わたしはかもめ2009年鴎の便り(12月)

便

12月11日

ロッテ選手会長サブローが大嶺弟を激励[ニッカン]

ロッテ選手会長のサブロー外野手(33)が、4日に飲酒で補導されたドラフト3位指名の大嶺翔太内野手(18=八重山商工)に温かい言葉を送った。「悪いことだけど元気があるってことだから。反省してるだろうし、一緒にやれることを願っている」。反省して早朝の校門掃除と午後の砂浜清掃ボランティアなどをしている当人とのグラウンドでの対面を心待ちにしていた。

◇服部12日空港挙式

2年目の服部が12日、中部国際空港で今年1月に婚姻届を提出した絵美婦人(28)と挙式する。病気がちの母親が出席しやすいようにと、珍しい空港での結婚式を決めた。07年の大学・社会人ドラフト1巡目指名ながら1軍での勝利が遠い左腕にとっては「飛行機のように飛躍したい」との願いもこめられている。これを機に、3年目こそは1軍のマウンドへ飛び立つ。

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ロッテ“中継ぎエース”伊藤結婚おめでとう![スポニチ]

ロッテ・伊藤義弘投手(27)が結婚していたことが分かった。お相手は知人を通じて知り合った元看護師の沙綾(さや)さん(28)=福岡県糸島郡在住の会社員、中西克志さん(55)の長女=で、既に婚姻届を提出。

12日に互いの地元・福岡で披露宴を行い、17日から都内で新婚生活をスタートさせる。中継ぎで51試合に登板した1年目の昨季から1軍定着した伊藤は、今季も56試合に登板しプロ初勝利も記録。来季は薮田らが加わるため「厳しい競争を勝ち残って今まで以上の成績を残したい」と意気込んだ。

また同期入団で今年1月に結婚した服部泰卓投手(27)は3年目の飛躍への思いも込め、12日に中部国際空港で絵美夫人(29)と披露宴を行う。

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3年目の飛躍へ服部、空港内で挙式…ロッテ[報知]

ロッテ・服部泰卓投手(27)が12日、中部国際空港内で挙式する。07年の大学・社会人ドラフト1巡目でトヨタ自動車から入団も1軍登板経験のないサウスポーは、大空を飛び回る飛行機の前で愛を誓い、3年目での飛躍を目指す。

今年1月に入籍した絵美夫人(29)との晴れ舞台に、空港を選んだのには2つの理由があった。徳島に住む母・恵子さん(54)が病気で歩くのが困難なため、「飛行機を降りてすぐ入れる会場を選んだ」という。さらに左腕は、「飛行機のように飛躍したいという縁起もかついだんです」と明かした。

会場となる同空港のレストラン「アリスダイニング」は3階にあり、離発着する飛行機と、伊勢湾を一望できるという。「上位指名していただいたのに1軍で投げてなくて、自分を不甲斐なく思う。来年は飛行機のように飛び上がる成績をあげたい」。まずは1軍定着。そして、初勝利からエースへと羽ばたくつもりだ。

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飲酒に続き喫煙も?お騒がせ大嶺翔太、ロッテ契約延期[夕刊フジ]

地元沖縄・石垣市の居酒屋で飲酒し補導されていたのがばれ、ドラフト3位で指名したロッテとの正式契約が無期延期となった大嶺翔太内野手(18)、八重山商工高。実名報道で集中砲火を浴び、みそぎは済んだかに見えたが…。

10日付スポーツ報知の1面記事に、ロッテのフロントは血相を変えた。大嶺が「飲酒の席上で喫煙」と報じたのだ。飲酒に続く“余罪”の出もとは、母校の八重山商工高だった。ロッテは飲酒が発覚した8日時点で、未成年でも実名入りで謝罪コメントを出すなど厳しく対応したことで事態の早期収拾を図った。しかし、後事を託した学校側から二の矢が降ってきてしまった。

石川球団副代表は「子供の将来をつぶすような報道は心外。責めるのも教育だが、救うのも教育だ」と憤慨した。大嶺は10日朝、随行中の球団担当スカウトに涙で「吸っていない」と否定したという。

だが学校側は10日、改めて、「吸っていたかどうか分からないが、酒を飲んだ場所でそのグループからタバコが出てきた。大嶺も?そう思ってかまわない」と説明した。確かに“現行犯”でないとはいえ、タバコを所持しながら「吸っていない」という大嶺の弁明も苦しい。

◇学校側の対応もドタバタ

さらに、石川副代表が8日に事情聴取した際にも、大嶺は「ビールを1、2杯飲んでしまった。注意されてすぐに帰ったが、後から警察が来た」と申告。だが沖縄県警八重山署は「1時間にわたって泡盛3合を飲んだ」としており、食い違いを見せる。

問題を小さくさせようとその場しのぎでウソをつく−。子供に限らず、大企業でも犯すミスだ。最初にウミを出し切らず、後から色々漏れ出してくるのは最悪のパターンといえる。

2週間停学となった大嶺は、早速10日早朝から校門周辺を掃除した上、午後にはビーチを2時間清掃した。だが、反省を行動で示す前に正直に過ちを認め、謝罪することの大切さを教えなければ、ただのデモンストレーションになりかねない。

そんなとき周囲の大人は、ドタバタしているだけだ。問題の報知1面には、校長室で面談後に大嶺が涙目で出てくる写真がデカデカと掲載された。撮影を許可した学校側も、ごていねいというか…。過剰な、かばい立ては本人のためにならないが、周囲がきっちり支えてあげなければ、それこそ大嶺の将来がつぶれてしまう。

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[マリーンの風]新監督・重圧も背に[朝日新聞]

プロ野球の監督にかかるプレッシャーは並大抵ではない。負ければマスコミから批判され、ファンからは罵声が飛び、ため息が漏れる。ベンチからも聞こえるほどだ。過去の監督で体重がガクッと落ちた、白髪が増えた、急に老けたといった逸話には事欠かない。

これから監督人生を歩む西村徳文監督(49)もきっと、多くのプレッシャーが襲いかかり、乗り越えていかなくてはいけないのであろう。「現役時代から色々な監督を見てきたけど、相当なプレッシャーを感じているのだろうなあと思うことはたくさんあった。現役の時にたまたま見てしまったのだけど、ピンチに、もう見ていられなかったのだろうな。顔を背けて祈るようにしていた人もいた」。

これまで多くの監督と接してきただけに、誰よりもその立場の苦しさは分かっている。だからといって、プレッシャーから逃れることは出来ないし、長いシーズンの中で必ずそういう時期は訪れる。そんな監督業の困難さを思ってのことであろう。監督のもとに珍しい名前の芋焼酎が届いた。

「人生ビリヤード」。瓶に張られたラベルにはこう書かれている。「人生いろいろ。山あり、谷あり。社会の荒波に打たれてもひとつのことをやり遂げるには何事にも負けない強い意志と精神力が必要である。最後に残った一球。それが人生」。

福岡に住む知人が監督就任を祝って送ってくれたという。「ビリヤードの球に例えて人の生き方、教訓が書いてある。監督として、そうならないといけないと考えさせられたよ」と西村監督。これから新たな人生を歩む西村監督への知人の「頑張れ」のメッセージが強く伝わってくる。監督もまたその知人の気持ちを理解し、じっと見入っていた。「この焼酎は部屋のよく見えるところに置いておかないといけない。苦しいとき初心を忘れないようにしないとね」。

人生ビリヤード。変わった名前の芋焼酎は監督室のど真ん中、テレビの横に置かれている。鹿児島県指宿市で造られたこの焼酎。シーズンが終了し、勝利の美酒となるまで取っておくつもりのようだ。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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