わたしはかもめ2010年鴎の便り(3月)

便

3月3日

千葉ロッテ4−0横浜(千葉マリン)

ロッテは先発の大嶺が5回を3安打無失点と安定した投球で、成長の跡を見せた。4番候補の金泰均は変化球に対応し、2二塁打、2打点。横浜の清水は初登板で3回2失点。抑え候補のブーチェックは一発を浴び1回2失点だった。

123456789R
横浜0000000000
千葉ロッテ20000002x4

◇薮田、1回2K

ロイヤルズから古巣に戻った薮田が、3年ぶり千葉マリンのマウンドで好投した。7回に登板すると、145キロ直球で力強く内角を突き1回を1安打2三振で無失点に抑えた。「マリンは久々でしたが全然問題なかった。順調にきています」と充実感をにじませた。内藤に高めスライダーを三塁打されたが、「打者がどういう反応するか見たかった」と試運転の段階。西本コーチも「自分で修正できる投球だから何も心配ない」と太鼓判を押した。

◇荻野貴、初安打に「ホッ」

千葉ロッテのドラフト1位ルーキー、荻野貴が7回に中前打を放ちオープン戦初安打。「ひとまずホッとした」と安堵感を漂わせた。だが、1回無死一塁の場面での投ゴロ(記録は失策)には「しっかりランナーを進めないと。そういうことの方が大事」と反省。試合後は、ボールを呼び込むことを意識しながら居残り特打に励んだ。

ページトップ

ロッテ大嶺5回0封、ローテ確実に[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(21)が進化した投球で先発ローテーション入りを確実にした。昨年の交流戦で満塁本塁打を浴びた横浜相手に、5回3安打無失点と抜群の内容。圧巻は5回無死満塁のピンチだった。「失点してもいい。腕を振ろう」と開き直ると、高め直球と低めチェンジアップのメリハリの利いた投球で、後続を3者凡退に打ち取った。

昨秋から、西本投手コーチの助言でセットからワインドアップに変えた。「セットの方がコントロールがつけやすいかもしれないが、彼の身体能力を生かした方が良い」と、西本コーチは長所を伸ばす方針を選択。軸足に体重をしっかり置くためにゆっくりと足を上げ、ポジションが固まってから腕を振ることによって手投げにならない工夫もした。

今春キャンプでは自己最多の合計2366球を投げ込んだ。フォームを固めることが第一義だったが、終わってみれば「ボールが低くいくようになった。スタミナもついた」と、効果は大きかった。

昨年のエース清水が横浜へ移籍し、小林がリリーフに転向した今年の先発陣は、若手の台頭なくしては語れない。西村新監督に対外試合7戦目で初勝利もプレゼントした大嶺の投球が、新生ロッテのカギを握るかもしれない。

ページトップ

ロッテ金、二塁打2本![ニッカン]

新加入のロッテ金泰均内野手(27=ハンファ)が初の千葉マリンで二塁打2本を放つ豪快なデビューを飾った。横浜清水のいずれも低め直球をはじき返した。「いい感触だった。オープン戦は過程なので、打ったからといって特に意味はない」と話した。初対戦の相手に、タイミングの取り方や体のバランスを試しながら毎試合臨んでいる。「順調にきている」と手応えを口にした。

ページトップ

西村ロッテやっと1勝!嬉しい7戦目大嶺5回0封[報知]

西村監督に笑顔が戻った。本拠地初戦で横浜に4−0の快勝。対外試合7試合目での今季初勝利に指揮官は、「オープン戦は勝ち負けは関係ないと思ってたけど、やっぱり勝つと嬉しいですね」と目尻を下げた。

4年目の大嶺が初勝利に花を添えた。5回を3安打無失点の好投に、右腕は「(ボールを)置きにいくことなく、腕を思い切り振れた」と自己評価した。昨季まで制球を重視しようと常にセットポジションから投げていた。それが、西本投手コーチの「若いんだから、小さくまとまらず150キロ出せ」との指令で、秋季キャンプからワインドアップに変更。今春キャンプではチーム最多の2366球を投げ込んだ。

「スタミナがついたと思う。前はセーブして投げてたけど、今日は勝負どころで全力で投げられた」。球速にこだわったというこの日は、最速144キロだったが、5回無死満塁のピンチを無失点で切り抜け、成長の証しを見せた。

「大嶺には最低2ケタは勝ってもらわないと」と期待する新指揮官も、「登板ごとに成長してる。開幕ローテ?入ってもらいたい」と合格点を与えた。昨季は5勝に終わった右腕が、5日に控える巨人とのオープン戦(山口・西京)に勝って、さらに勢いを加速させる。

ページトップ

西村ロッテ初白星、金泰均バーガーパワーだ[サンスポ]

ロッテは本拠地・千葉マリンの今季初戦で横浜に快勝。西村新監督にとっては対外試合7試合目、オープン戦4試合目での初勝利となった。

「勝ち負けは関係ないと言っていたけど、やっぱり嬉しい」と笑顔の指揮官。初白星を運んだのは新加入の金泰均(キム・テギュン)だった。

「4番・DH」で先発し、1回1死一、三塁で昨季までロッテのエースだった清水から中堅フェンス直撃の先制2点適時二塁打。3回にも左翼線二塁打を放ち、3打数2安打2打点。昨春のワールド・ベースボール・クラシックで韓国代表の4番として活躍した主砲は「ここまで順調にきています」と胸を張った。

そんな金泰均を後押しする壮大なプランが進行中。レギュラーシーズンの本拠地開幕となる26日から、球場のロッテリア限定で『キムチ・テギュンバーガー』が販売される予定だ。同店では初の試みとなるキムチ入りの商品で、活躍次第では全国展開する可能性もあるという。

2年連続Bクラスのロッテ。金泰均の加入で、ピリッと刺激的なチームに生まれ変わる。

ページトップ

大嶺4年目の成長!OP戦初登板5回無失点[スポニチ]

プロ野球界では潜在能力の高い高卒出身の投手が飛躍的に伸びる時期が3、4年目と言われる。4年目を迎えたロッテ・大嶺にその気配を感じた。オープン戦初登板で5回3安打無失点。心技体が備わった内容だった。

まずは「技」。フォーム改造による制球面の安定だ。左足を地面に対して垂直にゆっくりと上げる。そうすることで軸足に体重がしっかり残り、スムーズな体重移動からボールを低めに集めるようになった。アウト15のうち10個が内野ゴロ。昨年までは左足を中堅方向にひねっていたため、バランスを崩し、結果、球が高めに浮くケースが目立ったが「去年よりバランスが良くなり、狙った所に投げられる」と手応えを見せた。

次は「体」。今キャンプはチーム最多の2366球を投げ込んだ。昨年まではバレンタイン前監督の方針で1日100球すら投げたことがなく、疲労から中盤につかまった。5回の被打率は.396、被本塁打も通算11本中5本。だが「今日は5回投げても全然疲れなかった」と振り返る。

その5回。1死満塁で金城を迎え、カウント0−3の窮地に立たされた。昨年の満塁時の被打率は.375。ボールを置きにいった結果だ。だが、大嶺はここで「心」の部分でも成長を見せた。思い切り腕を振って後続をピシャリ。西本投手コーチは「粘れる気持ちの強さが良かった。体力があるから集中力も切れなかった」と評価した。

この日は最速144キロ止まりだったが、150キロを目指し走者のいない場面ではセットポジションから振りかぶるワインドアップに替えた。心技体の成長にスピードの追求。石垣島が生んだ怪腕が殻を破りそうだ。

ページトップ

西村監督、金泰均でオープン戦初白星[スポニチ]

ロッテの西村監督が、横浜・尾花監督との新監督対決を制し、オープン戦4試合目で初勝利を挙げた。対外試合通算7試合目での初白星でもあり「オープン戦で勝ち負けは関係ないけど勝てると嬉しいもの。初めてのホーム球場だったしね」と笑みを浮かべた。導いたのは新4番の金泰均だ。初回に先制の中越え2点二塁打。3回にも左越え二塁打と活躍し「調子はいいんで、この状態を保っていきたい」と語った。

ページトップ

大嶺、5回無失点…ロッテ[報知]

ロッテは初登板の大嶺が5回を3安打無失点と安定した投球で、成長の跡を見せた。4番候補の金泰均は変化球に対応し、2二塁打、2打点。横浜の清水は初登板で3回2失点。抑え候補のブーチェックは一発を浴び1回2失点だった。

大嶺は好投に「テーマは腕を振ること。自己採点は75点ぐらいかな」と評価した。4回に村田を144キロの直球で三ゴロに打ち取るなど、球速は何度も140キロ台半ばをマーク。5回の無死満塁のピンチでは、捕邪飛後に3ボールになる場面もあったが、落ち着いて無失点にしのいだ。

登板前に西本投手兼バッテリーチーフコーチに出された「4、5回に球速を出せ」との課題はクリアした。「登板ごとに成長を見せてくれる」と西村監督は4年目の飛躍を期待していた。

ページトップ

大嶺5回無失点で監督に初白星[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(21)が5回3安打無失点の好投で、西村監督に対外試合初白星をプレゼントした。ここまで練習試合とオープン戦6戦で3敗3分。西村監督は「オープン戦の結果は関係ないと言ってきましたが嬉しいですね」と、本拠地初戦で初勝利に目を細めた。さらに新加入の金泰均(27)が2本の二塁打を放つなど、投打のキーマンが結果を出した。「主力も徐々に上がってきた。このまま行って欲しい」と開幕へ手応えをにじませた。

ページトップ

ロッテ・金泰均、柔軟な打撃「順調だね」[サンスポ]

ロッテの4番候補、金泰均が清水の低めの変化球を柔軟な打撃で2度はじき返した。1回にスライダーを中越えまで運ぶと、3回はシュートを左越えに。いずれも余裕の二塁打となり、パワーと対応力の高さを示した。

「今はシーズンのための過程の1つにすぎないから、大きな意味はない」と金泰均。素っ気ない表情だが、力強い左への打球が増えてきたことには「キャンプでは右打ち、オープン戦では左方向やバランスを意識している。順調だね」と明るく話した。

ページトップ

ロッテ大嶺、5回無失点!「改造計画」順調[サンスポ]

「4年目の改造計画」は順調に進んでいるようだ。ロッテの大嶺が、オープン戦初登板で5回を無失点。「テーマは腕を振ること。自己採点は75点ぐらいかな」と、右腕は余裕の顔で振り返る。

4回に村田を144キロ直球で三ゴロにねじ伏せるなど、球速は何度も140キロ台半ばを計測。無死満塁とされた5回のピンチでは、捕邪飛後に3ボールになる場面もあったが、落ち着いて無失点にしのいだ。普段なら疲れの出始めるイニングで成長の証しを示した。

転機は昨秋キャンプで、新任の西本投手兼バッテリーチーフコーチに「150キロの球速を取り戻そう」と言われたこと。制球重視でセットにしていたが、田中(楽天)ら同世代の剛腕の名を挙げられて一念発起。軸足に体重を乗せてから投げる、ゆったりとしたワインドアップ投法に変更した。2月はチーム最多の2366球を投げ込んでフォーム固め。球速とスタミナが大きく変わった。

この日、登板前に西本コーチに出された「4、5回に球速を出せ」との課題はクリアした。「登板ごとに成長を見せてくれる」と西村監督。昨季は5勝止まり。大きな飛躍に向け、足場を固めつつある。

ページトップ

西村監督「この時期は内容」[ニッカン]

ロッテ西村徳文監督(50)が本拠地初戦で初白星を目指す。ここまで練習試合とオープン戦6試合を終えて3敗3分。西村監督は試合前「この時期は内容ですから、結果は関係ない」と強調した。現段階では先発メンバーも決まってないとした上で、「金と福浦の使い分けは何とも言えないが、福浦の守りはいい」と示唆。この日も福浦を一塁、金を指名打者で起用した。

ページトップ

西村“ボビー色”一掃、記者への対応、応援も正常化[夕刊フジ]

3日に千葉マリンスタジアムで行われたロッテ−横浜戦は、まだ対外試合で白星がない新監督同士の対決となった。

練習試合とオープン戦を通じて3分3敗で本拠地に戻ってきたロッテ・西村徳文監督(50)。試合前こそ「この時期は内容ですから。結果は関係ない」と話していたが、横浜・尾花高夫監督(52)より一足先に初勝利を手にすると、「オープン戦は勝ち負け関係ないと思っていたが、勝てば嬉しいもんですね」と顔をほころばせた。

ボビー・バレンタイン前監督(59)が去り、ロッテには様々な変革がもたらされた。西村監督がこの日、関係者通路の一角で立ったまま、試合後の会見をしたのも新たな試みだ。

前任者は報道陣を監督室に招き入れていすに腰掛け、時にファンには決して見せない態度で当惑させた。自分のパソコンのメールをチェックしながら、あるいはピーナツをかじりながら、不機嫌な時には机に足を上げてふんぞり返りながら、意に沿わない質問には無視を決め込んだ。

西村監督の試合後の会見もまだ手探りの状態だが、「ものを食べながら(対応)するとかはないですから」とキッパリ。さらに「ファンも盛り上がっていた」と、昨季は険悪な空気も漂った応援の正常化に安堵した。

昨季までロッテの応援を主導していた団体は、ボビーを支持して続投を訴え、署名活動や横断幕での抗議、果ては選手への個人攻撃まで展開。だがボビーの退任を受け、昨季限りで解散した。

今季ホーム初戦となるこの日、新たに組織された応援団は無難な滑り出し。大半の選手は応援歌が一新されたが、目立った混乱もなく、西村監督の初勝利を後押しした。

試合後には観客がいなくなった球場で、西村監督が見守る中、若手らが特打ちを行った。これも昨季までは見られなかった光景。指揮官は「徐々にチームとして試合になってきている」と手応えを語っていた。

ページトップ

「公式戦使用球1社統一」再検討へ[スポニチ]

プロ野球の実行委員会が3日、東京・内幸町のコミッショナー事務局で開かれ、公式戦の使用球統一について複数球団が問題点を指摘。加藤コミッショナーの提案で来季から統一する方向を確認していたが、1社への統一が適切かどうか再検討することになった。

1月の実行委では国際基準に合わせることを目的に、1社への統一で意見を集約。今季1軍が使うミズノ、ゼット、アシックス、久保田の4社のうち、今季12球団が使うミズノ社製が有力視されていた。しかし、メーカーと長期契約を結ぶ球団があることが判明。独占禁止法に抵触する可能性も出ており、阪神・沼沢球団本部長は「メーカーの死活問題になるという声もある。統一に向けての強い意志はあるが、実際にやるとなると問題がある」と説明した。

来季からの統一には早期に基準を決めて発注する必要があり、今後は問題点を検証して統一の具体的な方法を探る。

◇その他の審議・決議事項

(1)
インターコンチネンタル杯(10月、台湾)へのプロ派遣、MLB選抜と日本代表の強化試合など国際大会は16日の国際関係委員会で再検討することを確認。
(2)
プロ・アマ交流はアマチュア関係委員会を中心に規約案作りを急ぎ、日本学生野球協会へ提案することを決定。
(3)
今季から採用する本塁打のビデオ判定の規約をセ、パ両リーグの理事会、実行委ですり合わせ。
(4)
セ・リーグ理事会で今年のクライマックスシリーズの日程を決定。スポンサーを確定させてから発表する。

ページトップ

使用球統一へ進展なし…プロ野球実行委[報知]

プロ野球の実行委員会が3日、東京都内で開かれ、来年からの試合使用球の統一について議論したが、問題点の確認に終始し、進展はなかった。

1月の実行委ではメーカー1社への統一で意見が集約された。しかしメーカー側から「死活問題になる」といった反発の声が上がったほか、球団によっては複数年契約を結んでいることも判明。今後はメーカーを1社に限定せず、反発係数など基準の統一も含めて審議する。

10月下旬のインターコンチネンタルカップ(台湾)へのプロ派遣については、16日の国際関係委員会で検討することを決定。昨年に続いて開催が見送られるアジアシリーズの代替大会や、米大リーグ選抜との日本代表強化試合も含めて議論される。

ページトップ