わたしはかもめ2010年鴎の便り(4月)

便

4月14日

北海道日本ハム1−6千葉ロッテ(札幌ドーム)

5試合連続2ケタ安打のロッテが今季3度目の3連勝。0−1の2回、サブローの2ランで逆転し、効果的に加点した。先発の大嶺は3安打1失点で2試合連続の完投勝利。日本ハムは、ロッテ戦では開幕から1分けを挟んで4連敗。

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千葉ロッテ0202000206
北海道日本ハム1000000001

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大嶺連続完投!ロッテ開幕21戦連敗なし[ニッカン]

ロッテが快勝し、球団新となる開幕21試合連続の連敗なしが確定した。先発の大嶺祐太投手(21)は初回に1点を失ったが、2回以降は立ち直って3安打1失点で、7日のソフトバンク戦に続く自身初の2試合連続の完投勝利。打線は5試合連続の2ケタ安打と、投打がガッチリとかみ合い、西村ロッテの快進撃は止まらない。

ロッテ大嶺が自身初の2試合連続完投をやってのけた。自己最多で、今季セ、パを通じても最多となる155球を投げ抜いて3安打1失点。4安打完封した、前回登板(7日ソフトバンク戦)の勢いを札幌でもみせつけた。

「昨日中継ぎが投げていたんで、できるだけ長い回を投げたかったんです」。1回に制球を乱して先制を許したが、本格導入した110キロ台のカーブとチェンジアップが決まって、3回以降は日本ハム打線に三塁を踏ませなかった。

キャンプで達成した2000球を超える投げ込みが自信と自覚を生んでいる。口癖のように言う「強く腕を振る」ことを意識して、140キロ中盤の直球を主体にグイグイ押した。最終回の日本ハム中田との対戦では、140キロ台を3度記録するなど球威は最後まで衰えなかった。試合後は思わず「疲れました」と笑った。

対日本ハム戦の相性の悪さも吹っ飛ばした。09年は5試合に登板し1勝3敗、防御率は12点台と打ち込まれた。チームも6勝18敗と大きく負け越していた。そんな悪いイメージを一掃。西本投手兼バッテリーチーフコーチは「よく我慢した。前回の完封が自信になった」と喜んだ。

投打がかみ合ったロッテはこれで今季3度目の3連勝。開幕から21戦連敗なしの球団新記録で、貯金は今季最多を更新する9。西村監督は「中継ぎを休ませたかった。大嶺がよく完投してくれた」と、頼もしく成長した右腕を褒めた。

◇サブロー逆転弾

好調の打線が5試合連続2ケタ安打を記録した。1回裏に1点先制されたが、直後の2回表にサブローが逆転2ラン。5試合連続安打のサブローは「先発の大嶺を援護したかった。取られたら取り返すつもりだった」と手応えを感じていた。勢いづいた打線は4回、8回にも2点ずつ加点した。20試合で13度の2ケタ安打。マリンガン打線は止まりそうもない。

西本投手コーチ
「自信を持って投げていた。ボールが先行してもよく粘っていた。」(2試合連続完投の大嶺について)

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ロッテ5戦連続2ケタ安打、サブロー強気[サンスポ]

打線は5試合連続2ケタ安打で大嶺を援護した。先制された直後の2回にサブローの2ランで逆転。4回は主軸の連打から2点を追加し、8回にも効果的に2点を加えた。「5、6点取られても諦めない雰囲気がある。今は負ける気がしない」とサブロー。チームの総得点は12球団断トツの「118」に伸びた。

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大嶺自身初の2連続完投勝利…ロッテ[報知]

雪が舞う北の大地に仁王立ちした。3年目の大嶺が昨季1勝3敗、防御率12.05と苦手の日本ハムを散発3安打1失点に抑え、自身初の2試合連続完投勝利。自己最多155球の熱投を見せた右腕は「腕を振ることだけを意識した。いい形で相手に印象付けられたと思います」とはにかんだ。

序盤は苦しんだ。3回までに3四球を与え、68球を要した。だが、西本投手兼バッテリーチーフコーチの助言で、リリースポイントを一定にさせたことで「チェンジアップが低めに決まるようになった」。4回以降は6回を87球で料理。前日(13日)の試合で守護神の小林宏が2回を投げるなど、救援陣の負担も大きくなっていただけに、自ら完投を志願した若武者を西村監督も「よく投げてくれた」とたたえた。

前回(7日)のソフトバンク戦(ヤフーD)で今季初勝利を完封で飾ったが、敵将の秋山監督から「2段モーションでは?」とクレームが付いた。それでも西本コーチと共に審判にビデオで確認してもらったことで「気にせず投げられた」と不安を一掃し、平常心で臨むことができた。

打線も5試合連続の2ケタ安打で右腕を強力援護。2回1死一塁で左中間に3号逆転2ランをぶち込んだサブローは「誰かの失敗は誰かがカバーする。今は負ける雰囲気がない」と胸を張った。

昨季2勝10敗とコテンパンにされた札幌Dでの日ハム戦で2連勝。20試合を終え連敗はなく、たとえ15日は負けても開幕から21試合続けて連敗がないのは球団新記録。14勝5敗1分けで、貯金も今季最多の9となったが、指揮官は「貯金?まだまだ。1つ1つ同じ気持ちでやります」。この勢いは、しばらく止まりそうにない。

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強さ本物!ロッテ、54年ぶりのロケットスタート[スポニチ]

強い。西村ロッテの強さは紛れもなく本物だ。今季3度目の3連勝。開幕20試合を終えて14勝以上をマークするのも、1度も連敗がないのも、1956年(昭31)以来のこと。実に54年ぶりのロケットスタートだ。

「試合の中で、たとえ当たっていない打者がいても、他の選手がしっかりカバーしている。そういう点じゃないかな」。好調な打線。西村監督は理由をそう分析してみせた。オレがオレが、ではなくお互いが支え合う。まさに指揮官が掲げるスローガン「和」の精神だ。

この日は西岡、荻野貴の1、2番コンビが1安打。2人で得点0は7試合ぶりだが、そんな時こそ他の打者がカバーする。そこに強さ、快進撃の理由がある。2回に左中間へ3号逆転2ランしたサブローは「たとえ誰かが失敗しても誰かが補う。連敗しないチームは強い。今は負けるような雰囲気がないよ」。4回は押し出し四球と犠飛。8回は3連打など4安打で2点と、点の取り方もバラエティーに富んでいる。

個よりチーム。その精神は全選手が共有している。前日の試合で5回に左翼フェンス直撃の三塁打を放った西岡は、ベンチで金森打撃コーチに「行った(本塁打)と思ったか?」と聞かれると「いや、塁に残った方がいいんです。相手にプレッシャーもかけられるし、大量点にもつながりますから」と答えた。事実、その回に4点奪取。「もう1点、もう1点とベンチはいつもお祭り騒ぎです」(西岡)という打線は、この日で5試合連続2ケタ安打となった。

昨年6勝18敗と大きく負け越した日本ハム戦も4勝1分け。それでも「まだまだ20試合ですから。1試合1試合、同じ気持ちで戦うだけですよ」。自分に語りかけるように話した西村監督。その口調に慢心はない。あるのは確かな自信だけだった。

神戸
「これだけの強力打線の中にいられるのは、楽しくて仕方がない。」(福浦の代役として2試合連続の2安打)

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「疲れましたあ」って…大嶺また完投![スポニチ]

自己最多の155球を投げ抜き、完投で2勝目を挙げたロッテの大嶺は「疲れましたあ」。初回に先制点を与えたが「3回ぐらいからチェンジアップが低めにいった」と尻上がりに調子を上げた。

完封勝利を収めた7日のソフトバンク戦(ヤフードーム)では「3段モーションだ」とクレームをつけられたが「審判からOKももらってる。全然気にならなかった」と涼しい顔。西村監督も「中継ぎを休ませたかったし、よく完投してくれた」と右腕を称えた。

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自信と自覚!ロッテ・大嶺、2戦連続完投[サンスポ]

8回で、自己最多の138球を投じた大嶺。点差もあり、首脳陣に「いけるか」と聞かれたが、二つ返事で「いけます」。155球で投げ抜き、前回4月7日のソフトバンク戦(ヤフードーム)の4安打完封に続く1失点完投勝ちで2勝目を飾った。

「昨日中継ぎが投げていたんで、できるだけ長い回を投げたかったんです」と、右腕は力投を振り返る。前夜は死力を尽くした延長戦。「中継ぎを休ませたかったから、よく完投してくれた」と西村監督は褒めあげた。

実は「ブルペンから調子が悪かった」と言い、球離れが早かった1回に先制を許したが、悪癖を直した。本格導入した110キロ台のカーブで打者の目線をずらし、3回からはチェンジアップも次々と決まった。「よく我慢した。前回の完封が自信になった」と西本投手兼バッテリーチーフコーチは喜んだ。

キャンプで達成した2000球を超える投げ込みが自信と自覚を生んでいる。他球団がこだわる「2段モーション疑惑」にも「審判もOK出してるし、問題ないです」とあっさり。図太く、頼もしくなった。

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大嶺が2試合連続完投勝利[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(21)が2試合連続となる完投勝利だ。日本ハム打線を3安打に抑え込んだ。「とにかく腕を振って低めの意識を心掛けた。自分1人で投げたかった」と力強かった。チームは今季3度目の3連勝で依然として首位を快走する。

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サブロー、大嶺想いの逆転弾[ニッカン]

ロッテサブロー外野手(33)が2回、1死一塁から左翼へ逆転2ランを放った。1回裏に1点先制された直後の逆転打に「先発の大嶺が少し立ち上がりリズムをつかみきれていないので、打線が援護してあげて楽に投げさせたい」と頼もしく話した。

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