わたしはかもめ2010年鴎の便り(5月)

便

5月2日

福岡ソフトバンク2−4千葉ロッテ(ヤフードーム)

ロッテが首位に返り咲いた。0−1の4回に今岡の二塁打で同点とし、5回は荻野貴の勝ち越し左前打と井口の適時二塁打で加点した。来日1年目で初先発のマーフィーが5回1失点で初勝利。ソフトバンクは連勝が5で止まった。

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千葉ロッテ0001200104
福岡ソフトバンク1000000102

◇マーフィー初先発「記念すべき1勝」

ロッテの新外国人左腕・マーフィーが来日初先発を初白星で飾った。これまで中継ぎで15試合に登板したが、先発陣の相次ぐ離脱で機会が回ってきた。1回はソフトバンク・多村にフェンス直撃の左越え適時二塁打を浴びたものの、その後は尻上がり。スピードが違う2種類のカーブを巧みに投げ分け、5回1失点の好投だった。「アメリカでも日本でも1軍で勝ったことがなかったので、記念すべき1勝になった」。あごひげをなでながら笑顔を見せた。

◇投手陣粘る

投手陣が崩れる試合が目立っていた千葉ロッテだが、この日は粘った。

来日初先発のマーフィーは1回に1点を失うも、尻上がりに調子を上げた。本来は中継ぎだが、川越の故障で代役が回ってきた。5回1失点の初勝利に「メジャーでも日本でも1勝もしていなかった。1軍で勝てて嬉しい」と笑顔だった。

マーフィー降板後は伊藤、薮田、小林宏とつないで逃げ切った。西村監督は「中継ぎもよく投げてくれた」とねぎらっていた。

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荻野貴が走攻守に活躍、ロッテ首位奪回[ニッカン]

荻野貴司外野手(24)が走力を見せつけロッテが首位を奪い返した。2点リードで迎えた8回、無死から中前打で出塁すると、初球にいきなり二盗。左腕大隣でスタートが切りにくいが、難なく成功させた。「スタートは切れたらいこうかと思った。迷いはなかった」。井口の二ゴロで三進後、金泰均の右犠飛で貴重な4点目のホームを踏んだ。

守備でも圧巻だった。8回無死、小久保の左中間へのライナー性の飛球を最短距離でダイビングキャッチ。オーティズに3試合連続のソロを浴び2点差に詰め寄られた直後だけに、流れを寸断するスーパープレーだった。「思い切っていった。連敗を止めたいとみんなで思っていた」と頼もしかった。西村監督は「8回の荻野のプレーは大きい。打でも2番としていい働きをしてくれた」と活躍をねぎらった。1日で首位に返り咲いた。韋駄天ルーキーが走攻守で光った。

今岡
「ランナーをかえすことだけ考えた。打ち方とかではなくて、点が入ったことが全て。」(同点の適時二塁打を放ち)

◇マーフィー、初先発で1勝

マーフィーが5回1失点で来日初先発初勝利を飾った。1、2回と不安定な投球を見せたが、3回以降は本来の投球を披露。2種類のカーブを効果的に使いソフトバンク打線を封じた。「メジャーで1勝もしてないので良かった」と喜んだ。同一カード3連敗を阻止したのは、大谷、香月に次いでこの日もプロ初勝利組。西村監督は「よく1失点で抑えてくれた」と助っ人左腕をねぎらった。

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ロッテ、スピードスター荻野貴で再奪首!![サンスポ]

GWはパ・リーグが熱い!!ロッテは2日、ソフトバンク9回戦(ヤフードーム)に4−2で勝ち、首位を1日で奪い返した。同点の5回、ドラフト1位ルーキーの荻野貴司外野手(24)=トヨタ自動車=が左前適時打を放って逆転勝ち。西武を含めた3強が、日替わりでし烈な首位争いを展開中だ。

打って、守って、走って。広いヤフードームでスピードスターが躍動した。荻野貴が、5連勝中だったソフトバンクの勢いを止めた。

まずは『打』。5回2死二塁、大隣の直球をたたいた左前適時打が、決勝打になった。前日(1日)から、この日の第2打席まで6打数無安打。「下半身の始動を早く」という金森打撃コーチの助言を実践して結果を出した。「上下のバランスが合っていなかった。何とか修正できました」。

次は『走』だ。8回にリーグ2位タイの15個目の盗塁を決めると、金泰均の右犠飛でだめ押しのホームを踏んだ。5回に大隣の牽制に誘い出されていたが「迷いはなかったです」。

そして『守』。8回、小久保の放った左中間の飛球をダイビングキャッチ。オーティズの一発で2点差に迫られた直後の超美技に「思い切って飛び込んだ。とにかく連敗を止めたかった」と声も弾んだ。

2安打1盗塁に華麗な守備。ルーキーの活躍で、同一カード3連敗を阻止し、首位返り咲き。したたかに粘り強く戦い、混パを抜け出す。

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荻野貴、マルチ&盗塁!わずか1日で首位奪回…ロッテ[報知]

ロッテが、1日で首位を奪回した。売り出し中の荻野貴が2安打1打点、1盗塁。中堅の守備でも美技を披露した。

まずは同点の5回、2死二塁。左前に勝ち越し適時打。「金森打撃コーチから『下(半身)から始動しろ』と助言されていた。差し込まれずに打てた」。8回無死では中前打で出塁すると、「迷いはなかった」と初球に二盗を決め、リーグ2位タイの15個目をマーク。自慢の足でチャンスを作り、金泰均の右犠飛で貴重な4点目のホームを踏んだ。

その裏、先頭のオーティズの一発の直後、小久保の左中間への痛烈なライナーをジャンピングキャッチ。相手に傾きかけた流れを変え、西村監督も「あのプレーは大きい」と拍手した。パワーアップのため、食事量を増やして開幕から2キロ増量した快足ルーキー。トヨタ自動車時代の同僚のヤクルト・中沢が提案した、成績に応じて商品を賭ける“トヨタカップ”参戦には「僕はいいです」と消極的だが、グランプリ最有力なのは間違いない。

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荻野貴打って走って守った!1日で首位返り咲き[スポニチ]

打った、走った、見事に守った。ロッテのドラフト1位・荻野貴が決勝打を含む2安打2得点1盗塁に超美技の大活躍。1日で首位を奪い返した。

荻野貴
「連敗を止めないといけないと、全員が思っていました。上半身と下半身のバランスが合っていなかったけど、何とか修正できたと思います。」

同点の5回2死二塁。直球が続いた大隣の6球目を左前にはじき返して勝ち越した。1、2打席目は直球に差し込まれて一ゴロと一邪飛。ベンチで金森打撃兼野手チーフコーチから下半身の始動を早めるよう助言を受け、すぐに結果を出した。

1メートル72と小柄でもイチロー(マリナーズ)と同じ体脂肪率6%を誇る。関学大時代は人気格闘技漫画「グラップラー刃牙」の主人公・範馬刃牙(はんま・ばき)並みの肉体から「グラップラー」と呼ばれた。ただ、上半身の力が強いことで、アマ時代は腕の力に頼った打撃だった。「考え方を180度変えさせた」という金森コーチの指導を受け、下半身主導で体を回転させる打撃フォームに変更。ここまでパ3位の打率.333と堂々の成績を残している。

8回は中前打を放ち、すかさず二盗。1死三塁から金泰均の浅めの右飛でタッチアップして楽々と本塁を陥れた。2点差に詰め寄られたその裏の守備では、小久保の中前へのライナーをダイビングキャッチで追加点を阻止。西村監督も「8回の荻野のプレーが大きい。打つ方もいつものものを見せてくれた。2番として本当にいい働きをしている」と目を細めた。

負ければ3位転落の危機だったが、一転首位返り咲き。パ1位の15犠打に同2位の15盗塁の小技はもちろん、得点圏打率.417の勝負強さ。恥ずかしがり屋で「目立つのは苦手」というルーキーが、チームを引っ張る。

今岡
「2死だったし走者を還すことだけを考えていた。打ち方どうこうより、点が入ったことが全て。」(7試合ぶりスタメンで4回に同点二塁打)

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マーフィー、緊急初先発で来日初勝利[スポニチ]

ロッテは来日初先発のマーフィーが苦境を救った。中継ぎとして勝利の方程式の一角を担ってきた左腕は、先発の小野と川越の負傷離脱により緊急先発。中4日ながら大きなカーブを主体に5回1失点にまとめて来日初勝利をつかんだ。「最低限の仕事はできた。メジャーでも勝てなかったし1軍で勝てたのは嬉しい」。西本投手兼バッテリーチーフコーチも「よく投げた。いい流れをつくってくれた」と称えた。

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ロッテ、踏んばり再び首位!荻野貴が躍動[サンスポ]

一時の勢いは消えたが踏ん張っている。ロッテは連敗を2で止め、1日で首位に再浮上。主役は「連敗を止めないと、とみんな強く思っていた」と話す荻野貴だった。

1−1の5回2死二塁だった。それまでは大隣の直球に押され、2打席凡退していた。金森コーチから「下半身から早く始動しろ」と助言を受けて打席に。外寄りの直球を左前へ運び、勝ち越し点をもたらした。きっちりと修正して見せた新人は「うまく差し込まれずに打てた」と喜んだ。

8回には快足が貴重な追加点を生んだ。先頭打者で中前打を放ち、続く井口の初球に二盗。二ゴロで三塁まで進み、犠飛で4点目のホームを踏んだ。「スタートが切れたら最初からいこうと思っていた。迷いはなかった」。5回には盗塁を試みようとして牽制で誘い出されていたが、積極性は失わなかった。

締めは8回の守備。無死から好調オーティズに3試合連発となるソロを打たれて嫌な雰囲気も漂っていたが、続く小久保の左中間の打球に頭から飛び込んでピンチの芽を摘んだ。24歳の新人が走攻守に躍動し、初の3連敗を阻止した。

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ロッテ投手陣が粘る…マーフィー初先発で勝利[サンスポ]

投手陣が崩れる試合が目立っていたロッテだが、この日は粘った。

来日初先発のマーフィーは1回に1点を失うも、尻上がりに調子を上げた。本来は中継ぎだが、川越の故障で代役が回ってきた。5回1失点の初勝利に「メジャーでも日本でも1勝もしていなかった。1軍で勝てて嬉しい」と笑顔だった。

マーフィー降板後は伊藤、薮田、小林宏とつないで逃げ切った。西村監督は「中継ぎもよく投げてくれた」とねぎらっていた。

西村監督
「(8回の好捕の)プレーが大きかった。よく捕ってくれた。(攻撃でも)2番打者として、いい働きをしてくれている。」(荻野貴に)
今岡
「2死だったから、走者をかえすことだけを考えていた。打ち方とかではなく、点が入ったことが全て。」(4回に同点二塁打)

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転落?いえいえ奪回です!ロッテ、粘投左腕を打線が援護[スポニチ]

負ければ首位奪回どころか3位転落のロッテは、粘投する初先発の新外国人マーフィーを打線が援護。1日で首位に返り咲いた。

5回に逆転適時打を放った新人の荻野貴は「1、2打席ともストレートに差し込まれていた。この打席に入る前に金森コーチから“もっと早くタイミングを取れ。下から早く始動しろ”とアドバイスをもらっていた。上手いこと差し込まれずに打つことができた」としてやったり。続く井口の適時打二塁打を呼んだ。

「5回は相手側もリズムを崩していたので、1点ではなくてさらに点を取ることが、試合の流れを考えたら大事だった。良かったよ」と井口も上機嫌だった。

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マーフィー5回1失点で初勝利[ニッカン]

ロッテが3連敗を阻止し、1日で首位に返り咲いた。荻野貴司外野手(24)が2安打2得点の活躍。先発のビル・マーフィー投手(28)も5回1失点で来日初先発初勝利を挙げ、投打がかみあった。西村監督は「明日からまた3連戦頑張ります」と前を見据えていた。

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井口タイムリーでリード広げる[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が5回、2死三塁からリードを2点に広げる適時二塁打を放った。来日初先発のマーフィーを援護する、左中間フェンス直撃の一打に「前の打席もいい当たりだったけど少し足りなかった。この打席はいい所に飛んでくれたよ」と喜んだ。

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今岡同点打「打ち方ではない」[ニッカン]

ロッテ今岡誠内野手(35)が4回2死一、三塁から左翼フェンス直撃の同点適時二塁打を放った。ソフトバンク大隣の内角直球をうまくさばいたが「ランナーを返すことだけ考えた。打ち方とかではなく、点が入ったことが全て」と7試合ぶりのスタメン起用に応えた。

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サブロー休養でスタメン外れる[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(33)が先発メンバーから外れた。今季は開幕から「6番右翼」で出場し続けていたが、4月30日、1日のソフトバンク戦はDHで出場していた。西村監督は「どこか痛めているとかではない。連戦で少し休ませた方がいいという判断です」と状況を説明した。

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