わたしはかもめ2010年鴎の便り(3月)

便

3月12日

千葉ロッテ9−3埼玉西武(千葉マリン)

ロッテの西岡が2安打3打点。3回に足を生かしたバント安打を決め、6回には3ランと活躍した。金泰均は3安打2打点。先発枠入りを狙う川越は4回を無失点とアピール。西武の西口と野上はともに失点するなど、安定感を欠いた。

123456789R
埼玉西武0012000003
千葉ロッテ02400300x9

◇無四球に納得の表情小野

千葉ロッテ先発の小野が5回を3失点。9安打を浴びたが「そんなに悪くなかった」と気にするそぶりはなかった。シーズンを見据えて「ある球種をあえて使わなかった」と勝負球を封印した。3回に浴びた適時二塁打も「本当ならばその球を使う場面」。結果よりも、無四球の内容に納得の表情だった。

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ロッテ川越が4回0封でローテ滑り込み[ニッカン]

昨年オリックスから戦力外通告を受け、入団テストを経てロッテ入りした川越英隆投手(36)が先発ローテーション6番目に滑り込んだ。6回から2番手として登板し、4回を1安打無失点と好投。キレのある直球を低めに集め、スライダー、シュート、カーブ、フォークと多彩な変化球でテンポよく打たせて取った。西村監督は「先発6人目でいいでしょう」と断言。成瀬、渡辺俊、小野、唐川、大嶺に次ぐローテーション入りが決まった。

川越は「ジジイなので先発の方が調整しやすい」と笑顔で受け入れた。オリックスでエースを務めた男も、最近2年間は中継ぎに甘んじていた。先発の重圧も、中継ぎの苦労も味わった者として新天地で結果を出すつもりだ。投手陣では最年長の36歳。「でも、外様なのでチームに認められるように頑張ります」と、過去の実績を捨ててゼロから信頼を得る覚悟だ。

千葉マリン特有の海風にも順応した。風速6メートルの中風の中、全球種の曲がり方を試した。「風を味方につけるかどうかで全然違う球場。僕は好きです」。ロッテに頼もしい風の使い手が誕生した。

◇西岡、足がかり

1番西岡が大技、小技を繰り出しチームを牽引した。まずは3回無死二塁から意表を突くセーフティーバントを成功させ、この回4得点の足がかりを作った。「今年は機動力を使っていく野球。どこからでも得点できるチームになった」と納得の表情を浮かべた。さらに6回2死二、三塁から右翼席中断へオープン戦1号3ランもマーク。開幕カードの西武戦で圧勝し「気持ちが高ぶってきた」と、1週間後に追った開幕へ手応えをつかんでいた。

小野
「1つの球種を使わなかったり、普段やらない攻め方を試した。開幕へ向けて手応えは感じている。」(オープン戦2度目の先発で5回3失点)
金泰均
「前日の特打でバランスが良くなった。内角攻めが多かったが、どこの国でもクリーンアップにはやること。」(3安打2打点)

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ロッテ・西岡、開幕前哨戦で3ラン![サンスポ]

ロッテの西岡剛内野手(25)が12日、西武とのオープン戦(千葉マリン)で3ランを含む4打数2安打3打点の活躍。20日の開幕戦(西武ドーム)の相手にチームも12安打と爆発し、9−3で快勝した。「いい戦いができた。開幕の相手でもありますし、『プレッシャーをかけよう』と試合前の円陣で言いました」。

今季から主将に就任し、チームをまとめようと奮闘している。昨オフから歯痛に悩まされてきた。オープン戦も4試合欠場する事態だったが、インプラント治療が完了し10日のヤクルト戦(神宮)から復帰。この日は3回無死二塁からセーフティーバントで小技をアピールすると、6回には野上から右越え1号3ラン。開幕前哨戦の勝利を呼び込んだ。

「相手に嫌なイメージを植え付けられた?そうですね」と西村監督も満足げ。開幕まであと1週間。西岡が、キッチリ照準を合わせてきた。

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ロッテ・川越、先発6番手に滑り込み[サンスポ]

オリックスから戦力外通告を受けてテスト入団した川越が、先発6番手に滑り込んだ。6回から登板し4回を1安打無失点。西村監督から「経験のある投手。期待しているし、やってくれると思う」と合格点をもらった。36歳のベテラン右腕は「ゼロからのスタートだったので、投げられる喜びが強い。しっかり投げていきたい」と新天地での復活を誓った。

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オリックス戦力外の川越、先発6人目だ![スポニチ]

未定だったロッテ先発6番目の座を、川越がつかんだ。2番手で登板し4回1安打無失点。西村監督は「先発6人目と考えている。期待しています」と明言した。昨オフ、オリックスから戦力外通告を受けてテスト入団。薮田とともに投手陣最年長の36歳の右腕は「自信があるから、また野球をやろうと思った訳だし、思い切ってやるだけ。期待に応えられるように頑張ります」と意気込みを語った。

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金泰均“広角3安打”涌井撃ちにも自信[スポニチ]

ロッテの金泰均が広角に打ち分けて3安打。西武の内角攻めにも「気付いていたけど、どの国でもクリーンアップには内角を攻めてくるもの。気にしない」と平然と振り返った。開幕戦で対決する涌井がシュートやカットボールなど横の揺さぶりで勝負してくることはDVDなどでチェック済み。「オープン戦とシーズンは違うけど、いい打球が打てている。実力を出すだけのシーズンを見ていてください」と自信ありげだった。

◇オープン戦で9年ぶりの“三重殺”

オープン戦では9年ぶりとなる三重殺を完成させ、プロ17年目の西武・平尾はしてやったりだ。8回無死一、二塁で里崎の三塁線へのゴロを好捕した平尾はベースを踏んで素早く二塁へ。ボールは一塁へ転送されて三重殺となった。「打球が三塁線だったのでうまくいった」。平尾は昨年4月23日のオリックス戦(京セラドーム)で全く同じ状況で三ゴロを放って三重殺を食らっているとあって、ベンチに戻ると「リベンジだ!」の声が飛び交っていた。

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テスト入団の川越がローテ入り[ニッカン]

昨年オリックスから戦力外通告を受け、入団テストでロッテ入りした川越英隆投手(36)が先発ローテーション6人目に抜てきされた。6回から2番手でリリーフすると、4回を1安打無失点と好投。キレのある直球を低めに集め、多彩な変化球でテンポよく打たせて取った。西村監督は試合後「先発6人目でいいでしょう」と断言。成瀬、渡辺俊、小野、唐川、大嶺に次ぐローテーション入りが決まった。川越は「先発の方が調整しやすい。チームに認められるように頑張ります」とやる気十分に話した。

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西岡1号3ラン!2安打3打点…ロッテ[報知]

ロッテの西岡が2安打3打点。3回に足を生かしたバント安打を決め、6回には3ランと活躍した。金泰均は3安打2打点。先発枠入りを狙う川越は4回を無失点とアピールした。

大技小技で目立った西岡、3回のバントには「機動力を使っていくのが方針だし、どこからでも攻撃できる」とチームプレイを強調。西村監督は「いい働きをしてくれた。しっかり引っ張ってくれている」と評価した。

試合前には「開幕で戦う相手だから、少しでもプレッシャーを与えよう」とチームを鼓舞し今季から任されている主将の役割も果たした。

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オリ戦力外、ロッテ・川越が開幕ローテ当確![サンスポ]

オリックスを戦力外となり、ロッテにテスト入団した川越が4回1安打無失点と好投。「6人目の先発に」と西村監督に開幕ローテー入りを明言させた。

投手陣では薮田、コーリーと並ぶ最年長の36歳。「新しいチームでのゼロからのスタート。今は投げられる喜びでいっぱい」と笑顔を見せる。「先発を5人で回せる交流戦では中継ぎも」という指揮官の注文に「頑張ります」と力強くうなずいた。

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福浦が西武西口から先制2ラン[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手(34)がオープン戦2号となる先制2ランをマークした。2回2死一塁から、西武西口のカットボールを引っ張り右翼席へ放り込んだ。公式戦では節目の100号まであと1本に迫っている。試合前には「シーズンになって出ればいい」と話していたが、11日までオープン戦チームトップの打率5割6分3厘と好調な打撃で早くも2本目をマークした。

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[古賀英彦]ONからバレンタインまで、気がつけば13球団50年[日刊ゲンダイ]

◇ボビー・バレンタインの巻(3)

前回、昨年のシーズン中に瀬戸山球団社長兼代表、石川副代表からフロントのバレンタイン監督に対する考えを聞いた話を書いた。

2人の話を聞いたあと、僕はバレンタイン監督と話した。「おカネが(退団させる)原因なら契約にサインした重光オーナー代行と話をしたい。自分は給料が半分になってもかまわない。仕事はやる」。バレンタイン監督の野球への情熱は少しも衰えていなかった。ボビーはリーグ優勝、日本一になった05年のシーズンには球団の赤字が減ったがその後、再び増えだしていることも知っていた。チームを強くしたい、ファンを喜ばせたいという気持ちに変わりはなかったが、球団の財政上、自分の年俸が高過ぎるというなら、場合によっては身を引いてもいいと考えていた。

昨シーズン、バレンタイン監督がフロントに不信感を抱いたのは09年限りで退団になることが原因ではない。そのやり方に対してだった。

こうも話していた。「自分が契約したあとで途中から球団に入ってきた人間が入ってきた。しかもマスコミを使って陥れようとしている」。

[フロント幹部への不信]

それは僕が感じたことと同じだった。

僕もチームにそれなりの貢献はしたと自負している。70歳という年齢だから、契約切れで退団は仕方がない。それでも退団に当たり瀬戸山社長からも石川副代表からも電話の1本もなかった。2人ともダイエーの創立(1988年)以来、同じ釜の飯を食った仲なのにである。

最近、ロッテ球団の一部フロントに芳しくない話も聞く。すなわち、自軍の選手にメジャー入りを勧め、息のかかった代理人を通じて海を渡らせようと画策しているフロントがいる。他球団で後ろ指をさされるようなことをしていられなくなり、ロッテに来たフロントがいる。

そんな話を聞くにつれ、果たしてチームは正しい方向に向かっているのか、本当のことを球団は知らないのではないか、と心配になってくる。現場は優勝を目指して一生懸命頑張っている。それをバックアップするのがフロントの仕事だ。しかし、今のままでは果たしていい結果が出せるのか、内情を知れば知るほど不安に駆けられるのである。

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