わたしはかもめ2009年鴎の便り(12月)

便

12月15日

契約更改

選手名年俸前年比
今江10200▼1800

※金額は推定=万円、前年比△はアップ、▼はダウン

◇減俸今江、ラミ流思考

今江が1800万円ダウンの1億200万円でサインした。昨年9月の右尺骨骨折の影響で右ひじ痛に悩まされ、7月には左太もも裏肉離れで離脱。打率2割4分7厘で規定打席にも届かず「今までになく悩み続けた」と振り返った。秋季キャンプ中に巨人ラミレスの著書を読み「勉強になった。いい選手はポジティブ」とヒントを得た。「ラミちゃん流ポジティブ思考」を早速実践したのか、ダウン提示にも笑顔だった。

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今江、ラミ流で3割復帰誓う…ロッテ[報知]

ロッテの今江敏晃内野手(26)が15日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み、1500万円減の1億500万円でサイン。来季はプラス思考の“ラミ流”打法で2年ぶりの打率3割と自身初の全試合出場を狙うことを誓った。

今季は昨年の右腕骨折の影響で右ひじ痛に苦しんだほか、7月には左太もも裏痛で2軍落ち。113試合出場で打率2割4分7厘。規定打席にも届かず、「結果を求めすぎて気持ちの切り替えができず、精神的に苦しんだ1年だった」と振り返る。

だが、今秋の鹿児島・鴨池キャンプ時に書店で1冊の“バイブル”と出合った。巨人・ラミレスの著書である「ラミ流」だ。「右の強打者から何かつかめるものはないか、と読んでみたけど、いい選手は考え方がポジティブ。深い感銘を受けました」。準備を大事にして結果には一喜一憂しない思考法を学び、目からウロコが落ちた。

ラミレスを見習うのは精神面だけではない。「来年は144という数字にこだわっていきたい」。ヤクルト時代の05年から5年連続で全試合出場を続ける不屈の主砲のように、自身初の全試合出場で新生ロッテの中心となる。

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今江「結果が全て」今岡先輩に対抗心[スポニチ]

ロッテ・今江が契約更改交渉に臨み、1800万円減の年俸1億200万円でサインした。今季は右ひじ痛に悩まされ、打率.247、9本塁打、60打点。復活を懸ける来季は自身初の全試合出場を目標に掲げた。春季キャンプで守備位置が同じ元阪神・今岡が入団テストを受けるが「PL学園の大先輩ですが(相手が)誰であろうと結果が全て。自分のやるべきことをやるだけ」と対抗心を燃やした。

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ロッテ今江、大台維持、1億200万円で更改[サンスポ]

ロッテの今江内野手が15日、1800万円減の年俸1億200万円で契約を更改した。昨年死球で右腕を骨折した影響など、今季も故障に苦しみ、打率2割4分7厘で規定打席に届かなかった。それだけに、来季の目標は「今まで散々けがしてきたので全試合出場」。一方、守備位置が同じ今岡内野手(前阪神)が来春のキャンプでテストを受けることについては「PL(学園高)の大先輩であろうと誰であろうと、自分のやれることをしっかりやりたい」と対抗心をのぞかせた。(金額は推定)

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今江1500万円減も“大台”死守…ロッテ[報知]

ロッテの今江敏晃内野手(26)が15日、千葉マリン内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1500万円減の1億500万円でサインした。今季は、昨年9月に右尺骨骨折を負った影響で右ひじ痛に苦しみ、7月には左太もも裏痛で2軍落ちするなど故障に悩まされ、113試合出場にとどまった。打率も昨季の3割9厘から2割4分7厘に落ちたが、60打点を挙げた勝負強い打撃が評価され、“大台”を死守。「ケガもあって結果が出ず、精神的に苦しんだ1年だったけど、たくさん勉強させてもらった。来年は144という数字にこだわってやっていきたい」と自身初の全試合出場に意欲を見せた。

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ロッテ今江「そりゃ下がりますよ」[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(26)が15日、千葉マリンで契約更改交渉に臨み1800万円減の1億200万円でサインした。今季は7月に左太もも裏肉離れで戦線離脱。昨年の右腕尺骨骨折の影響で右ひじの痛みにも苦しんだ。打率2割4分7厘、9本塁打、60打点でのダウン提示に「そりゃ下がりますよ」と納得し、笑顔も見せた。昨年は1月の自主トレを沖縄で行ったが、今年は茨城の社会人チームのグラウンドを借りて行う予定だ。(金額は推定)

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ロッテ保留者ゼロ!スムーズすぎる契約交渉のワケ[夕刊フジ]

査定の渋さに「死のうかと思った」(ソフトバンク・森本)といった物騒なコメントが飛び出すほど、今オフも各球団で紛糾している契約交渉。そんな中でロッテが目下保留者ゼロで、一早く全員更改にリーチをかけた。驚くほどに、もめないワケは?

ロッテ・今江敏晃内野手(26)は15日、千葉市内の球団事務所で契約交渉。昨オフはチームの保留第1号となり、越年交渉で大幅増を勝ち取ったが、今季はケガに泣いて規定打席に届かず。打率も2割4分台に低迷し、1800万円減の1億200万円で一発更改した。

今江は「去年の骨折、ひじ痛から始まり苦しんだ1年。成績が思ったように出なくて、精神的にも参った。打点60とか、それなりに評価してもらったので、納得はしている」と話した。

これで未更改は中継ぎ投手の伊藤ただ1人に。17日の初交渉で決着すれば、保留者が1人も出ないまま、12球団最速で全選手の契約が完了する。

今季から交渉役となった石川晃球団副代表は、順調すぎるほどの進み具合を「(選手に)警戒されているのかな?」と冗談めかしつつ、「フロントは(年俸を)下げるためにいる訳じゃない。やった人にはそれなりのものを出している。キチッとした査定をして、なんでこの金額なのか説明している」と話す。

ただし、今オフは特別な事情も絡んでいる。バレンタイン前監督の退任により、その一派のスタッフや助っ人も含めて総額10億円近い人件費が浮いた。さらに清水直ら高給取りの放出や金銭トレードも行った。その分を補強にも使っているが、より重点を置くのが現有戦力の立て直しだ。

今季の今江の成績ならもっと大幅な減額でもおかしくないが、石川副代表は「今まで頑張ってきた選手だし、プライドを傷つけないように。全選手のモチベーションを下げたくない。来年は勝負だから」と説明した。

今季はバレンタインvsフロントの確執で、現場の集中力をそいでしまった負い目もある。今季の慰謝料と来季への期待料込みで、査定が甘めになるのも仕方ないか。いずれにせよ、一部ファンの強硬な反対を押し切ってまで監督を交代しただけに、新体制1年目の来季は石にかじりついても結果を出す必要がある。

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