延長12回規定により引き分けた。広島が4回に栗原の2ランで先行した。しかしロッテは9回、大松が完封目前の前田健から2点二塁打を放って追いついた。延長に入って両チームの救援陣が踏ん張り、決勝点を許さなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
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広島 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
交流戦のホームで8戦無敗と不死身のロッテが、土壇場でよみがえった。2点を追う9回2死一、二塁、大松が広島前田健の122キロスライダーを右中間にはじき返した。完封負け目前で、起死回生の同点二塁打。セ・リーグ屈指の右腕からの一打に「とにかく後ろにつなぐ気持ちで打席に入りました。交流戦に入ってまだ千葉マリンでは負けていない。今日も負ける訳がないというプラス思考で打席に入りました」と振り返った。12球団最多得点、最高打率のマリンガン打線は、7日のヤクルト戦(神宮)で10人連続安打の日本新記録を樹立した。だが、大松は右足の甲を痛め、ヤクルトとの2試合を欠場。同僚達の猛打を眺めているばかりだった。試合前からマエケン対策を練っており「(好きな)低めは打ちやすいが、打ち取られやすい。手を出さない」と心に決めていた。失投を一振りで仕留めた一打は、十分な準備から生まれていた。
ロッテ大松尚逸外野手(27)が土壇場で同点の2点二塁打を放った。0−2で迎えた9回2死一、二塁。「ホームで負けていないデータに期待感があった。このまま終わるはずがない」と打席に入り、広島前田健の122キロスライダーをとらえた。延長戦に持ち込む一打を「うまく失投を打てました」と振り返った。
右足甲の違和感から3試合ぶりの先発復帰。6球目のチェンジアップを中前にはじき返した第1打席で、直球、スライダー、カーブと「全部の球種が見られた」という。1度見た球はイメージがつくれる。9回の打席はあえて狙い球を絞らずに、残像を利用した反応で打つことができた。
敗色濃厚だった試合を引き分け、西村監督は「何とか追いついて、選手はよくやってくれた」と評価。交流戦のホーム不敗を9試合に伸ばし、4年ぶりの交流戦優勝に望みをつないだ。
ロッテの大松が、9回2死一、二塁から右中間へ2点適時二塁打を放ち、土壇場で同点に追いついた。5日の中日戦(ナゴヤドーム)で右足の甲を痛めて以来、3試合ぶりの出場。打線は8回まで散発3安打に抑えられていたが「交流戦に入ってまだ千葉で負けていなかったので、何か起こるという思いがあった」と満足げ。この引き分けで交流戦の勝ち越しを決めた。
零敗目前の9回2死一、二塁から難敵・前田健をとらえたのは3試合ぶりにスタメン復帰したロッテ・大松だった。甘く入ってきたスライダーを右中間に2点二塁打して同点。痛めている右足甲の不安を感じさせない力強い踏み込みとスイングで快音を響かせ「ホームでは(交流戦で)負けていない。何か起こるんじゃないかとプラス思考で打席に入りました」と語った。
5月27日の同カード(マツダ)でも8回無失点に抑えられた前田健から今季17イニング目で初得点。価値あるドローにつなげ、昨季から続く交流戦の千葉マリンでの不敗神話は12試合まで伸びた。3年ぶりの交流戦勝ち越しも決定。西村監督も「あそこまでいったら勝ちたかったけど、よく追いついた。負けなかっただけでも良しとしないと」と納得の表情だった。
ロッテが土壇場で息を吹き返し、ドローに持ち込んだ。0−2で迎えた9回2死一、二塁、大松が右中間を突破する走者一掃の同点適時打。試合を振り出しに戻した。延長12回の末にドローとなったが、敗色濃厚だった試合を落とさずに済んだ。大松は「うまく失投を打てた。(右足甲の違和感で2試合を)休んだ分を取り返したい」と話した。西村監督は「9回(表)のピンチをしのいだので、何とかしてくれるんじゃないかと思っていた。勝ちたかったが、何とか追いついて、選手はよくやってくれた」と、交流戦優勝へ望みをつないだ試合を評価していた。
ロッテが何とか引き分けに持ち込んだ。0−2の9回に追い付き、守っても、延長12回1死満塁を併殺で無失点。西村監督は「負けなかったことだけでも、良しとしないと」と話した。
9回2死一、二塁で大松が完封ペースの前田健から右中間に2点二塁打。大松は「(交流戦で)本拠地で負けていないジンクスがあったので何とかなるんじゃないかと思った。負けなかったことが1番」と淡々と言った。引き分けで3年ぶりの交流戦の勝ち越しが決まった。
ロッテが何とか引き分けに持ち込んだ。0−2の9回に追い付き、守っても、延長12回1死満塁を併殺で無失点。西村監督は「負けなかったことだけでも、良しとしないと」と話した。
9回2死一、二塁で大松が完封ペースの前田健から右中間に2点二塁打。大松は「(交流戦で)本拠地で負けていないジンクスがあったので何とかなるんじゃないかと思った。負けなかったことが1番」と淡々と言った。引き分けで3年ぶりの交流戦の勝ち越しが決まった。
ロッテは9日、早坂が千葉県船橋市内の病院で、左ひざ内側側副靱帯の縫合手術を受けたと発表した。全治は不明。5月30日の横浜戦で、盗塁を試みた際に左ひざを痛めていた。