千葉ロッテの清水直行投手(33)と横浜の那須野巧投手(27)、斉藤俊雄捕手(25)の1対2の交換トレードが9日、両球団から発表された。
千葉ロッテの左先発投手の補強と横浜の投手陣強化の思惑が一致した。清水はプロ10年間で4度開幕投手を務め、5年連続2けた勝利を挙げるなど通算93勝85敗、防御率4.02。今季は6勝7敗と不振だった。清水は「ファンの応援がここまで育ててくれたと思っています。ロッテと対戦できる日を楽しみに精一杯頑張ります」とコメントした。
10日にもFA権の行使を表明する千葉ロッテの橋本将捕手(33)について、球団側は慰留しない方針であることが9日、分かった。
瀬戸山球団代表が「(FA)宣言すると聞いている。本人の権利だし心機一転ということで頑張って欲しい」と話し、引き留めを行わず移籍することが決定的になった。橋本には横浜が興味を示しており、千葉ロッテは清水とのトレードで横浜から斉藤捕手を獲得している。
ロッテ清水直行投手(33)と横浜那須野巧投手(27)斉藤俊雄捕手(25)の1対2の交換トレードが9日、両球団から発表された。投手陣の再建を急務とする横浜は、清水を三浦に続く先発の柱として、大きな期待をかけている。今季こそ6勝止まりだったが、02年から5年連続で2ケタ勝利を記録したパ・リーグを代表する投手の1人。最大の補強ポイントであった先発投手の入団が決定し、加地球団社長も「やはり投手がきっちりしていないとダメ。そこがポイントだった。(清水は)開幕投手も務めているし、すごい投手だと思う」と話した。
新天地での再スタートを迎える清水は、ロッテ球団を通じて「これから投げるマウンドは変わりますが、ロッテ時代と同じく野球の素晴らしさを伝えていくために投げていくつもりです」とコメントした。入団会見は12日に行われる。
ロッテ清水直行投手(33)と横浜那須野巧投手(27)斉藤俊雄捕手(25)の1対2の交換トレードが9日、両球団から発表された。
ロッテ瀬戸山社長はトレード成立について「不釣り合いということはない。若さを取るのか、年俸の問題もある。お互いのニーズが合ったので思い切ってやらせてもらった」と説明した。清水の来季年俸2億8000万円(推定)に対し、那須野と斉藤合わせて3000万円(推定)。ロッテにとっては大幅な年俸削減と同時に、補強ポイントの左投手と捕手を獲得したことになる。「清水の穴を埋めることは大変だが、みんなの刺激になれば」と話した。
ロッテの清水直行投手(33)と横浜の那須野巧投手(27)、斉藤俊雄捕手(25)の1対2の交換トレードが成立し、9日に両球団から発表された。先発の軸を求める横浜と、左投手の補強とFA移籍が決定的な橋本将の穴埋めを考えていたロッテの思惑が一致した。
清水は今季6勝7敗に終わったが、ロッテではエース格として活躍し、通算93勝85敗。横浜では番長・三浦との両輪となる。横浜の加地隆雄球団社長は「今年も開幕投手だし、あれだけの成績を残しているすごい選手」と大きな期待を寄せた。
ロッテに10年間在籍し、05年には日本一に貢献した清水は「これから投げるマウンドは変わりますが、ロッテ時代と同じく野球の素晴らしさを伝えるために投げていくつもりです」とコメントした。清水は12日に、那須野、斉藤俊の両選手は15日に、それぞれ入団会見を行う。
チーム一筋15年の生え抜き捕手、ロッテ・橋本将が10日にFA権の行使を宣言する。瀬戸山球団社長はこの日、「もちろん慰留はしてきたが、選手の権利だし、心機一転と言っている」と説明した。今季は94試合で打率.234、2本塁打、27打点。同い年の里崎と併用され、控えに甘んじることが多かった33歳には、横浜が獲得に乗り出す方針を固めている。
ロッテが韓国代表の4番、金泰均内野手(27=ハンファ)を獲得する方針を固めたことが9日、分かった。
球団関係者は「勝負強く、パワフルな打撃が魅力。一塁の守備もうまい」と高く評価しており、近日中に身分照会の手続きを行う。
韓国通算188本塁打の金泰均は今春WBCで松坂(レッドソックス)から特大アーチを放つなど打率.345、3本塁打、11打点と大活躍。韓国の準優勝に貢献し、満票でベストナインに選出されている。球団では今オフの補強ポイントの1つとして右の大砲を挙げ、石川球団副代表が8月に韓国で視察するなど早くから調査。金泰均と共に最終リストに残った韓国代表の元4番・金東柱(斗山)は残留を強く希望していることもあり、ここに来て金泰均の獲得へ一本化された。
阪神なども獲得に興味を示していたが、韓国に球団を持つロッテにはパイプを持つ強みもあった。FA権を保有し、今季年俸約3360万円の金泰均を獲得する場合、1億5000万円以上を要する可能性が高い。だが西村新監督の下、V奪回を目指すチームに右の長距離砲は不可欠で“アジアの大砲”獲得は近く正式決定する。
ロッテの清水直行投手(33)と横浜の那須野巧投手(27)、斉藤俊雄捕手(25)の1対2の交換トレードが成立し、9日に両球団から発表された。
先発陣の強化が課題だった横浜と、手薄な左腕などの補強を進めるロッテの思惑が一致。清水は来季が2年契約の2年目で、複数年契約中の選手のトレードは極めて異例だが、清水の来季年俸2億8000万円を横浜が全額負担することで合意した。
清水の今季年俸2億4000万円に対し、那須野と斉藤で合計3000万円。年俸面でバランスを欠くが、ロッテ・瀬戸山隆三球団社長は数年前から横浜側から清水へのラブコールがあったことを明かし「互いのニーズが合った。両球団が活性化し、3選手が活躍できればいい。清水にはセ・リーグで勉強して、いずれロッテのために帰ってきて欲しい」と述べた。
FA宣言した日本ハム・藤井に阪神が早速興味を示した。坂井オーナーは「調査するならしたらいいと思う。ええ選手で、チームに合うというのならトライすればいいと思う。いい投手が欲しいのは事実だから調査したらいい」と話した。日本シリーズ第5戦で7回無失点と巨人キラーぶりを発揮した左腕だけに南球団社長も「編成には言っています」と調査を命じたことを明かした。また、ロッテの瀬戸山球団社長も「今すぐ手を上げることはないが興味はある」と話した。
ロッテの清水直行投手(33)と横浜の那須野巧投手(27)、斉藤俊雄捕手(25)の1対2の交換トレードが9日、両球団から発表された。清水はロッテと来季まで2年契約。複数年契約中での放出は極めてまれだ。しかも今季年俸は清水の2億4千万円に対し、那須野と斉藤で合計3千万円。明らかにバランスを欠くが、ロッテの瀬戸山隆三球団社長は「互いのニーズが合った」と述べた。
清水は今季6勝でも、4千万円増の2億8千万円の来季年俸が保障されていた。ロッテは依然、赤字経営に苦しんでいる。人件費がカットできる上に若手の台頭を促せるだけに、横浜の申し出は「渡りに船」だった。
一方、横浜は先発陣の強化が最大の懸案。プロ10年間で通算93勝の右腕を獲得するためには金銭的な負担が大きくても、背に腹はかえられなかった。(金額は推定)
ロッテ清水直行投手(33)と横浜那須野巧投手(27)、斉藤俊雄捕手(25)の1対2の交換トレードが成立し、9日に両球団が発表した。
先発陣の強化が課題だった横浜と手薄な左腕などを狙っていたロッテの思惑が一致した。清水は来季が2年契約の2年目で、複数年契約中の選手のトレードは極めて異例。清水の来季年俸2億8000万円を横浜が全額負担することで合意した。
清水はプロ10年間で通算93勝85敗、防御率4.02。今季は6勝7敗と不振だった。5年目の那須野は自由枠で入団しながら伸び悩んで今季は12試合の登板にとどまり、通算13勝27敗1セーブ。5年目の斉藤は通算で45試合に出場している。(金額は推定)
ロッテの清水直行投手(33)と、横浜の那須野巧投手(27)と斉藤俊雄捕手(25)との交換トレードが成立し、9日両球団から発表された。
清水は「ファンの皆様の応援が僕をここまで育ててくれたと思っています。千葉マリンのマウンドからファンの方々の声援を感じながら投げることができたのは本当に幸せな日々だったと感じています」とロッテ球団を通じてコメントした。
2年連続で最下位に終わった横浜は、チーム防御率が2年連続でセ・リーグワーストを記録し投手陣の再建が急務になっている。今季2けた勝利を挙げたのは三浦(11勝11敗)だけ。エースと並んで先発の軸となる投手の獲得を目指して編成会議を重ね、2002年から5年連続で2けた勝利をマークした清水を筆頭に調査を進めていた。
清水は来季が2年契約の2年目で、年俸は4000万円増の2億8000万円。今季は6勝7敗、防御率4.42に終わったが、球団関係者は「三浦に並ぶ先発として活躍が期待される」と話している。
9日、ロッテ・清水直行投手(33)−横浜・那須野巧投手(27)、斉藤俊雄捕手(25)のトレードが発表された。が、横浜入りした清水は今年海外FA資格を取得している。それだけに、来オフに第2の松永事件の可能性を秘めている。
ロッテが横浜の希望通りに清水を放出したのは訳ありだ。今季6勝7敗なのに、来季は2年契約の2年目で年俸4000万円増の2億8000万円を支払う必要がある。横浜が全て肩代わりするということでトレードがまとまった。年俸5億円のバレンタイン監督を今季限りで解任したように、赤字圧縮の球団方針に添った清水の放出といえる。
が、清水には他にもFA絡みの問題がある。すでに国内FA資格は取得していたが、今年海外FA(9年間)の資格も取っている。となると、横浜入りした来季のオフに新たにFA問題が起こってくる可能性がある。1年間、横浜に在籍しただけで、他球団、メジャー球団へFA移籍することができるからだ。
前例がある。阪急、オリックスの主砲として活躍した松永浩美が野田浩司とのトレードで93年に阪神入り。大きな期待を集めたが、故障で80試合しか出場できなかった。ところが、93年のオフから始まったFA制度の権利行使宣言第1号。ダイエーへFA移籍したのだ。まさか1年間で他球団へ移るとは思わなかった阪神球団は茫然自失、ファンは怒るという騒動が起こっている。
横浜入りした清水の場合は、メジャー挑戦を口にしたこともあるだけに、海外へFA移籍という可能性もある。2ケタ勝利投手がエースの三浦大輔だけという弱体投手陣のテコ入れ策として、02年から5年連続2ケタ勝利の清水を獲得した横浜。が、FA問題をしっかりと把握しておかないと、とんでもないことになる。
「横浜は2年連続最下位を独走したチームだから、12球団いち早く新体制づくりをして、チーム再建に着手する必要があった。それなのに、巨人の投手総合コーチ・尾花を監督に招くために、日本シリーズ終了まで動き出せなかった。現場のチーム再建は大きく出遅れている」(球界OB)
新体制になっても不安なフロントの横浜。清水獲得で三浦との両輪ができたなどと、手放しで喜んでいる場合ではない。