ソフトバンクが5投手の無失点リレーで逃げ切った。山田は何度もピンチを背負いながら5回無失点で約1ヶ月ぶりの2勝目。打線は3回に本多の右前打で先制し、9回は多村が適時二塁打を放った。ロッテは好投の成瀬を援護できず。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
成瀬が今季6試合目の完投も9敗目を喫した。3回に味方の失策絡みで1点を失ったが、4回以降は無失点。打線の援護がないまま迎えた9回1死三塁、多村に二塁打を打たれて2点目を失った。首位攻防の第1ラウンドに敗れ痛い1敗。「負けたら意味がない。9回城所に(三塁打を)打たれたのは逆球だった。そこは反省しないと」と淡々と話した。
金泰均が2度の好機を生かせなかった。3回2死一、三塁から見逃し三振。5回には1死満塁で二ゴロ併殺に倒れ、3打数無安打に終わった。体調不良から3試合ぶりのスタメン復帰も結果は出ず。「すみません」と一言だけ残し球場を後にした。西村監督は「色んな原因があると思う。ちょっと考えないといけない」と打線の組み替えも示唆した。
ロッテは30日、山室公志郎投手を支配下選手登録した。
ロッテは体調不良から3試合ぶりにスタメン復帰した金泰均が大ブレーキ。3回2死一、三塁は見逃し三振、5回1死満塁では二ゴロ併殺打に倒れるなど3打数無安打で「すいません」と肩を落とした。
打線は5度も得点圏に走者を進めながら今月5度目の零敗。西村監督は金泰均について「気持ちが出ていないように感じた。ちょっと考えないと」とケガ以外では初めて4番から外す可能性を示唆した。
打線の援護がなく、136球の好投も報われなかったロッテの成瀬。左腕の力投に西村監督も「(成瀬を)責めることはできない」とかばった。2失点ながら緩急自在の投球は健在で、この日はソフトバンク打線から9三振を奪った。「内角で空振りが取れたのは収穫。こういうピッチングができれば、いずれは勝ちがつくと思う」と前を向いていた。
ここのところ復調していたロッテ打線だが、この日は好機を生かせなかった。今月5度目の零敗で、首位との差は2.5ゲームに開いた。
2〜5回まで毎回得点圏に走者を送りながら無得点。「(相手は)後ろにいい投手が控えているだけに先発を崩さないとこうなる」と西村監督は悔やんだ。
心配なのが金泰均。体調不良で3試合ぶりの先発復帰となったが、5回1死満塁で併殺打に倒れるなど3打数無安打。先発落ちや打順変更などを含め、指揮官は「色々考えます」と浮かない表情だった。
ロッテが今季8度目の完封負けで、首位攻防の第1ラウンドを落とした。先発の成瀬善久投手(24)が9回2失点と好投も、打線がソフトバンクの継投リレーに沈黙し、援護できなかった。投打がかみ合わず痛い1敗に、西村監督は「チャンスをものにしないと勝ち進むのは難しい。また明日考えます」と頭を悩ませた。
ロッテ吉見祐治投手(32)が、31日のソフトバンク16回戦(千葉マリン)に先発する。後半戦再開後は初登板。前半戦ラストゲームとなった21日の日本ハム戦(札幌ドーム)では4回途中2失点で降板し先発の役目を果たせなかった。首位攻防の大事な一戦での登板に「前半戦の最後はああいう形になってしまったので、なんとか良い形でソフトバンクに勝ち越したい」と意気込んだ。