わたしはかもめ2010年鴎の便り(6月)

便

6月30日

千葉ロッテ7−3福岡ソフトバンク(千葉マリン)

ロッテが連敗を4で止め、2位に返り咲いた。2−3の5回2死二、三塁から金泰均の2点二塁打で逆転。サブローの2点三塁打、竹原の適時二塁打で計5点を奪った。大嶺は4月14日以来の白星。ソフトバンクは連勝が4でストップ。

123456789R
福岡ソフトバンク2100000003
千葉ロッテ11005000x7
竹原
「打ったのはストレート。ちょっと詰まり気味に打ってしまったけど、抜けてくれてよかったです。みんながつないでまわってきた打席。しかもチャンスの場面だったので自分も次につなぐ気持ちだけで打席に入りました。打ててよかった。」(5回適時二塁打)
サブロー
「今日はみんな悪い流れを断ち切りたいという強い気持ちがある。みんなでいつもと違うサードユニホームを着て、もう1度気持ちを入れ直してプレーをしたい。そんなみんなの思いがこの回の攻撃にはあった。これぞ『和』やな。」(5回2点適時三塁打)
金泰均
「打ったのは高目のストレートだ。抜けてくれてと祈りながら走ったよ。抜けてくれてホッとしたね。なかなか点が入らない状態が続いていたから、あの場面で打ててよかった。」 (5回2点逆転適時二塁打)

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ロッテには大嶺がいる、77日ぶり白星[ニッカン]

2ヶ月半ぶりの勝ち星にもロッテ大嶺祐太投手(22)の笑顔は控えめだった。2回までに3失点し、またかと思われた投壊の流れをピタッと止めてみせた。3回以降は、最速145キロの直球に得意のチェンジアップを生かし、6回3失点で4月14日以来の3勝目を挙げた。ここ4試合で46失点し、今季初の4連敗で3位に陥落したチームを1日で2位に再浮上させたが「迷惑をかけていたので、これからです」とお立ち台でも冷静だった。

長い道のりだった。5月17日に2軍降格。ファームでは「量が多くてついていくので精いっぱいだった」と必死に走り込んだ。6月4日に1軍に再昇格し、16日の22歳の誕生日には、西本投手兼バッテリーコーチからの勧めでバッサリと髪も切った。「夏になって暑いんで」と多くは話さないが、決意の表れだった。19日には、イースタン・リーグ巨人戦に調整登板し5回無失点。「スライダーとカーブの確認です。腕もよく振れた」としっかり意図をもって投げた。準備万端で挑んだ一戦で粘投。チームの勢いを取り戻すきっかけを作った。西村監督も「見事なピッチングだった」と若き右腕の投球をねぎらった。

◇的場、古巣に好リード

的場が30試合ぶりの先発出場で攻守に光った。1、2回と失点を許したが、ソフトバンク打線に的を絞らせないように、スライダー、カーブを多めに使い3回以降は無失点の好リード。5回には先頭で中前打を放ち、逆転の口火を切った。古巣ソフトバンクの前での活躍に「緊張しました。打てて良かったです」と胸をなで下ろした。

西本コーチ
「立ち上がりは慎重に投げすぎていたように思ったが、徐々にチェンジアップが生かせるようになった。」(大嶺の投球について)
長谷川
「追いついていたのに雑になったと言うか、グラブに神経が通ってなかった。」(5回にフェンス際の打球を捕球できず逆転を許し)

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ロッテ・大嶺、通算10勝目[サンスポ]

中19日で先発したロッテの大嶺が6回3失点で4月14日以来の3勝目。1、2回に失点したが「開き直って腕を振った。マイナス思考にならずに投げられました」と節目の通算10勝目を喜んだ。チームは連敗を4で止め、2位に再浮上。前日は23安打で19失点するなど3試合連続2けた失点を喫しており、西村監督は「よく粘った。3回からは見事な投球」と22歳右腕をねぎらった。

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大嶺、投球の幅広げ77日ぶり3勝目[スポニチ]

投球パターンを変えたロッテ先発・大嶺が復調を示した。これまでは直球とチェンジアップ中心の組み立てだったが、この試合は全107球中、直球46、スライダー31、チェンジアップ21、カーブ9。ソフトバンク打線を幻惑して6回3失点にまとめ、4月14日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来77日ぶりの3勝目を挙げると共に、チームの連敗を4で止めた。

「スライダーが特に良かった。ファームでしっかり投げた成果が出たし大きな収穫です」。2回までに3失点も、3回は先頭・多村をスライダーで空振り三振。2死一塁から松田もスライダーで空振り三振に仕留めて波に乗り、3試合連続2ケタ失点中だったチームの悪い流れを断ち切った。

6月20日にイースタン・リーグの巨人戦(同)に先発して、制球に自信がなかったスライダーとカーブを多投。自信を取り戻し、通用する球種が増えたことで投球の幅が広がった。正捕手・里崎が欠場も、全ての球種をバランス良く使うタイプの的場とのコンビもうまくはまった。区切りのプロ10勝目でチームは2位再浮上。「これからたくさん勝てるように頑張ります」と胸を張った。

金泰均
「勝利につながるヒットを打てて良かった。これで乗っていければいい。」(5回に逆転の2点二塁打)
的場
「何とか悪い流れを止めたかった。偏りのないリードを心掛けた。」(5回に本多の二盗を阻止。その裏、中前打で逆転の口火と攻守に大嶺を援護)

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テギュンV打に笑顔…ロッテ[報知]

ロッテ・金泰均が1点を追う5回、2死二、三塁で左中間に逆転の2点適時二塁打を放ち、大嶺の勝利を呼び込んだ。「勝利につながるヒットが打てて嬉しい」。前日(29日)は18号ソロを放ちながら、チームは大敗。「(4連敗で)4番としてプレッシャーや責任感が強くなっていた」という主砲は、久しぶりの快勝に笑顔を見せていた。

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ロッテ・大嶺、4月以来の3勝目「長かった」[サンスポ]

1、2回で計3点を失うも、そこから粘った。ロッテの大嶺は6回3失点で4月14日以来の3勝目を挙げた。「チームに迷惑を掛け、申し訳ないと思っていた。長かった」と安堵した。

先発が崩れ、チームは4連敗中だった。主将の西岡から「それは気にしないで投げろと言われた。開き直って投げられた」と大嶺。スライダーやカーブを今までより多めに使い、緩急をつけた投球が光った。プロ通算10勝目となった右腕は「1勝1勝積み重ねていければ」と話した。

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ロッテ・西村監督、連敗止まりご満悦[サンスポ]

2−3の5回。ロッテ打線が5点を奪い、試合をひっくり返した。今季ワーストの4連敗中だったチームを救う集中打に、西村監督は「強い気持ちで戦えた」と頬を緩めた。

1死二、三塁で井口が三ゴロ。途切れかけた流れを金泰均が引き戻す。初球の高めの直球を左中間に運び、逆転の2点二塁打となった。「勝利につながる安打が打てて嬉しい」と金泰均。大松の四球を挟み、さらにサブロー、竹原が連続適時打。サブローは「みんなの思いがこの回の攻撃にあった」と言った。

3試合連続で2けた失点を喫するなど、リーグ戦再開後の投手陣は散々だった。元凶は先発陣。この日は大嶺が1、2回に失点するもその後はゼロを並べる。攻撃の話題を自ら遮り、指揮官は「野球はリズムが大事。ゼロでいって流れが来た」と右腕を持ち上げた。

先発が粘り、打線が集中打を見せ「久しぶりにうちらしい野球」と西村監督。鬱憤を晴らす白星だった。

今江
「2点を先制された直後だったので、とりあえず1点を返せたのは良かった。」(1回に5号ソロ)
的場
「緊張した。ここ何試合か嫌な流れが続いていたので、何とか止めたかった。」(5月15日以来の先発マスク。1安打に盗塁も刺し)

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ロッテが連敗ストップ!大嶺が3失点粘投[サンスポ]

ロッテが5回に5本の長短打を集める猛攻で5点を奪って逆転勝ち。連敗を4で止めた。先発大嶺は6回3失点と粘り強い投球で3勝目を挙げた。

西村ロッテが正念場を迎えた。前日29日はソフトバンク打線に23安打を浴び、19失点で屈辱の大敗。今季初の4連敗で、ついに3位に転落した。元凶は投手陣にある。この4試合の総失点は実に46。3試合連続2ケタ失点という惨状だ。西村監督は「先発が踏ん張って試合を作ってくれないことにはね」と、負の連鎖を断ち切る“孝行息子”の出現を切望した。

この日の先発は大嶺。4回4失点だった6月10日の広島戦以来、中19日で満を持しての登板になった。4月14日の日本ハム戦で2勝目を挙げて以来、白星から遠ざかっているが、ソフトバンク戦は通算で2完封を含む4勝1敗。相性のよさを買われた。

「勝ったときのイメージを持って自分の投球をしたい」強い意欲を表してのマウンドは、1回にオーティズに2点適時打、2回にも川崎に適時三塁打を許した。3回以降は立ち直って反撃を待つと、5回に打線が爆発した。金泰均(キム・テギュン)の逆転二塁打など、5安打を集中して一挙5点。久々に千葉マリンの右翼席が沸き返った。

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大嶺祐が4月以来の3勝目[ニッカン]

ロッテが連敗を4で止めた。先発の大嶺祐太投手(21)が6回3失点の粘投。5回に金泰均の逆転打など打線の援護を受け、4月14日以来、2カ月半ぶりとなる3勝目を挙げた。「野手の方々に感謝したいです。これからもっと勝っていきたい」と控えめに話した。西村監督も「積極性?立ち上がりは慎重だったけど、3回以降はそういうものを出してくれた」と目を細めた。

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金泰均が逆転二塁打[ニッカン]

ロッテ金泰均内野手(27)が逆転打を放った。1点を追う5回2死二、三塁から、ソフトバンク小椋の高めの直球をとらえ、左中間フェンス直撃の適時二塁打。先発大嶺を援護する貴重な一打に「抜けてくれてホッとしたね。なかなか点が入らない状態が続いていたから、打ててよかった」と笑顔で話した。

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今江が5号追撃弾[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(26)が、0−2で迎えた1回1死、5号ソロを放った。ソフトバンク小椋のチェンジアップにやや態勢を崩されながらも、うまくバットに乗せ左翼ポール際へ運んだ。「初回に2点とられたあとだったので、とりあえず1点返せてよかった」と話した。

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