わたしはかもめ2010年鴎の便り(4月)

便

4月4日

オリックス4−10千葉ロッテ(京セラドーム)

ロッテが19安打10得点の大勝で4連勝。1回2死満塁からサブローの右前打で2点を先制し、3回に集中打で5点を追加。7回2失点の小野が今季初勝利。オリックスは木佐貫が乱調で3連敗。2回無死満塁の逸機が悔やまれた。

123456789R
千葉ロッテ20500120010
オリックス0020000204

◇井口が1000安打達成

千葉ロッテの井口が通算1000安打を達成した。あと3本でこの試合を迎え、1、3回に左前打。スタンドのファンから「1000本!」と声がかかった6回にしぶとく遊撃内野安打を放った。花束を受け取った井口は一塁ベース上で笑顔で歓声に応えた。

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ロッテ、オリ圧倒で4連勝、19安打が全てシングル[夕刊フジ]

ロッテが好調だ。4日のオリックス戦は10−4で大勝して4連勝。チームとしては、41年ぶりとなる開幕から4カード連続勝ち越しで首位を走っている。

オリックス戦では、何と19安打の全てが単打。2試合連続の2ケタ得点の要因は、徹底したチーム攻撃にある。チーム打率は.307と、ついに3割を超えてしまった。

セ・リーグの新監督(横浜・尾花、広島・野村)が苦しむ中、ホクホクの西村新監督は「これだけ点を取れば普通は長打がある。何とかつなぐんだという気持ちの表れでしょう」と笑いが止まらなかった。

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ロッテ19安打全て単打で10点の4連勝[ニッカン]

ロッテが珍記録で首位をがっちりキープした。今季最多の19安打を放ったが、これが全て単打。特に打者10人で5得点した3回は、2四球を挟んでコツコツ5連打。上位から下位までまんべんなく打った。西村徳文監督(50)は「これだけ点を取れば普通は長打がある。何とかつなぐんだという気持ちの表れでしょう」と2試合連続2ケタ得点に納得の表情だった。

中でも光ったのは4安打の井口だ。6回の第4打席では1000安打を達成。全速力で走った泥臭い遊撃内野安打だった。ベース上で苦笑いを浮かべていた井口は「これからも多くのヒットを打ってチームに貢献したい」と先を見据えた。

オリックス戦前までの打率は2割2分6厘。現在チーム打率12球団トップの3割7厘を誇る打線の中では、波に乗り切れていなかった。井口は「1、2番がよく打っていたので、打ちたい気持ちが出て力んでいた」と振り返る。金森打撃コーチも「難しいボールを打っていた」と分析。コーチと話し合い徐々に調子を上げてきた。この3連戦で14打数8安打の5割7分1厘。通算打率も3割3分3厘に上げ、上昇気流に乗ってきた。

チームはオリックス戦で05年以来の同一カード3連勝。その年に日本一になっているだけに吉兆だ。54年ぶりの開幕5カード連続勝ち越しも見えてきた。

里崎
「僕とゴリ(今江)に打たせたらダメですよ。(打線が)全部つながっちゃいますよ。」(19安打全てが単打で)

◇牽制死直後に二盗成功、荻野貴の肝っ玉と技術

肝っ玉ルーキーの盗塁技術がロッテの勝利を引き寄せた。初回、一塁走者の西岡がエンドランのサインの際に逆をつかれ、牽制死した。その直後だった。四球で一塁走者となった荻野貴は、2度の牽制を受けながら、初球にスタート。捕手のオリックス鈴木が焦って握り損ね、二塁送球できないほど完璧な盗塁だった。

2人連続で走者が牽制死、盗塁死となれば、チームの勢いはそがれてしまう。そんな恐怖を克服できるだけの盗塁技術が、ドラフト1位ルーキーにはあった。西岡のアドバイスを受けて、リードを今までの4歩半から5歩に広げ、西村監督の助言で、これまで頭を動かしてスタートしていたのを足から動かすように変えた。荻野も「社会人時代よりも速いと思います」と実感している。

冷静さも光る。西岡が牽制死するまでの4球で「木佐貫さんはクイックが速くないので、ある程度のスタートが切れればいけると思いました」と見て取った。西岡のミスを取り返す会心の初球スチールが、ロッテの勢いを継続させた。

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ロッテ珍記録!19安打ぜ〜んぶシングル[サンスポ]

ロッテは4日、オリックス3回戦(京セラドーム)に10−4で圧勝した。19安打全てが単打という“珍事”だったが、3割打者を6人も並べる脅威のチーム打率.307でもはや向かうところ敵なし。41年ぶりとなる開幕4カード連続勝ち越しの快進撃で、首位の座をガッチリキープした。

打ちも打ったり、19安打。連日の打線爆発で快勝したが、西村監督は驚きと共に自信に胸を張った。「これだけ点を取れば普通は長打がある。ホームランも出なかったけど、何とかつなぐんだという気持ちの表れでしょう」。

1回は四球で出塁の荻野貴が盗塁で揺さぶり、サブローの右前打。打者10人を送った3回も、2四球を挟んで5連打。球団では最多安打を記録した86年10月14日の南海戦でも、27安打のうち21単打。また昨年6月11日の広島戦では、23安打のうち20単打を記録している。巨人は今季開幕戦(3月26日、〇4−1ヤクルト・東京ドーム)を11安打全て単打で勝ちを収めたが、それを8も上回る珍記録だ。

チームトップの打率.389をマークする1番の西岡は「何とか連勝を続けたい一心でプレーができている」と手応え。また井口はこの日5打数4安打で打率.333。6回には、プロ通算1000安打を遊撃への内野安打で達成し「区切りの数字なのでまあよかったですね」と苦笑いした。

単打ばかりとはいえ荻野貴(打率.383)、金泰均(キム・テギュン、同.311)に、大松(同.319)、今江(同.316)と3割打者がズラリと6人も並べば、相手にとってこれほど嫌なものはない。

チーム打率は12球団トップの.307、開幕から12試合で9勝2敗1分けと勝率も.818と驚異的だ。「チーム全体として調子がいい。この勢いに乗っていけたらいい」と井口。この快進撃、まだまだ続きそうだ。

◇[記者ブログ]ロッテ快進撃に金森コーチあり!!

開幕から4カード連続勝ち越しのロッテ。快進撃の立役者の1人が、今季就任した金森打撃コーチだ。ボールを引きつけ、腰の回転で打つ「金森理論」がチームに浸透。好調の西岡は「ボールがよく見えるようになった」と効果を明かす。

ムードメーカーとしても欠かせない存在。積極的に選手に声をかけ、試合中はベンチで誰よりも声を出す。西武では死球の際のパフォーマンスでチームを盛り上げ、ヤクルトでは当時の野村監督から「ベンチにいるだけで戦力」と全幅の信頼を置かれていたことを思いだした。明るい熱血漢の手腕に注目していきたい。

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ロッテ・荻野、ルーキーが早くも7盗塁![サンスポ]

「2番・中堅」で先発したD1位の荻野貴(トヨタ自動車)は、2安打1打点1盗塁。1回に四球で出塁すると、井口の初球に二盗を成功させた。開幕から12試合で早くも7盗塁。「集中して神経を研ぎ澄ませた結果。チャンスメークが僕の仕事なのでよかった」と笑顔を見せた。

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ロッテ・小野、7回2失点…義父に捧げる○[サンスポ]

先発した小野が7回6安打2失点。今季2試合目の登板で初勝利を挙げた。「嫁の父がおととい亡くなったので、今日は絶対に勝ちたかった。チームも状態がいいので、僕も波に乗っていけるよう頑張ります」と勝利の余韻に浸ることなく先を見据えた。

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単打19本で10得点!井口は1000安打達成!!…ロッテ[報知]

新生“マリンガン打線”が止まらない。早くも今季8度目の2ケタ安打となる、最多19安打で10得点。ヒットは全て単打で、四球も6個選んだ。「何とかしてつなぐ気持ちが表れた。打線の厚みを感じる」と西村監督も納得した。

不振にあえいでいた井口が復活した。3回1死から左前安打を放って大量5点のきっかけを作ると、6回無死一塁で迎えた第4打席では、高いバウンドの遊撃内野安打。渋い当たりで日本通算1000安打を達成した。「区切りの数字なので、良かったと思う。(打撃が)しっくりこないところもあったけど、だいぶ調子は上がってきた」。

ダイエー時代からの打撃の師である金森打撃兼野手チーフコーチの助言で、ボールを捕手寄りへギリギリまで引きつける打法に立ち返って変身した。この日、4安打するなど、3連戦で計8安打。打率も3割3分3厘に上昇した。日米通算1500安打まで残り5本とし、「次の目標がある。チームの調子がいいので自分も乗っていきたい」と力を込めた。

昨季9勝14敗1分けと苦手のオリックスに05年8月以来、5年ぶりの同一カード3連勝。昨季チーム打率がリーグ最下位で、史上初の年間2度の全員三振を喫した打線が、完全に生まれ変わった。

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リーグトップの7盗塁、荻野貴が走る!ロッテも走る![スポニチ]

世界の盗塁王・福本豊氏は1065盗塁のプロ野球記録を残す一方で盗塁死299の歴代ワーストの記録も併せ持つ。失敗を恐れていては何も始まらない。売り出し中のロッテの新人・荻野貴にその勇気を見た。

初回、先頭の西岡が出塁したが、牽制死。ところが荻野貴は四球を選ぶと続く井口の初球に二盗を成功。2度牽制された後、完璧なスタートを切り、捕手の鈴木は焦って球を握り損ね二塁送球すらできなかった。

「西岡さん(のミス)をカバーしたかった。木佐貫さんはクイックが速くないし、ある程度のスタートを切ればいけると。神経を研ぎ澄ました」。前日は初の盗塁失敗。西岡の牽制死も目に焼き付いていた。それでもプレッシャーをはねのけ、逆に木佐貫にプレッシャーをかけ、サブローの2点適時打で先制ホームを踏んだ。前日の4回7得点の逆転劇も始まりは荻野貴。牽制悪送球を誘い、金子を攻略した。

4度盗塁王を獲得した西村監督は言う。「一線級の投手が来ても足で揺さぶることで一気に流れを変えられる。荻野が実行してるね」。今季12試合目で7盗塁はリーグトップ。盗塁した際に4度生還(1イニング2盗塁が1度)している。さらに23度出塁し、その回でチームは14度得点を記録。荻野貴が出れば60%の確率で得点していることになる。

50メートル5秒6の快足の持ち主だが、プロに入り、走塁面にさらに磨きがかかった。社会人時代に4歩半だったリードを5歩に広げ、二塁ベースまでの到達距離を縮めた。さらにスタートダッシュを強化。頭からの始動を左足からに変えたことでトップスピードに乗るまでの時間が早まった。

ロッテの首位快走。「僕の役目はチャンスメーク。それができてよかった」という荻野貴の足の貢献度は計り知れない。

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オール単打で19安打10得点!ロッテつないで4連勝[スポニチ]

打ちも打ったり19安打10得点。それも全て単打という珍記録にロッテ・西村監督は「何とかつなごうという気持ちの表れ」と評した。その主役は4安打の3番・井口だ。

6回に遊撃内野安打で通算1000安打を達成。日米通算1500安打も残り5に迫っており「区切りの数字なので良かった。次の目標もある」。この3連戦は8安打の固め打ちで打率も.333まで上昇。開幕序盤は打ち気にはやり、厳しい球にまで手を出していたが「チームの調子がいいし、僕もようやく乗ってこられた」と笑った。

今季2度目の4連勝で、苦手のオリックス相手の同一カード3連戦3連勝は05年8月28日(千葉マリン)以来5年ぶり。日本一を達成した年で吉兆だ。6日からのソフトバンク3連戦(ヤフードーム)で、前身の毎日時代の56年以来となる開幕5カード連続勝ち越しを狙う。

井口(ロッテ)通算1000安打
4日のオリックス3回戦(京セラ)の6回、木佐貫から遊撃内野安打を放って達成。プロ野球256人目。初安打はダイエー時代の97年5月3日の近鉄戦で山崎から。

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ロッテ大勝も14年ぶりの珍事[スポニチ]

ロッテは19安打を放ちながら長打がゼロ。昨年ロッテは6月11日広島戦で単打20本をマークしたが二塁打、三塁打、本塁打各1本を放っており合計安打は23本。19安打が全て単打は96年6月23日にダイエーがオリックス戦で記録して以来14年ぶり。

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5年ぶりオリックス戦3連勝[ニッカン]

好調ロッテが止まらない。苦手オリックスも圧倒し、05年8月以来となるオリックス戦3連勝を飾った。この日は単打ばかりだったものの19本を集め、打線に切れ目がなかった。西村徳文監督(50)も「普通はこれだけ打ったら長打が絡むものだけどね。まあ後ろにつなごうという意識が出た結果でしょう」と不思議そうに話した。

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井口が1000安打を達成…ロッテ[報知]

ロッテの井口が通算1000安打を達成した。あと3本でこの試合を迎え、1、3回に左前打。スタンドのファンから「1000本!」と声がかかった6回に遊撃内野安打を放った。花束を受け取った井口は一塁ベース上で歓声に応えた。

井口は「区切りの数字なので良かった」とほっとした様子。9回にも4安打目を放ち、日米通算1500安打まではあと5本として「それを目指して頑張っていきたい」と話した。

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ロッテが“珍記録”!19安打全てが単打[サンスポ]

珍しいことが起きた。スコアシートに描かれたロッテの19安打の全てが、何と単打だったのだ。全員が好球を選び、脇を締め、逆方向に打ち返す−。2試合連続の2けた得点の要因は、徹底したチーム攻撃にある。

1回は、荻野貴が盗塁で揺さぶり、広がったチャンスからサブローが右前に先制の2点適時打。打者10人を送った三回の攻撃は、2四球を挟んだ単打の5連打と上位から下位につながる5得点。木佐貫に6回で130球を投げさせる、切れ目のない、嫌らしい攻撃だった。

西村監督は「これだけ点を取れば普通は長打がある。何とかつなぐんだという気持ちの表れでしょう」と言う。9番の今江とともに3安打を放った8番の里崎は「オレとゴリ(今江)に打たれたら、打線は止まらないよ」とにやり。4連勝。好調オリックスを圧倒したのは、マシンガンのような打線だった。

小野
「粘っていれば(好調の)野手が助けてくれると信じていた。」(7回2失点で今季初勝利)
荻野貴
「西岡さんをカバーしたかった。集中して、神経を研ぎ澄ました。」(1回に西岡の牽制死の直後に四球、盗塁でチャンスメーク)
サブロー
「内角寄りの球を我慢して右に打つことができた。」(2安打で3打点。3回の適時打に)

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井口が通算1000安打[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が通算1000本安打を達成した。6回、オリックス先発木佐貫から遊撃内野安打を放ちチャンスを広げた。井口は「区切りの数字なのでよかった。あと6本で日米通算1500安打がある。それも目指して頑張りたい」と喜びを表しながらも、先を見据えていた。

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今江が好守備&2点適時打[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(26)が3回1死満塁から左前へ2点打を放った。2回裏の守備では三遊間のライナーをダイビングキャッチ。ピンチを救った次の回、チャンスできっちり仕事をした。今江は「流れに乗せていただきました」とチームメートに感謝していた。

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サブローが先制の2点適時打[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(33)が右前に先制の2点適時打を放った。3日のオリックス2回戦でチームは14安打で10得点も、自信は無安打だった。サブローは「今日は最初の打席、しかもチャンスで打てて良かったです」と胸をなでおろした。

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5日先発唐川リラックス調整[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(20)はリラックス調整だ。チームは現在3連勝中。3日のゲームで単独首位にも立った。5日先発予定の唐川は「特に意識することはない。いつも通り投げるだけです」と話すも、冷静な若き右腕は静かに闘志を燃やしていた。

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