5月7日5月7日8日先発のロッテ成瀬善久投手（24）が1発病を克服する。ここまでリーグワーストの10本塁打を浴びているが、相手は今季2戦2勝と相性のいいオリックス。「9本はソロ本塁打だし、そこまで気にしていない。深く考えないようにしたい」と普段通りを心がける。完投を意識して投げ急いだ結果、打たれるケースが多いだけに「ボール球も使いたい。今回は完投より次につなぎたい」と3試合ぶりの5勝目を目指す。
8日のオリックス戦（京セラドーム）に先発するロッテ・成瀬が7日、キャッチボールなどで2時間汗を流した。今季は7試合で両リーグワーストの10本塁打を被弾。カブレラ、ラロッカ、T−岡田など大砲揃いだが「10本中9本はソロなので、あまり気にしていない。ボール球をうまく使えば抑えられますよ」と前向きだった。
10年目のロッテ・青野が3年ぶりに1軍に合流した。パンチ力のある打撃を武器に、07年に10本塁打をマークするなどレギュラー定着目前だったが、08年4月に右肩手術を受け、表舞台から遠ざかっていた。「チームも変わってるし、自分の立場も違う。また、0から頑張りたい」。当時人気だった本塁打後のパフォーマンス「桜島ファイアー」を封印して完全復活を目指す。
ロッテが緊急補強に踏み切った。横浜・吉見祐治投手（31）を金銭トレードで獲得することが7日、分かった。すでに両球団で合意に達しており、週明けの10日にも発表される。
開幕ダッシュには成功したものの小野、川越の両ベテランが故障離脱するなど、先発投手のコマ不足により失速気味。そこで、横浜で通算36勝を挙げた10年目左腕の吉見に白羽の矢を立てた。
西村監督は「かなり前の段階から、フロントには左の先発ピッチャーをお願いしている。成瀬しかいないからね」とエースに次ぐ先発左腕の加入に期待した。
ロッテ10年目・青野が3年ぶりに1軍合流した。8日オリックス戦（京セラドーム）から出場選手登録される。
07年シーズン中に痛めた右肩を翌年手術。リハビリを経て、ようやく本来の豪快な打撃を取り戻してきた。07年は離脱するまで10本塁打するなど右の大砲候補としてレギュラーをつかみかかっていた青野は「やっとここまできた。今は与えられた仕事をしっかりやりたい」と意気込んだ。
ロッテが金銭トレードで獲得を目指していることが分かった横浜・吉見祐治投手（31）について7日、ロッテ・石川球団副代表は「環境を変えればまだまだやれる」として交渉が最終段階に進んでいることを明かした。
先発左腕は成瀬だけで西村監督の強い要望もあって左の先発投手の補強を検討してきた中で、03年に開幕投手を務めるなど実績のある吉見が浮上した。吉見は9日の湘南−ロッテ（横須賀）に登板予定で、同副代表は「9日に私と松本編成統括で直接見て、最終的な判断をしたい」と明言。合意に達すれば翌10日に獲得が発表される。
横浜・吉見はこの日、神奈川・横須賀のベイスターズ練習場に姿を見せ「6日に球団からトレードの連絡を受けました。でも今後のことはまだ分かりません」としてランニング、キャッチボールなどのメニューをこなした。9日は移籍先となるロッテ相手に中継ぎで登板予定だが「まだベイスターズの一員ですから」と言葉少なだった。