出された。MVPを獲得した松坂(レッドソックス)からは、東京ドームの左翼へ看板直撃の特大弾を放った。持ち前の長打力で、韓国の準優勝に大きく貢献した。

打撃だけでなく、ゴールデングラブ賞を受賞するなど、守備の評価も高い。バレンタイン体制から一新し、西村新監督のもと、大砲と中継ぎ投手の補強は必要不可欠。韓国残留を含め争奪戦は必至だが、負けてはいられない。

金泰均(キム・テギュン)
1982年5月29日、韓国生まれ。天安北一高から01年にハンファ入団。同年に打率3割3分5厘、20本塁打で新人王獲得。05、08年ゴールデングラブ賞。08年31本で本塁打王。今春の第2回WBCでは本塁打、打点の2冠でベストナイン。184センチ、100キロ。右投げ右打ち。09年推定年俸4億2000万ウォン(約3352万円)。

◇1位は雄星、外れても左腕

ロッテが、29日のドラフト会議で花巻東・菊池雄星投手(3年)の1位指名を決めた。26日、千葉市内の球団事務所でスカウト会議を開き、フロント、スカウト全会一致で決定。石川晃副代表は「競合覚悟です。でも抽選で当たるかもしれないし、左のNO.1ですから」と話した。さらに外れ1位も左投手を指名することを決めた。智弁和歌山・岡田俊哉(3年)、慶大・中林伸陽、立命大・藤原正典(ともに4年)、トヨタ自動車・中沢雅人(24=中大)らの名前を挙げた。全体では3、4人の指名を予定している。

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ロッテ来季4番候補に韓国の主砲・金東柱[スポニチ]

ロッテが韓国代表の元4番、斗山の金東柱内野手(33)の獲得を目指す。球団は右の大砲と左腕を今オフの補強ポイントに挙げて、新外国人をリストアップ。その中で強打の金東柱が浮上した。韓国で通算233本塁打。00年シドニー五輪、06年WBC、そして金メダルを獲得した昨年の北京五輪で韓国代表の主軸を打つなど実績は申し分ない。昨オフも獲得に向け調査を進めたが、バレンタイン前監督が球団への報告なしに身分照会の手続きを行ったため獲得が見送られた経緯もある。西村新監督も4番候補の補強を公言。金東柱ならば条件に合致する。

球団は8月下旬に石川球団副代表を韓国へ派遣。ハンファの金泰均もリストに残っているが、石川副代表が「韓国人選手は金額が高い」というようにネックは金銭面。FA権を保有し今季年俸約5600万円の金東柱を獲得する場合、1億円以上が必要となる。だが、日本球界移籍を熱望する金東柱は昨オフ「金額にはこだわらない」としており、大幅に譲歩する可能性もある。今後は条件面を調整しながら獲得を目指す。

金東柱(キム・ドンジュ)
1976年2月3日生まれの33歳。高麗大から98年OB(現斗山)入団。00年シドニー五輪韓国代表で4番を務め銅メダル獲得。昨夏北京五輪は5番・三塁で金メダル獲得に貢献。今季はリーグ4位の打率.353、19本塁打、86打点。通算1301試合で1394安打、打率.314、233本塁打、919打点。1メートル80、98キロ。右投げ右打ち。

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ロッテ西村監督、菊池を引き当てるぞ![スポニチ]

ロッテは千葉マリンで瀬戸山球団社長、石川球団副代表も出席してスカウト会議を開き、花巻東・菊池の1位指名を正式決定。石川副代表は「1位で行くしかないでしょう。高校生と見ていないし即戦力だと思っている」と説明して西村新監督がクジを引くことを明言した。 外れ1位も左腕中心にトヨタ自動車・中沢、慶大・中林、立命大・藤原、智弁和歌山・岡田らをリストアップ。また、大嶺の弟、八重山商工・大嶺翔太も上位候補に挙げた。

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ロッテ、雄星1位氏名決定[報知]

ロッテは25日、千葉マリンでスカウト会議を開き、花巻東・菊池の1位指名を決定した。石川副代表は「菊池君でいくしかない。スカウト全員が欲しいということになった。即戦力として見ている」と断言。くじ引き役は西村新監督に決まった。また、外れ1位候補にはトヨタ自動車・中沢、慶大・中林、智弁和歌山高・岡田ら左投手をピックアップと、徹底した左腕狙いでいく。

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ロッテ、菊池1位指名へ!大嶺弟も候補[サンスポ]

ロッテは26日、千葉市内の球団事務所でスカウト会議を開き、29日のドラフト会議で岩手・花巻東高の菊池雄星投手を1位指名すると発表した。左腕の先発投手はチームの強化点で、石川晃球団副代表は「スカウト陣が菊池でいきたいということだった」と述べた。そのほかの上位候補にはロッテ・大嶺の弟の翔太(沖縄・八重山商工高)が挙がった。菊池については日本ハム、楽天、中日、阪神が既に1位指名を明らかにしている。競合は確実で、ロッテは抽選に西村新監督が臨む予定。

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小宮山vs.ボビー(後編)[ニッカン]

2002年のシーズンが終わり、小宮山悟投手は帰国する。メジャーから帰った小宮山は、まだ投げられる、もう1度マウンドに立ちたいとの強い意志を持ってプロ野球界からのオファーを待った。しかし、年が明け2003年の春を迎えても名乗りを上げる球団がなく、母校早稲田大学の野球部の練習を手伝いながら、普段通りのトレーニングを重ねる。きっと自分を必要とする球団が現れる、いつでも投げられると信じて過ごす毎日だった。

2003年のシーズンオフ、千葉ロッテ・マリーンズの監督にボビー・バレンタインが復帰。一方小宮山はトレーニングのかたわら、野球評論家として活動する中、あくまで自分は「現役投手」だと主張。これをバレンタイン監督に認められ、2004年には念願のプロ野球復帰を果たす。バレンタイン監督の「力を貸してくれ」という一言が決め手となった。

2002年のシーズンが終わり、小宮山悟投手は帰国する。メジャーから帰った小宮山は、まだ投げられる、もう1度マウンドに立ちたいとの強い意志を持ってプロ野球界からのオファーを待った。しかし、年が明け2003年の春を迎えても名乗りを上げる球団がなく、母校早稲田大学の野球部の練習を手伝いながら、普段通りのトレーニングを重ねる。きっと自分を必要とする球団が現れる、いつでも投げられると信じて過ごす毎日だった。

2003年のシーズンオフ、千葉ロッテ・マリーンズの監督にボビー・バレンタインが復帰。一方小宮山はトレーニングのかたわら、野球評論家として活動する中、あくまで自分は「現役投手」だと主張。これをバレンタイン監督に認められ、2004年には念願のプロ野球復帰を果たす。バレンタイン監督の「力を貸してくれ」という一言が決め手となった。

復帰したシーズンの翌2005年にはレギュラーシーズン2位とし、西武、ソフトバンクを破って悲願のリーグ優勝を果たす。この頃には小宮山は中継ぎ投手として機能するようになる。先発投手が崩れた際、立て直しを任せられる投手として信頼されていたからだ。小宮山もこれにこたえるように試合が始まると、誰よりも早くブルペンで肩を温める。敗戦処理としての起用もあったが「若手に敗戦処理をさせるのは意味がない」という監督の考えを受け入れ、チームにとって、自分が果たすべき役回りであると納得した。小宮山とバレンタイン監督の間に、最初に出会ったときの戸惑いはない。日米で3度同じユニフォームを着た彼らにとって、互いに確固たる信頼関係がすでに構築されていたからだ。

野球というスポーツがもたらす数奇な巡り合わせの中、固く絆を深めていった小宮山悟とボビー・バレンタイン。彼らはスタイルや考え方の違いを正しく認識し、時にはそのギャップを共鳴させながら進むべき道を模索し続け、数々の結果を出してきた。ファンのため、チームのため、お互いのため、その思いやる気持ちが野球の新しいスタイルを生み出してきた。そして2人が同じタイミングで野球人生に一区切りをつけた今、胸に去来するのはどんなことだろうか。来る11月23日、2人のトークショーが開催される。様々エピソードの中で彼らは何を思ったのか、注目したい。

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