わたしはかもめ2010年鴎の便り(2月)

便

2月2日

テギュン、対日本人投手は涌井でイメトレ[ニッカン]

ロッテの新外国人、金泰均(キム・テギュン)内野手(27=ハンファ)が西武涌井撃ちに意欲を見せた。2日、沖縄・石垣市中央運動公園内の野球場で屋外初フリー。48スイング中柵越え1本を含むヒット性22本とまずまずの内容だった。“ロッテ1号”は、左投手から強風を切り裂いて左中間へ運ぶパワー満点の1発だった。「ホームラン?気づかなかった。遠くへ飛ばすことよりフォームのバランスを意識して打っているからね」と、結果より内容重視で黙々と打ち込んだ。

1月30日にキャンプ地の石垣島入り後、夜は日本人投手を集めたDVDを見て研究している。「映像そのままじゃないと思うが、各投手の球種やフォームをチェックしている」と熱心に話した。中でも印象に残ったのが西武涌井だという。「日本の投手は落ちる球で勝負する人が多いが、涌井はスライダーやシンカーなど横に動くボールを使っていた」と警戒。3月20日の開幕カード西武戦(西武ドーム)でいきなり対戦する可能性が高く「涌井のイメージを持って練習していきたい」と、早くも照準を定めていた。

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泣き虫先生が今岡にエール[ニッカン]

ロッテの入団テストを受けている前阪神の今岡誠内野手(35)が、スクールウォーズ魂ではい上がる。伏見工ラグビー部でテレビドラマ「スクールウォーズ」のモデルになった山口良治総監督(66)が球場を訪れ、選手に講演を行った。今岡にとっては阪神在籍中の02年に講演を聞いて以来の対面。「今の自分にとって1番大事な精神面のいい話を聞きました」と刺激を受けた。山口総監督も「あの時は中軸だったが、今は背番号がない。どん底を見た人間は強いから必ずやってくれると思う」と熱いエールを送った。

西村監督
(伏見工・山口総監督が講演を行ったチームは、ソフトバンクが講演の3年後、阪神が3年後に優勝している。ロッテはその年?と聞かれ)「3年、2年、4年かもしれない。ちょっと待ってくれよ。オレの契約は2年だよ。」(と1人でノリつっこみ)

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西本コーチが鬼指令!小林宏2500球投げ込め!!…ロッテ[報知]

ロッテ・西本聖投手コーチ(53)が2日、「ブルペン改革」に乗り出した。バレンタイン監督時代の厳格な球数制限をやめ、投げ込みをさせる。今季から自身初の抑えに転向する小林には、21日のキャンプ打ち上げまでに、リリーバーでは異例の2000球指令を出し、40セーブを目指すよう命じた。

同コーチはこの日、右腕の外角直球のみ109球のブルペン投球を背後から、そして捕手の真後ろからじっくりと観察。身ぶり手ぶりを交えて、指導した。「課題?制球を鍛えて欲しい。キャンプ中に2000から2500は投げ込ませる」。バレンタイン前監督は1日60球前後の球数制限を設定したが、同コーチは「フォームを固めないといけない」と反復練習でフォームを体に染み込ませる重要性を説いた。

小林は、先発でここ2年間、9勝25敗と不振。「ミスしないフォームが理想。甘えたことは言ってられない」と“西本流”での復活を決意した。

昨季はシコースキー(現西武)の15セーブがチーム最多で、救援陣の弱さが低迷の一因でもある。西本コーチは「30セーブ?それじゃ足りない。40セーブぐらいできるチャンスをつくってあげたい」と右腕の再生に全力を尽くす構えだ。

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ロッテキャンプに熱い“V奪回使者”きた![スポニチ]

「泣き虫先生」こと伏見工ラグビー部・山口良治総監督が2日、ロッテ石垣島キャンプを訪問。夜には選手宿舎で「熱き思いが壁を破る」のテーマで1時間40分の講演を行った。

97年春にダイエー(現ソフトバンク)、02年春は阪神で講演。ダイエーは2年後、阪神は1年後に優勝した。V奪回の使者でもある同総監督は「最後に抱き合って涙を流すイメージをどれだけ持てるか」と力説。主将・西岡は「優勝に向かって火が付いた。パワーを注入してもらった」と話した。

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ロッテ・金泰均、強風なんの!“来日1号”[スポニチ]

ロッテ・金泰均がフリー打撃で“来日1号”を放った。左翼から右翼方向に吹く強風で各選手の左翼への打球が押し戻される中、パワフルな打撃で左翼ネット中段へ。

48スイングで柵越えは1本だけだったが「遠くに飛ばそうとか考えていない。昨日(1日)は室内だったし、外で練習できて気持ち良かった」と振り返った。昨春WBCで松坂(レッドソックス)から特大弾を放った韓国代表4番が照準を定めるのはあくまで3月20日の西武との開幕戦。すでにDVDで研究を進めており「印象に残ったのは涌井。横の変化球をうまく使う」と開幕戦で対戦が濃厚な右腕を“丸裸”にする。

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テスト生・今岡に、西村監督「素晴らしい」[スポニチ]

ロッテキャンプにテスト生として参加している前阪神・今岡が連日の猛アピールだ。

フリー打撃では柵越えこそなかったものの、63スイングで安打性の当たりが29本。左翼への大飛球が強い逆風のため何度もフェンス際で失速して首をかしげる場面もあったが「内容はいいと思っている。慢心することなく1日1日頑張りたい」。合格は確実で西村監督も「右方向へ素晴らしい打球を飛ばすのが1番印象に残った。打撃技術は素晴らしい」と賛辞を惜しまなかった。

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今岡4日にも合否“泣き虫先生”とスクラム[サンスポ]

ロッテへのテスト入団を目指す前阪神の今岡誠内野手(35)が沖縄・石垣島キャンプの2日、“泣き虫先生”こと京都・伏見工業高ラグビー部の山口良治総監督(66)から激励を受けた。精神的なバックアップを受け、4日にも決する合否を待つ。

緊張と不安でいっぱいの今岡が、勇気をもらった。「今のお前みたいな心境が1番強いんだ。どん底を見た人は必ずはい上がれる。死ぬ気でやれ」。

ドラマ「スクール☆ウォーズ」のモデルとして知られる山口総監督が、西村監督の依頼で球場を訪問。講演前、直々に熱い言葉を送ってくれた。

「(必ずはい上がるという)気持ちは、今の自分にとっては1番大事なこと。声をかけてもらい励みになりました」という今岡。同総監督と初めて出会ったのは阪神在籍時の2002年だった。講演に感銘を受け、翌年には1番打者として打率.340をマーク、阪神のリーグ優勝に大きく貢献した。

華々しく活躍していた当時とは違いどん底を経験、現在は入団テスト中の身。この日は、まだロッテの一員でないため講演会の参加は自粛した。4日はロッテ入団か否かの運命の日。不安を熱い言葉で振り払い、必ずはい上がってみせる。

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ロッテ・金泰均、サク越えは1本[サンスポ]

ロッテ4番候補の金泰均(キム・テギュン)が2日、屋外で初のフリー打撃。48スイングでサク越えは1本に終わり、「まだバランスが良くない。徐々にあげていければ」とまゆをひそめた。ビデオで日本人投手を研究しているといい、「涌井は横の変化もあっていい投手」と3月20日の西武との開幕戦(西武ドーム)に目を向けていた。

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大嶺兄122球「メチャきつい」[ニッカン]

ロッテ期待の4年目・大嶺祐太投手(21)がブルペンで2日連続100球を上回る122球を投げ込んだ。母校・八重山商工の伊志嶺監督が見守る中、成長した姿を見せた。「メッチャきついです。でも肩のスタミナをつけたいので、どこまでできるか試したい」と意欲的に話した。今キャンプは合計2000球を目標にしている。昨年のエース清水が移籍し、小林がストッパーに転身したチーム状況下、先発ローテの一角として1年間投げ抜くスタミナ作りに取り組む構えだ。

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荻野が新人らしい声出し宣言[ニッカン]

キャンプ初日から行っている19年ぶりの早朝散歩と体操に加え、2日目の2日から声出しも始まった。この日の第1回は昨秋のドラフト1位・荻野貴司外野手(25)。西村監督の突然の指名にも戸惑うことなく、「キャンプで1人でも多くの方と話して、新人らしく声を出して頑張ります」と堂々と決意を語った。1月の新人合同自主トレは足の違和感で別メニューだったが、今キャンプから同じメニューをこなし開幕スタメンへアピールだ。

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小林宏が熱投109球…ロッテ[報知]

今季から自身初の抑えに転向するロッテ・小林宏が、捕手を座らせ、外角の直球を中心に109球を投げ込んだ。「いい感じの時にたくさん投げた方がいい」と予定の80球を大幅に上回る熱のこもった投球を見せた。

少しでも真ん中よりに入ると捕手の真後ろから見守った西本投手コーチから「1球で試合が終わるぞ」と声が飛ぶプレッシャーのかかる投球だったが、右腕は「昨日より今日の方が良かった」と手応えを感じていた。

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ロッテ・小林、連日のブルペン「理想を」[サンスポ]

今季から抑えに転向する小林が連日のブルペン入り。直球だけを109球投げ「(抑えは)1球で試合が終わることもある。一球一球気をつけながら投げた」と充実した表情だった。西本投手兼バッテリーチーフコーチに助言を受けながら、肩の開きを抑えるなどフォームを調整した。ここ2年は不本意な成績に終わり、新たな役割で巻き返しを期す。「何かを変えないといけない。理想を求めていきたい」と意気込んだ。

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ロッテCで“泣き虫先生”山口氏が講演会[サンスポ]

練習後、選手宿舎で西村監督と親交のある京都・伏見工高ラグビー部総監督、山口良治氏の講演会が行われた。「泣き虫先生」としてテレビドラマにもなった山口氏は「常に進化を目指し、限りなく挑戦を求めていく気持ちが大事」と熱く語りかけた。講演前に激励を受けたという前阪神でロッテの入団テストを受けている今岡は「今のおまえの心境が1番強いと言っていただいた。精神面の話は今の自分にとって1番大事」と感謝した。

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前日わずか30秒!西村ロッテ満足の10分間早朝散歩[スポニチ]

ロッテ・西村監督が満足そうな表情を浮かべた。午前7時すぎから行っている19年ぶりの全員での早朝散歩と体操。1日はコースの下調べが不十分で約30秒で終了と消化不良に終わったが「仕切り直しです」という2日目は10分間歩き、すれ違う登校中の小学生に次々と「おはよう!」と声を掛けた。体操後には声出しも19年ぶりに行われ、ドラフト1位・荻野貴が「今日の目標は1人でも多くの選手とコミュニケーションをとり、新人らしく大きな声を出して頑張りたいと思います」と声を張り上げた。

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好影響を与える井口「チームのために犠牲になる」[スポニチ]

ロッテの井口の朝は早い。昨年と同じく、チームよりも1時間も早く球場に姿を現す。筋力トレーニングで体を慣らし、通常の練習へ入っていく。全体練習を終えると、今度はマシンを相手に特打。自らに厳しい姿勢はことしも変わらない。

米大リーグから日本球界に復帰した昨季は、左手首の骨折もあって123試合の出場で打率2割8分1厘。チームも5位と低迷した。巻き返しを期し、オフは例年にないほどのハイペースで体を仕上げてきた。「いつもより1週間くらい(仕上がりが)早い。キャンプの初日からしっかりと動きたかったから」。1月に沖縄でかなりの量を打ち込んだ。2日の打撃練習では、右方向へ鋭い打球を連発し「例年よりバットが振れている」と笑った。

西村新監督が就任し、チーム内の雰囲気が変わった。井口も変化を肌で感じ「1つにまとまっている」と話す。日米で優勝を経験している井口の目から見ても、戦力は十分に整っている。あとは、昨季はできなかった細かい野球ができるかどうか。

「1打席でも1球でも、どれだけ多くチームのために自分を犠牲にできるか」と熱い口調で言う。献身的な井口のスタイルは、後輩たちを自然と変えていく。「アーリーワーク」に今年から参加するようになった西岡は「姿勢を学びたい」と話す。

「(チームが変わるのは)本当に大変だが、このキャンプできっちりとした野球ができるようにしたい。目指すものがぶれなければ、いいスタートが切れる」。5年ぶりの優勝へ、井口の役割は大きい。

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今岡にはロッテの縦ジマも似合うだろう[スポニチ]

ロッテの沖縄・石垣島キャンプにテスト生で参加している前阪神の今岡誠内野手(35)が、合格に向けて猛アピールした。縦じまのユニホームを脱いだ男が、背番号のないロッテの縦じまのユニホームで登場。歓迎セレモニー中のスコールで室内での練習となる中、里崎らと同じ組で打撃に守備にとハツラツとした動きを見せた。

今岡
「当然、例年の2月1日より緊張しました。打つこと、守ることに関しては今ある自分の力を出せたと思う。室内とか外とか、そういうことを考える余裕はない。結果よりも、今は集中して取り組むことに尽きます。」

首脳陣は三塁の守備にも注目しており、内野用のグラブを新調。午前中の守備練習では、08年まで4年連続で三塁手のゴールデングラブ賞を受賞した今江と遜色ない軽快な動きを披露した。午後のフリー打撃では右方向へ快音を連発。66スイング中、安打性の当たりが約7割の46本と健在ぶりを見せつけた。

「右打ち?そんな余裕はない。今はそんな立場じゃないし、来た球を打つだけですね」。そう謙虚に振り返るが、見守った西村監督からは早くも内定とも取れる発言が出た。当初は4日までに合否を決めるとしていたが「いい動きをしていた。体が切れているなと。(合否は)第1クールが終わってからと思っていたけど、早まるかもしれない」。縦じまのユニホームはお似合いだ。「例えば、駄目なら引退だし前しかない。合格か不合格か分かりやすい。前だけ向いてやるしかない」という今岡の顔には悲壮感はなかった。

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