ヤクルトが逆転勝ちした。0−3の6回に田中の適時打で1点。続く7回に代打畠山の適時打で1点差とし、田中が3ランを放ち、試合を決めた。2番手の増渕が2年ぶりの白星を挙げ、林昌勇が7セーブ目。ロッテは今季初の3連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
東京ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 1 | x | 6 |
まさかの逆転3ランでロッテが今季初の3連敗を喫した。1点リードの7回2死一、三塁。2番手伊藤義弘投手(28)の投じた145キロの直球を田中に右翼席へ放り込まれた。「コントロールミス。1番危ないところにいってしまった」とうなだれた。
継投が決まらなかった。開幕から築いてきた「勝利の方程式」でいけば7回から伊藤−薮田−小林宏。6回まで1失点と好投した渡辺俊が7回につかまり、1死二、三塁と走者を残して降板。結果的に伊藤が畠山に適時打、田中に逆転弾を浴びた。7度、3連敗を阻止してきたが、ついに失敗。西村監督は「迷ったけど、俊介がやってくれると思った。3連敗?何事もくるときはくる。問題は明日からです」と切り替えていた。
ロッテは開幕から58試合目で初の3連敗を喫した。先発の渡辺俊は5回まで2安打無失点だったが、6回に1点を失うと7回にも2連打を浴びて3失点で降板。救援した伊藤も逆転3ランを浴びるなど流れを止められなかった。西村監督は「初の3連敗?何事も来るときは来る。次にどうするかが大事なことです」と前を向いた。
ロッテは逆転負けで今季初の3連敗。交流戦は4位転落、リーグも首位の西武に1.5ゲーム差をつけられた。渡辺俊が5回まで無失点投球も6回に失点。7回も1死から連打を浴びて降板すると2番手・伊藤が逆転3ランを被弾した。
6回1/3、6安打3失点のサブマリンは「5回の四球が無駄だった。その後も安打を打たれすぎ」と猛省。西村監督は「終わったことはしようがない。明日からどうするかが大事」と前を向いた。試合前は重光オーナー代行が激励に訪れたが、これで視察した試合は4戦全敗となってしまった。
ロッテ2年目のムニスが出場選手登録即6番・左翼で1軍初出場した。キューバ出身の34歳で、昨年2月に育成選手として入団。同年3月に支配下選手登録され、昨年はイースタン・リーグで打率.342と首位打者に輝いた。6回の3打席目に中前打を放つと二盗も決めて「早速使ってもらって、期待に応えたいと思っていた」と笑顔だった。
ついに“神話”が崩れた。これまで6度あった2連敗の後は必ず勝ってきたロッテが、開幕58試合目にして、今季初の3連敗。西村監督は「3連敗?何事も来るときは来る。終わったことはしょうがない」と淡々と振り返った。
救援陣が踏ん張れなかった。ソフトバンクの摂津と並んでリーグトップの30試合目の登板となったセットアッパーの伊藤が、7回2死一、三塁から田中に逆転3ランを浴びた。「制球ミス。(渡辺)俊介さんの勝ちを消してしまって、申し訳ない」。右腕は、今季初被弾にがっくりとうな垂れた。
クリーンアップがそろって無安打と、打線も6安打12三振と元気なし。首位・西武との差は1.5に広がった。指揮官は「次にどうつなげるかが大事。切り替えてやってくれるでしょう」と期待を込めた。
ロッテが今季初の3連敗を喫した。今江の2本の適時打で中盤の5回までに3点リードの展開も投手陣が崩れた。先発の渡辺俊が6回1/3を投げ、3失点と粘ったが、2番手の伊藤がヤクルト田中に痛恨の逆転3ランを浴びた。58試合目にして初の3連敗に西村監督は「終わったことは仕方がない。いつも気持ちを切り替えてやっている」と前を向いた。
ロッテは今季初の3連敗。西村監督は「問題は、次にどうするか」と淡々と言った。
先発の渡辺俊が3−1の7回に1死二、三塁のピンチを背負い、伊藤にスイッチ。伊藤が畠山に適時打を許し、田中に3ランを浴びた。7回先頭からの継投も考えたという指揮官は「迷ったけど、俊介(渡辺)ならやってくれると思った」と話した。
4日には薮田、小林宏が打たれ、この日は伊藤。勝ちパターンの継投が決まらず、連敗を止められなかった。
ロッテの2番・今江が3打点と奮闘した。3回、2つの四球で1死一、二塁とすると、ヤクルト先発・由規のストレートをレフト前へ。岡田が生還して1点を先制したが、殊勲の今江は二塁を欲張りアウトとなってしまった。それでも「完全に詰まってしまったけど、ヒットになってくれて嬉しいです。どんな形であれ先制点を挙げることができてよかったです」と振り返った。
5回2死二、三塁からはセンター前に2点二塁打を放ち、「俊さん(渡辺)のヒットや、みんながつないで作ったチャンスだったので、なんとか返したかった」と追加点にニッコリ。「3連敗だけはできない。今日は何が何でも勝つ。“和”の力で勝つ!」と力強く誓っていたが、チームは7回に逆転を許し、連敗脱出はならなかった。
ロッテ今江敏晃内野手(26)が、3回1死一、二塁から先制適時打を放った。ヤクルト由規の内角直球に詰まらされ、バットを折りながらも左前へ運んだ。2連敗中のチームに勢いをつける一打に「完全に詰まってしまったけど、どんな形であれ先制できてよかったです」と笑顔で話した。
さらに今江は5回2死二、三塁から2点適時二塁打を放った。由規の外角スライダーを逆らわずに右中間へ運んだ。先発の渡辺俊を援護する貴重な追加点に「何とか中押しがしたかった。3連敗だけはできない」と気迫の一打だった。
ロッテ大松尚逸外野手(27)が今季初めてスタメンから外れた。ここまで5番として57試合に出場したが、前日5日の中日4回戦(ナゴヤドーム)で、右足甲に違和感を訴え途中交代。大事をとって先発出場を控えた。代役には、この日1軍登録された育成枠出身の2年目、ファン・ムニス外野手(34)が「6番左翼」で出場した。