10月28日10月28日ロッテが28日、千葉市内の球団事務所で最終スカウト会議を行い、花巻東・菊池雄星投手（3年）の1位指名を確認した。石川球団副代表は「基本は左投手というのは変わらない」と話し、外れ1位も智弁和歌山・岡田、立命大・藤原ら左投手を指名する予定。野手ではNTT東日本・清田を筆頭に中京大中京・堂林、大嶺の弟で八重山商工の大嶺翔太らに絞り込んだ。また菊池を引き当てた場合に備えて、担当の井辺スカウトは花巻に先乗りして待機する予定だ。
ロッテは西村新監督に菊池獲りの全てを託す。千葉市の球団事務所でスカウト会議を開き「運を天に任せるしかない。西村監督に引き当ててもらう」と石川球団副代表。「先乗りもある」として担当の井辺スカウトを花巻に派遣し、交渉権を獲得した場合はすぐ挨拶できるよう準備を進めた。29日のドラフト会議前にも西村監督を交えてスカウト会議を開き、抽選に敗れた場合の外れ1位などを最終決定するが、トヨタ自動車の中沢、慶大の中林、智弁和歌山の岡田ら左腕投手の中から選び出すとみられる。
ロッテは大嶺の実弟、八重山商工の内野手、大嶺翔太を最終リストに残した。
石川球団副代表は「欲しい選手の1人。指名したい。同じチームに兄弟で所属すれば話題にもなるし、互いに刺激になるでしょう」。もちろん話題性だけじゃない。早くからマークを続けており「打撃も守備もセンスが抜群。獲得できれば西岡の後継者としてショートで鍛えたい」と高評価している。
また、広島はチームの守護神、永川の実弟で龍谷大の左腕・光浩投手を育成枠で指名する方針を固めている。同投手は中央球界では無名の存在だが、1メートル88の長身から最速142キロの直球、スライダー、カーブ、フォークを武器にする。関係者は「時間をかければ十分にプロでも通用する素材」と評価していた。