ロッテは9日、新宿区内のロッテ本社で入団会見を行い、飲酒補導が発覚したドラフト3位大嶺翔太内野手(18)を除く4選手が参加した。ドラフト1位の荻野貴司外野手(24)は「走塁は誰にも負けない自信がある。盗塁王を取りたい」と力強く宣言した。会見に出席した西村監督も「思う存分スピードを発揮してもらいたい。そうすれば外野の守りもしっかりしてくると思う」と即戦力の期待を寄せた。夜には千葉市内でファン400人に初お披露目された。
順位 | 名前 | 位置 | 出身 | 身長/体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番 |
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ドラフト1位 | 荻野貴司(24) | 外 | トヨタ自動車 | 172/75 | 右右 | 10000 | 1500 | 4 |
ドラフト2位 | 大谷智久(24) | 投 | トヨタ自動車 | 176/82 | 右右 | 8000 | 1500 | 14 |
ドラフト4位 | 清田育宏(23) | 外 | NTT東日本 | 180/85 | 右右 | 6000 | 1500 | 1 |
育成1位 | 山室公志郎(22) | 投 | 青学大 | 183/82 | 右左 | 100 | 240 | 121 |
※育成選手は支度金と年俸
ロッテのドラフト3位で、4日に飲酒補導されていた八重山商工・大嶺翔太内野手(18)が、海岸掃除のボランティアから出直しを図るプランがあることが9日、分かった。学校関係者によると「停学期間中は自宅にいるのではなく、学校に来て作文を書いたり清掃活動を行うことになっている。社会貢献という意味で、沖縄の海の清掃もあっていいのかなと思っている。今後、関係各所と相談していきたい」と話した。
「反省の色が見えなければ入団取り消しもある」(石川球団副代表)と厳しい姿勢で臨む球団に対し、反省の気持ちを形にして示していく構えだ。また同校によると、飲酒による停学期間は10日から2週間に決まった。入団会見のため上京していた大嶺は、この日の入団会見に出席することなく、早朝の直行便で石垣島へ帰郷。午前中に担当の永野スカウトと学校へ出向き停学処分を言い渡された。
ロッテの新入団選手発表が9日、都内で行われ、新人選手達が、欠席した大嶺翔太内野手(18)=八重山商工高=にエールを送った。
ドラフト4位の清田育宏外野手(23)が「一緒にいられないのは残念。これから気を付けないと」と話せば、ドラフト2位・大谷智久投手(24)は「気持ち良く(新人の)和に迎えられるようにしてあげたい」と気遣った。
大嶺以外は社会人、大学を経ての入団で自覚は十分。ドラフト1位・荻野貴司外野手(24)も「プロ野球選手は夢を与える仕事。ケジメのある行動を取りたい」と表情を引き締めた。
新人達は本業で話題をさらうつもり。荻野は「開幕スタメンで盗塁王を取りたい」と50メートル走5秒9の俊足をアピール。最速147キロ右腕の大谷も「(早大の)先輩の青木さん(ヤクルト)と日本シリーズで対戦したい」と抱負を語った。西村監督は「一社会人として常識のある人間になってもらいたい」と金の卵達に期待した。主役?不在の新入団会見は、ファン同席のもと千葉市内でも行われた。
反省の第一歩は海の美化−。ロッテは9日、東京・新宿区のロッテ本社で新入団選手を発表。未成年ながら飲酒して補導されたことが発覚したドラフト3位指名の大嶺翔太内野手(18)=八重山商工高=は欠席し、担当スカウトとともに沖縄・石垣島へ帰郷した。10日から2週間の停学処分となったが、学校側は環境の悪化が著しい石垣島の海を掃除させるなどして反省を促すことを検討している。
石垣島の海をきれいにしてから出直す。7日夜に飲酒、補導されていたことが発覚した大嶺翔はこの日の朝、担当スカウトと共に帰郷。学校は10日から2週間の停学となる。その間は、故郷の海を清掃するボランティア活動に参加するなどして自分を見つめ直すことになった。
学校関係者は「停学中は家にいさせるのではなく、学校の別室で作文を書かせたり、校内の清掃、海の清掃なんかもあっていいのかなと思っています」と停学中の処分内容を検討している。
石垣島は有数のダイビングポイントとして知られているが、近年はサンゴ礁の白化現象やゴミの漂着問題などに悩まされている。投手としてロッテで活躍する兄の祐太も契約更改交渉の際に「小さい頃から海にお世話になってきた。何かできれば」と話すほど環境悪化は深刻だ。
球団は同行している担当スカウトから大嶺翔の報告を受け、反省が認められれば停学処分明けにも正式契約を結ぶ。18歳は海の清掃であやまちを洗い流してから、プロの門をたたく。
俊足巧打が売りの外野手、ロッテD1位・荻野貴(トヨタ自動車)は9日、「開幕スタメン、盗塁王が目標です。阪神の赤星さんが引退すると聞いて、ビックリしています」と、5年連続セ・リーグ盗塁王を獲得した赤星(阪神)の引退に驚きの表情を浮かべた。会見後は千葉文化センターに場所を移し、ファンの前でユニホーム姿をお披露目した。
ロッテは新宿区のロッテ本社で新入団会見を行い、飲酒による補導が8日に発覚して欠席した県立高校男子生徒を除く4選手(育成含む)が出席。大学生、社会人出身の4選手は、プロとして自覚ある行動を誓った。荻野貴は「プロは夢を与えるのも仕事。普段から十分注意して生活したい」。また新人で最年長の大谷は「(男子生徒と)コミュニケーションを図ってあげないと。気持ちよく輪に入れるようにしたい」。夜には千葉市内でファン公開の入団発表会が行われた。
日本野球機構は9日、来季の日本シリーズが来年10月30日にセ・リーグの本拠地球場で開幕すると発表した。マツダオールスターゲームは第1戦が7月23日に福岡市のヤフードーム、第2戦は24日に新潟市のハードオフ新潟で行われる。フレッシュオールスターゲームは7月22日に長崎県営野球場で開催する。また、来夏に行われる大学の世界選手権に出場する大学日本代表と若手中心のプロ野球選抜がオールスターの後に壮行試合を行う予定。
18歳の指名選手の飲酒事件が発覚した翌日の新入団会見。ロッテのほかの新人も少なからず衝撃を受けたようで、他山の石とすることを強調した。荻野貴は「夢を与えるのがプロ。自覚を持って、けじめある行動をしたい」。清田は「これからこういうことがないように、と強く感じた」と神妙な面持ちで話していた。
ロッテは9日、東京都内のロッテ本社で入団会見を行い、飲酒で補導された18歳の選手を除く4選手が参加した。ドラフト1位入団の荻野貴司外野手(トヨタ自動車)は「走塁は誰にも負けない。盗塁王を取れる選手になりたい」と抱負を述べた。
ロッテにまた、バレンタインが現れた?!9日、ロッテ本社(東京都新宿区)で行われた新入団選手の発表会見で、ドラフト2位指名されたトヨタ自動車・大谷智久投手(24)が、自己紹介で居合わせた親会社の関係者を喜ばせた。「2月14日生まれなので、ロッテさんとは不思議な縁を感じている。背番号も『14』をもらったし、全身全霊ロッテに尽くしていきたい」。
バレンタインデーは菓子メーカーにとって、1年で最大のかき入れ時。ボビー・バレンタイン前監督(59)も在任時には、名前に引っ掛けてロッテチョコレートの広告塔を務めている。大谷も3年の社会人経験を生かした世渡り術で、親会社側に「バレンタイン男」の印象を植え付けることに成功した。
もっとも大谷本人はバレンタインデーにあまりいい思い出がないとか。「誕生日と同じ日だと、どうしてもプレゼントがチョコばっかりになってしまって…」。かといってバレンタインチョコの名目でもらえるのは「高校も男子校だったし、毎年4、5個くらい。今日初めて自分の誕生日がこの日でよかったと思いました」と苦笑いする。
本家(?)のバレンタイン前監督は、1巡目指名で期待されて米ドジャース入団も、ケガに泣かされ選手としては大成しなかった。大谷が目指すのは、前監督と強いきずなで結ばれ、今季限りで一緒にマリーンズのユニホームを脱いだ背番号「14」の前任者、小宮山悟氏(44)だ。同じ早大出身の大谷は「(14番を)いただけると聞いたときは感激した。小宮山さんのように息の長い選手になりたい」と大志を抱く。
来年の25歳の誕生日もチョコの数は二の次。1軍のキャンプにいることが至上命題となる。
ロッテの入団会見には、8日に飲酒事件が発覚し、地元石垣島で謹慎中のドラフト3位指名の大嶺翔太内野手(18)=沖縄・八重山商工高=の姿はなし。他の新人も衝撃を受けたようで、“他山の石”とすることを強調した。ドラフト1位の荻野貴司投手(トヨタ自動車)は「夢を与えるのがプロ。自覚を持って、けじめある行動をしたい」。4位の清田育宏外野手(NTT東日本)は「これからこういうことがないように、と強く感じた」と神妙な面持ちで話していた。
ロッテ・大嶺祐太投手(21)の実弟で、今秋のドラフトでロッテに3位指名された沖縄・八重山商工高の大嶺翔太内野手(18)が、飲酒で補導されていたことが発覚。正式契約は急遽保留となった。兄弟コンビで売り出しを目論んでいた球団は大誤算。さらに兄・祐太は沖縄県警の防犯ポスターや、ビール類のローカルCMに起用されており、波紋は広がる一方だ。
ロッテ本社(東京・新宿)での新入団会見と、千葉市内でのファンへのお披露目を翌日に控えた8日。ロッテ球団フロントは新人が起こした不祥事に大わらわとなった。火元はこの日付の地元紙・沖縄タイムズの報道。翔太が4日深夜から野球部のチームメートと同級生2人の計4人で、石垣市内の居酒屋で泡盛3合を飲酒。居合わせた客の通報で沖縄県警八重山署に補導されていたことが明らかになった。
翔太は7日に上京しており、球団幹部やスカウトがただちに事情聴取。協議の結果、球団行事への出席を取りやめ、石垣島に強制送還となった。
沖縄の未成年飲酒の問題は深刻で、昨年も1000人当たり7.3人の確率で補導されている。全国平均の6.6倍で断然のワーストだ。業を煮やした県警は「集団飲酒事案に限って概要は発表している」という。
そんな背景も知らずに公共の場で酒をあおっていた翔太のワキの甘さにもあきれるが、補導の事実を知りながら処分せず、正式契約の席に送り出した学校側の対応も疑問だ。露見した8日になって、4人には2週間の停学処分が下った。
ロッテ・石川球団副代表は「学校に籍がある身なので、処分をきっちり受けて入団はそこから。反省の色が見えなければ入団させないことも検討したい」と厳しい表情で語った。今後は担当スカウトを石垣島に派遣し、翔太をつきっきりで監視する方針だ。
ロッテの3年前のドラフト1位で、実兄の祐太は「兄としてとても情けない気持ちです。本人には猛反省して気持ちを入れ直して、出直してきて欲しい」とコメント。ロッテはソフトバンクと相思相愛だった祐太をドラフトで強行指名し、春季キャンプ地を石垣島に変えてまで獲得にこぎ着けた経緯がある。来春の石垣キャンプから大嶺兄弟で大いに話題を振りまくはずが、問題発生の地で自粛ムードは必至だ。
しかもバツの悪いことに、祐太は沖縄の防犯の顔として県警が進める「ちゅらさん運動」の今年度ポスターに登場。さらにオリオンビール(本社・沖縄県浦添市)のビール類のCMで具志堅用高氏と共演中だ。同社は「来年3月までの放映予定だった。まだ記事を確認しただけで対応は協議中」と困惑している。
ロッテは球団の公式ホームページに実名を公表した上で、「プロ野球選手になるということの責任や影響力を改めて自覚し、今後は社会人として恥じない行動を取っていきたい」という翔太のコメントを掲載した。未成年の高校生であっても、プロ野球のドラフト指名選手。法を犯せば名前も顔も公表されてしまう。翔太はこの反省を糧にするしかない。