両先発が9回無失点だった投手戦はソフトバンクが今季4度目のサヨナラ勝ちで制した。0−0の延長11回に本多の中前打を足掛かりに1死一、二塁とし、オーティズの左中間安打で勝負を決めた。ロッテは今季2度目の4連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 1x |
ロッテはエース成瀬善久投手(24)が9回5安打無失点と好投した。ボール球を有効に使ってソフトバンク打線に的を絞らせず、2日の西武戦(千葉マリン)に続く2試合連続の10奪三振。延長11回にサヨナラ負けして今季2度目の4連敗となっただけに「ピッチング自体は自信になるけど、慎重にいきすぎて野手をリズムに乗せられなかった」と笑顔なく引き揚げた。
薮田が2試合連続で救援に失敗した。0−0で迎えた延長11回に3番手で登板すると、安打と四球で1死一、二塁。迎えた3番オーティズにカウント0−3から投じた直球を狙い打たれ、サヨナラ負けを喫した。8日の楽天戦(Kスタ宮城)に続いて敗戦投手となり「申し訳ないです。もう1度気持ちを切り替えて、チームに貢献していきたい」と反省していた。
ロッテのエース成瀬の2試合連続10奪三振、9回無失点の力投も実らなかった。
打線が今季最少の3安打で見殺しにし、延長11回サヨナラ負けで今季2度目の4連敗。ビジター7連敗と敵地で苦戦が続き、3位・ソフトバンクにゲーム差なしまで迫られた。成瀬は「慎重に投げすぎて野手をリズムに乗せることができなかった。勝ちにつながらず悔しい」。西村監督は「打線はチャンスはつくっているけど、点を取ってあげないと」と嘆いた。
ロッテは今季2度目の4連敗。3位ソフトバンクとゲーム差なしで、気付けば4位日本ハムとも1ゲーム差になった。
ロッテの成瀬は9回無失点だが、チームはサヨナラ負けし「野手のリズムをつくるためにもうちょっとテンポ良く投げれば良かった」と自らに厳しかった。
5〜8回を無安打で抑えるなど、1失点で完投した前回に続く好投に「自信になった。次につながればいいと思う」と前を向いた。
ロッテがサヨナラ負けで今季2度目の4連敗を喫した。先発の成瀬善久投手(24)が9回5安打無失点と好投したが打線の援護なく、延長11回1死一、二塁から3番手の薮田安彦投手(37)がオーティズにサヨナラ打を浴びた。西村監督は「成瀬が9回0点に抑えた訳だから、(打線が)チャンスで1本出さないと」と完封負けを嘆いた。
ロッテのマーフィーが7勝目に自信を見せた。11日のソフトバンク戦(ヤフードーム)に先発する助っ人左腕は、開幕6連勝後に2連敗。6月26日の日本ハム戦(札幌ドーム)が7回7失点、前回3日の西武戦(千葉マリン)は5回6失点と調子を落としているが「最近2試合はたまたま悪かっただけだし、問題ない。ヤフードームは運がある球場」。来日初先発で初勝利を挙げた5月2日の同カード以来のヤフードームで復調を示す。