3月4日3月4日ロッテは6年ぶりに移動日の全体練習を山口・西京スタジアムで行った。5日の巨人戦で実戦初登板する唐川侑己投手（20）は、キャッチボールとダッシュで軽めの調整。3年目の今年は、先発ローテの柱としてキャンプから期待されたが、2月13日に右手中指マメがつぶれ、同20日の紅白戦に登板後、体調不良で実戦から遠ざかっていた。「もう体は大丈夫です。登板間隔が空いているので、まずはきっちり放ること。点を取られても次に進める」と話した。
ロッテ・唐川侑己（20）が4日、“巨人斬り”で復活をアピールすると誓った。5日に山口・西京で行われる巨人とのオープン戦に先発する右腕は、「（巨人打線は）しっかり投げないとアウトを取れないですから。内角を突きたい」と、ラミレスや坂本ら右の強打者が並ぶ日本一打線に対し、強気に攻めまくる構えだ。
石垣島でのキャンプ中は右中指のマメをつぶしたため、紅白戦に1度登板しただけ。ブルペン投球は継続していたが、実戦は2週間ぶりとなる。「マメ？完治しました。久々なので、投げて感覚をつかみたい」。イニングは3回程度の予定だ。
巨人戦登板は、ルーキーイヤーの08年5月20日の交流戦以来自身2度目。4回2/3で13安打6失点だった前回の借りを返す。「シュート？試すぐらいだけど、使います」。春季キャンプで西本投手コーチから伝授された新球も試投する。
この日は、キャッチボールなど約2時間の調整。3日には先輩の大嶺が横浜とのオープン戦で5回無失点と好投。西本コーチは「いい意味のライバルとしてやって欲しい」と期待した。遅れてきた20歳が、日本一軍団相手に真価を発揮する。
ロッテに新加入した川越が先発6番手に急浮上した。先発ローテーションは成瀬、渡辺俊、小野、唐川、大嶺まで確定。6人目は決まっていないが、7年ぶりの移動日全体練習第1弾となった山口・西京スタジアムで西村監督が「川越も当然、候補の1人」と明かした。オリックスから昨年、戦力外通告を受けた川越だが3度開幕投手を務めるなど実績は十分。今春の紅白戦、オープン戦では中継ぎで計2回無失点と好調で、今後は先発で起用する。