わたしはかもめ2010年鴎の便り(4月)

便

4月24日

千葉ロッテ3−4福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ソフトバンクが今季初の貯金3。8季ぶり先発の小椋が7四球ながら5回1失点で、2年ぶりの勝利を先発初白星で挙げた。打線は5回に多村のソロと本多の満塁からの走者一掃の三塁打で4得点。ロッテは13残塁で成瀬を援護できず。

123456789R
福岡ソフトバンク0000400004
千葉ロッテ0010020003

◇成瀬、うっかり、風失念

ロッテ・成瀬が冷静さを欠いた。5回、先頭の多村に同点本塁打を許した後、四球と連打などで2死満塁のピンチを招き、打席には2番・本多。「ちょこんと当てられるのが嫌だったから詰まらせよう」と直球で攻めたが、高めの直球をはじき返されると、打球は強風に乗って走者一掃の中越え適時三塁打になってしまった。「打たれた後に風が意外に(強く)吹いていることに気付いた。周りが見えていなかった」と成瀬。ここまで本拠地10連勝中だったエースが、フランチャイズ球場の特性を忘れて、1球に泣いた。

◇拙攻続き13残塁

千葉ロッテは拙攻続きで13残塁。今季2度目の2連敗で、ソフトバンク戦は2カード続けて負け越しとなった。西村監督は「かみ合わない展開になった。こういうこともある」と淡々と話した。

3回に一塁走者の荻野貴が盗塁と悪送球で一気に三塁まで進み、1死三塁。井口の遊ゴロ(記録は野選)の間に本塁を陥れ、無安打で1点を先制。6回にも2点を返したが、あと1点が届かなかった。指揮官は「連敗を引きずらないように。それだけ」と前を向いた。

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本拠連勝ストップ、成瀬魔の5回

成瀬が完投も4失点で2敗目を喫した。千葉マリンでの連勝も10でストップ。序盤は危なげない投球も、1点リードの5回に崩れた。無死から多村に被弾し同点。さらに四球と連打で2死満塁とし、本多に真ん中高めの直球をはじき返され、走者一掃の三塁打を浴びた。「コースが甘かった。同じ打者に打たれたのもよくない。四球も余計だった」と淡々と話した。

西村監督
「たまたまそうなっているだけ。連敗を引きずらないようにしないといけない。」(ソフトバンク戦は2カード連続負け越し)

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ロッテ尻に火…成瀬完投も今季2度目連敗[サンスポ]

成瀬が8安打4失点。今季3度目の完投も、13残塁と打線がかみ合わず2敗目を喫した。五回は多村にソロアーチを浴びるなど、4失点し「あの回は周りが見えなくなっていた」とため息。ハーラートップタイとなる5勝目を逃し、千葉マリンでの連勝も10でストップ。チームも今季2度目の連敗となった。

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「イライラして」成瀬、マリンの風“忘れた”[スポニチ]

千葉マリンの連勝は10でストップ。今季3度目の完投も報われなかった成瀬だが、それを招いたのも風を計算に入れてなかった自分自身だ。

「打たれた後に意外と風が吹いていたなと。イライラしていて周りが見えてなかった」。そう悔やんだのは5回。多村に同点ソロを浴び、なおも2死満塁から本多に走者一掃の左中間三塁打を浴びた。プロ5年間で9本塁打の本多は速球系には弱いが、変化球への対応力は高い。「変化球をチョコンと当てられるのは嫌。直球で詰まらせてフライを打たせる」。その判断は裏目に出た。この回、中堅方向に吹く風は2〜3メートルから4メートルに増しており、外角低めを狙った直球は高めの失投。風に乗った打球は浅めに守っていた荻野貴の頭上を越えていった。

前回17日オリックス戦(千葉マリン)では中堅方向に吹く風を警戒し、変化球を低めに集めて今季初完封。マリンの風を熟知しているはずが、ピンチを背負った場面で細心の注意を払えなかった。打たれて熱くなっても心は冷静に。それがエースの姿である。

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ロッテ、13残塁で2連敗「かみ合わない」[サンスポ]

ロッテは拙攻続きで13残塁。今季2度目の2連敗で、ソフトバンク戦は2カード続けて負け越しとなった。西村監督は「かみ合わない展開になった。こういうこともある」と淡々と話した。

3回に一塁走者の荻野貴が盗塁と悪送球で一気に三塁まで進み、1死三塁。井口の遊ゴロ(記録は野選)の間に本塁を陥れ、無安打で1点を先制。6回にも2点を返したが、あと1点が届かなかった。指揮官は「連敗を引きずらないように。それだけ」と前を向いた。

荻野貴
「思い切りいきました。(自分には)ああいうプレーが必要。」(2盗塁。3回には遊ゴロで三塁から本塁生還)
西本投手兼バッテリーチーフコーチ
「(5回は)本塁打よりも、(次打者への)四球が大きかった。」(成瀬に)

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ロッテ・成瀬、本拠地の連勝10でストップ[サンスポ]

ロッテの成瀬は5回の4失点が悔やまれた。完投したものの2敗目を喫し、昨年5月から続いていた本拠地での連勝は10で止まった。

1−0の5回に先頭の多村にソロ本塁打。さらに四球や連打で2死満塁とされ、本多に左中間に走者一掃の三塁打を浴びた。「あそこまで飛ばされたのは球に力がなかった。四球が余計だった。悔いが残る」と反省の言葉を並べた。

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成瀬4失点でホーム連勝10で止まる…ロッテ[報知]

ロッテの成瀬は完投したものの5回の4失点が響き2敗目。年5月から続いていた本拠地での連勝は10で止まった。

1−0の5回に先頭の多村にソロ本塁打。さらに四球や連打で2死満塁とされ、本多に左中間に走者一掃の三塁打を浴びた。「あそこまで飛ばされたのは球に力がなかった。四球が余計だった。悔いが残る」と反省した。

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ソフトBにまた負け越し[ニッカン]

ロッテが追撃及ばず、ソフトバンク戦2カード連続で負け越しとなった。先発の成瀬善久投手(24)が、9回完投も2敗目を喫した。1点リードの5回表につかまり4失点。打線が6回裏に2点返し1点差に詰め寄るも、最終回はソフトバンクの守護神、馬原の前に屈した。西村監督は「こういうときもある。連敗をひきずらないようにしないと」と切り替えていた。

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満塁で井口が追撃タイムリー[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が6回、1死満塁から左前適時打を放った。先発の成瀬が5回に4失点で逆転されたが、2点差に詰め寄る反撃の一打だった。「みんなが粘って絶好のチャンスをつくってくれたので、得点することが出来て良かった」と胸をなでおろした。

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[疾走!千葉ロッテ荻野貴司日記]プロへの思い[毎日新聞]

◇期待に応えたい

パ・リーグが開幕して1カ月たった。千葉ロッテは22日現在で17勝7敗1分けと首位を走っている。個人記録は打率3割2分。盗塁は9個。自分では出来すぎだと感じている。

小学4年生で野球を始めた。奈良の実家では巨人戦しかテレビ放送されず、父の影響もあり小さい頃から巨人ファンだった。とはいえ、プロ野球選手を目指していた訳ではなかった。好きな野球をうまくなりたいと続けてきた結果が今につながっていると思う。

高校卒業時、プロははるか遠い夢だった。大学卒業時にもプロで通用する自信はなかった。社会人野球でプレーし、レベルの高い選手がそろうトヨタ自動車でレギュラーで3番右翼手として試合に出場できたことが自信につながった。よりレベルの高いところで挑戦したいという思いが募っていった。そこがプロ野球の世界だった。しかし、小さい頃からやってきた野球に変わりはない。もっとうまくなりたいと日々練習し、試合で発揮することは同じだから。

でも、プロ野球でプレーすることの影響の大きさは感じている。故郷の明日香村では公民館に横断幕を出してくれたという。多くの人に応援してもらっていると感じている。期待に応えたい。(まとめ・荻野公一)

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