選手名 | 年俸 | 前年比 |
---|---|---|
西岡 | 17000 | − |
早川 | 4000 | ▼600 |
大塚 | 2300 | ▼760 |
田中雅 | 1650 | △350 |
※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン
西岡が推定年俸1億7000万円の現状維持で契約を更改した。今季はパ・リーグタイ記録の8本の先頭打者本塁打を放ったが、打率は2割6分、盗塁26と不本意なシーズンに終わった。新チームからキャンプテンに抜擢されたこともあり「ホームランより打率、盗塁でチームに貢献したい。タイトルも何個か狙いたい」と自覚十分だった。
千葉ロッテの西岡剛内野手(25)が2日、千葉マリンで契約更改交渉し、3年契約の最終年となる来季は現状維持の1億7千万円プラス出来高払いでサインした。大塚明外野手(34)は700万円減の2300万円、早川大輔外野手(34)は600万円減の4千万円、田中雅彦捕手(27)は350万円増の1650万円で更改した。
西岡は今季、パ・リーグタイ記録となる8本の先頭打者本塁打を放ったが、打率はプロ入り後の規定打席到達年で過去最低の2割6分。WBC日本代表から漏れ、雪辱を期して臨んだシーズンを「ケガから始まって苦しかったが、耐えて耐えて1年間辛抱してできたことは来年につなげたい」と振り返った。
秋季キャンプから主将を務めている。「まずは自分のことをしっかりやって、先輩方に付いてきて欲しい」。西村監督とも話し合いをし「自分のやりたいことを伝えた。のびのびと自分のプレーができると思う」と意気込む。来季については「数字の目標はないが、盗塁王など何かタイトルを取りたい」と話した。
早川は「数字の面は全て昨季より落ちた」と反省しながらも、球団からは練習態度やベンチのムードづくりに貢献したことを評価された。「1年間センターを確保できるよう、若手にはまだまだ負けないぞという気持ちで頑張りたい」。田中雅は来季から捕手に専念することを明かし「まずは自分の前にいる選手を抜かないと。今日からしっかりと練習したい」と話した。
千葉ロッテは2日、ドラフト4位指名したNTT東日本の清田育宏外野手(23)=180センチ、85キロ、右投げ右打ち=と、東京都新宿区のNTT東日本本社で入団交渉し、契約金6千万円、年俸1500万円で契約した。背番号は「1」に決まった。
市柏高出身の清田は「ロッテは小さい頃から好きな球団。1日でも早くやりたくて、わくわくしている」と、憧れの地だった千葉マリンでのプレーを心待ちにしている様子。近い将来の目標を「3割、30本、30盗塁」に掲げ「全力でやる姿を見てもらいたい。背番号1が似合う選手になりたい」と意気込みを語った。
年俸や背番号はドラフト上位指名選手と同等の扱い。瀬戸山球団社長は「V奪回の中心的な存在として活躍してもらいたい」と期待を寄せた。
千葉ロッテは育成選手を含めたドラフト指名全5選手の入団が決まった。
ロッテが新外国人としてヤンキースの右腕、ロムロ・サンチェス投手(25)をリストアップしていることが2日、分かった。02年ドラフト外でドジャースと契約。2年後解雇されたが、その後パイレーツで07、08年にメジャー26試合に登板。今季途中にヤンキースにトレードされた。石川球団副代表は「先発できる投手が欲しい。スピードはあると聞いている」と話した。
さらにドジャースの左腕、エリック・スタルツ投手(29)ら3人を最終候補とし、年俸5000万円程度をメドに1人に絞り込むという。また秋季キャンプでテストを受けたブルージェイズのビル・マーフィー投手(28)と、04年に巨人でプレーしたブライアン・コーリー投手(36=レンジャーズ3A)については獲得する方針。石川球団副代表は「10日くらいまでには最終的に決まると思う」と話した。
ロッテのドラフト4位、NTT東日本・清田育宏外野手(23)が人気タレント佐々木希(21)とのCM共演を熱望した。2日、新宿区内のNTT東日本で契約金6000万円、年俸1500万円(金額は推定)で契約を結んだ。「将来的には3割30本30盗塁を目標にしたい。まずはレギュラーをとって新人王を目指したいです」と話した。
目標をクリアした暁には、今年に入って激売れしているロッテのガム「Fit's」のCMで佐々木希との共演を熱望した。♪かむんとフニャンフニャン♪のダンスは、大阪のUSJでコンテストが開かれるほどの人気。「佐々木希さん、大好きです。一緒に踊りたいですね」とやる気満々に話した。
背番号も「1」に決まった。瀬戸山社長は「ドラフト1位と同じ評価という期待の表れ」とバックアップを約束。本人も「1日も早く千葉マリンで1番をつけてプレーしたい」と大暴れを約束した。
ロッテの西岡剛内野手(25)が2日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉に臨み、現状維持の1億7000万円プラス出来高払いでサインした。今季は120試合で打率.260、14本塁打、41打点に終わり「何一つ(自分を)評価できない。反省ばかり」。3年契約の最終年となる来季の目標に首位打者と盗塁王を掲げた。
来季は25歳の若さでキャプテンに就任する。チームは年上の選手ばかりだが、憎まれ役も覚悟している。「選手は年間を通じて気が抜ける日もあると思う。注意する役目を買って出たい。未熟だけど、先輩方にもついてきて欲しい」と真剣な表情で話した。
今季終盤、右翼席の一部ファンが横断幕で球団幹部を中傷した際には、お立ち台から抗議した。モノを言う若きリーダーが、5位に終わったチームを蘇らせる。
ロッテが新外国人右腕としてヤンキース傘下3Aスクラントン所属のロムロ・サンチェス投手(25)をリストアップしている。石川副代表が2日、明かしたもので、「スピードボールが魅力」と横浜にトレード移籍した清水直の穴を埋める先発として期待している。
サンチェスは02年、ドジャースにドラフト外で入団。04年3月に自由契約となったが、同年5月にパイレーツと契約。主に中継ぎを務め、07年から08年春季キャンプまでパ軍に所属した桑田真澄さん(スポーツ報知評論家)のチームメートだった。07年にメジャー初登板を果たし、今季途中にヤンキースにトレードされた。ヤ軍移籍後、メジャー登板はないが、3Aで19試合に登板。13試合の先発で5勝5敗、防御率4.09を残した。
身長196センチ、体重118キロの巨漢で、今季は最速99マイル(約159キロ)をマーク。微妙に変化しながら常時90マイル後半を計測する「動く直球」に加え、球速差20キロのチェンジアップも操る。今季先発で64回1/3を投げ、64奪三振と剛腕に魅力がある。
ロッテは入団テストに参加した元巨人でレンジャーズ傘下3Aオクラホマのブライアン・コーリー投手(36)、ブルージェイズのビル・マーフィー投手(28)の入団が決定的。先発左腕が成瀬しかいないためドジャースの左腕、エリック・スタルツ投手(29)の獲得を優先するが、金銭面の問題で交渉が不調に終わった場合、サンチェス獲得に本腰を入れる。
ロッテは指名順位が低いことを理由に一時は入団拒否の可能性を示していたドラフト4位のNTT東日本・清田が新宿区の同社本社で入団交渉に臨み、契約金6000万円、年俸は上限の1500万円で合意した。
背番号は1。近い将来の目標は打率3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」。今年、大ヒットしたロッテのガム「Fit's」のCMに出演中のタレント佐々木希のファンであることを明かし「トリプルスリーができたら共演したい。僕も踊っていいですか?」と大きな目標を掲げた。
ロッテの西岡内野手は2日、3年契約の3年目となる来季の契約を現状維持の1億7千万円プラス出来高で更改した。今季は3年ぶりに打率3割を切るなど不振だった。WBC日本代表から漏れ、雪辱を期したが、結果を残せなかった。主将を任されただけに「リーグ1位を目指すことが大事。そのために1番打者として出塁すること」と個人成績の具体的な目標は挙げなかった。
早川は600万円減の4千万円でサイン。(金額は推定)
ロッテ・大塚が2日、千葉市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、760万円減の年俸2300万円でサインした。昨季は103試合出場も、今季は腰痛などの影響でわずか6試合。球団とは昨オフ、試合数最優先の査定基準で合意しており「ある意味、クビも覚悟していたので」とサバサバした表情だった。プロ17年目の来季へ「西村監督には若いときからお世話になっている。監督も1年勝負と覚悟を持ってトップに立つだろうし、自分も背水の陣で頑張る」と決意を示した。
ロッテがドラフト4位で指名したNTT東日本の清田育宏外野手(23)=180センチ、85キロ、右投げ右打ち=の入団が2日、決まった。契約金6000万円、年俸1500万円で契約し、背番号は1に決定。ロッテは指名した全選手が入団した。4位の低い指名に一時は、プロ入りを迷う複雑な心境を抱いていた清田だが、球団から1位と同等の年俸と1けたの背番号を用意され「1日も早くプレーしたい」と晴れやかな表情で話した。(金額は推定)
阪神を戦力外となりながら、現役にこだわってトライアウトにも参加した今岡誠内野手(35)。唯一ロッテが興味を示し、来年2月に沖縄・石垣島での春季キャンプで入団テストを行う予定だ。それまでは浪人の身だが、合格が確実視されている。
その根拠の1つが「PL出身だから大丈夫」(球界関係者)というもの。大阪・PL学園高といえば、言わずと知れた高校野球の名門。今岡も3年時に春の甲子園に出場しているが、当時の主戦投手はアストロズの松井稼頭央だ。
これまで2人を含め総勢72人のプロ野球選手を輩出し、今オフにはOB初の指揮官として横浜・尾花監督が就任。球界に隠然たる影響力を持ちつつある。
ロッテではサブロー、今江、田中の3選手や球団幹部らがPL卒。今オフにも日本ハムで2軍バッテリーコーチだった山中潔氏が1軍バッテリーコーチ、ソフトバンクなどで打撃コーチを務めた金森栄治氏が1軍打撃コーチに就任し、OB2人が入閣した。
やはり学歴はモノを言う。それなら今岡がテストを受けるまでもないとも思うが、ロッテは「もし他球団からもっといいオファーがあるなら、そちらを優先して構わない」というスタンス。
さらには別の思惑も働いている。西村新監督の初キャンプとはいえ、来春のロッテの話題は新加入した韓国の4番・金泰均くらい。遠路はるばる石垣島まで人を呼べるトピックが必要だ。年俸1億5000万円から無職となった今岡が、一縷の望みをつなぐ入団テストは、特に関西方面から注目度満点という訳だ。果たして今岡は、“PL閥”の中で復活となるか。