わたしはかもめ2010年鴎の便り(7月)

便

7月4日

千葉ロッテ9−7埼玉西武(千葉マリン)

ロッテが逆転勝ち。4−6の8回1死満塁から井口の2点適時打で追い付き、なお2死満塁から、サブローの遊撃内野安打と連続押し出し四球で3点を勝ち越した。4番手の古谷が2勝目。西武は長田が崩れ、2カード連続負け越し。

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ロッテ首位決戦制す!サブローが決勝打[ニッカン]

ロッテがアツい首位決戦を制した。決勝点をたたき出したサブロー外野手(34)は、後頭部を氷のうで冷やしながらインタビューにこたえた。「打席でもぼうっとしていて、気がついたらランナーで出てました」。8回2死満塁、追い込まれながら、バットの面を残すようにして、中前方向へ打球を転がした技ありの遊撃適時内野安打は、記憶が途切れるような条件下で、本能で打った一打だった。

うだるような暑さは今年1番だった。試合終了時点でも30度を超え、いつもは10メートルを超える海風も5メートル未満と弱く、体感気温は40度を超えていた。中堅手の岡田も「今日は1番暑かった。日陰もないし、集中力が低下してしまう。何とかやれたかな」とギリギリの戦いだったことを証言した。両軍合わせて14個の四球に、両軍とも失点につながる守備のミスを犯すなど、凡戦ともとられかねない内容の裏には、過酷な暑さがあった。

7回、2点差をつけられた時には「どうなるかと思った」という西村監督だが、試合後、この日の始球式を務めたプロレスラー藤波辰爾とガッチリ握手を交わした。プロレスのように二転三転する展開に「ドキドキした」という藤波に勝利を見せられ「せっかく気合を入れてもらったんでね」と喜んだ。8回、打者一巡の“必殺技”で試合を制したロッテが、西武と1ゲーム差に接近。首位奪回へ、再び手をかけた。

◇古谷、必死2勝

4番手の古谷が流れを断ち切る好投で、2勝目を手にした。2点を追う7回1死一塁で登板すると、1安打無失点で8回まで投げきり、逆転につなげた。「監督や西本コーチにチャンスをもらっている。期待に応えようとしているだけ」と必死さが結果につながった。西村監督も「今日は古谷でしょう。よく踏ん張った」と褒めた。

小野
「悪いなりには投げられた。先頭の四球が失点につながってしまった。首位攻防の大事な試合とは重々分かっていたのですが…。」(勝ち投手の権利を残しながら降板も4勝目ならず)

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ロッテ首位決戦勝ち越し、サブローV打![サンスポ]

頼りになるのはやっぱりベテランの力!!ロッテは4日、西武12回戦(千葉マリン)で大乱戦の末に9−7勝利。2点を追う8回、井口資仁内野手(35)の同点打、サブロー外野手(34)の勝ち越し打など、一挙5点を奪い試合を決めた。これで西武との首位攻防3連戦を勝ち越し、ゲーム差を再び「1」とした。

“野球の神様”は、2人の努力を見ていた。1勝1敗で迎えた首位攻防戦第3ラウンド。気温30度超えの酷暑の中、お互い譲らぬシーソーゲームに決着をつけたのは、井口とサブローのバットだった。

「井口さんが打ってくれた。あの時点で行けると思った。おれは(熱中症で)頭がボーっとしていて、気がついたら出塁していたよ」。試合後、サブローは氷で首を冷やしながら大乱戦を振り返った。

試合が動いたのは8回。1死満塁から井口が長田の初球の直球を左前に運ぶ、同点の2点適時打。大松が四球で2死満塁からはサブローの遊撃内野安打で勝ち越した。この回わずか3安打も、4四球に失策とミスにもつけ込み打者一巡で一挙5点を奪った。

ベテラン2人の調子は万全ではなかった。ヘッドが早くでることで力がうまくバットに伝わらないと悩む井口は、7月に入ってから中堅へ飛ばす意識を強く持ちながら30分の早出特打を敢行。サブローは6月18日のリーグ戦再開直前の2日間「腰で打つことができていない」と志願の居残り特打で下半身の使い方を体に覚え込ませた。

西村監督は「8回、井口とサブローがよくやってくれた。さすがベテランという仕事をきっちりしてくれた」と満足げ。

これで3位のソフトバンク、首位の西武に2カード連続で勝ち越しを決めた。努力を惜しまないベテランの力は、ここぞの場面で頼りになる。ロッテの強さの秘密はここにある。

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ロッテ・古谷、逆転呼んだ!好救援2勝目[サンスポ]

5年目左腕の古谷が、5月3日のプロ初勝利に続く2勝目を挙げた。2点を追う7回1死一塁で登板。1回2/3を1安打無失点に抑えると、打線が8回に逆転した。28歳は「向こうに流れが行かないように必死だった。期待に応えたい一心だった」と安堵の表情を浮かべた。

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ロッテ始球式にプロレスラーの藤波辰爾[サンスポ]

4日のロッテ−西武12回戦(千葉マリン)で、プロレスラーの藤波辰爾(56)が始球式を務めた。ロッテの重光昭夫オーナー代行(54)と親交があり、始球式は2度目。

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ロッテ、岡田の足で再逆転!首位レオに1差[スポニチ]

再逆転を呼び込んだのは50メートル走5秒6のロッテ・岡田の足だ。2点を追う8回1死、この試合2本目の内野安打で出塁。6回に二盗を決めている岡田は相手バッテリーに重圧をかけて続く西岡の四球を呼んだ。その後は井口が同点2点打、サブローが勝ち越し打などこの回一挙5点。首位攻防3連戦に勝ち越し1ゲーム差と迫った。

西村監督は「岡田の足は大きい。足が速い走者が出たらイヤですよね。必死でやっている成果が出ている」。6月24日に打率1割ちょうどまで落ち込んだ岡田は3試合連続の複数安打。始動のタイミングを早めるなど、連日の早出特打の成果に「最近ヒットも出て、自信が生まれて打席で余裕が出てきた」と自己分析する。ピンチの芽を摘んだ広い守備範囲を含め、走攻守で存在感が強まってきた。

サブロー
「エラーした分を取り返したかった。(熱中症で)頭が痛くて、気がついたら塁に出ていました。」(6回に適時失策も8回に決勝打)
古谷
「相手に流れがいかないように投げた。抑えられて良かったです。」(好救援で2勝目)

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逆転勝ちで2カード連続勝ち越し…ロッテ[報知]

ロッテは4−6とリードされた8回、1死満塁から井口の2点適時打で追い付くと、なお2死満塁から、サブローの遊撃内野安打と連続押し出し四球で3点を勝ち越した。4番手の古谷が2勝目を挙げた。

同点の2点適時打を放った井口は大きくガッツポーズ。「きっちり仕事をしてくれた」と西村監督も満足そうだった。

再び勢いを取り戻したロッテ。上位を争うソフトバンク、西武を相手に、2カード連続で勝ち越し、首位西武に1ゲーム差と迫った。

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好調岡田が逆転への口火[ニッカン]

ロッテ岡田幸文外野手(25)が逆転への口火を切った。8回1死、投手への内野安打で出塁すると、2点を追う場面だけに、盗塁する気はなかったにもかかわらず、大きなリードで2度の牽制を引き出すなど相手投手を揺さぶった。打者一巡、5点を点を奪う猛攻につなげた。西岡から「直球も変化球も追いかけていたら打てる訳がない」とアドバイスされ、ピンと来るものがあったという。「タイミングの取り方を早くし、余裕を持って打席に入れるようになったのが好成績につながっている」と自己分析した。

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的場同点打「流れを止めず」[ニッカン]

ロッテ的場直樹捕手(33)が、2点を追う4回、右中間に同点適時二塁打を放った。チェンジアップに食らいつくと、打球は最後にひと伸びし、中堅手のグラブの先に抜けた。「昨日はチャンスで打てず、貴重な流れを止めてしまった。今日は流れを止めずに打つことができて良かったです」と、うれしそうだった。

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