楽天が逆転勝ちで3連勝。2−3の8回に鉄平の適時二塁打で追い付き、さらに2死二塁からの山崎の20号2ランで勝ち越した。青山が4勝目を挙げ、小山が9セーブ目。ロッテは4番手の薮田が打たれ、今季ワーストの連敗は6に。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | x | 5 |
悪夢のような逆転負けだった。ロッテが、仙台での球団ワースト記録となる13連敗を喫した。1点リードの8回、リリーフ薮田安彦投手(37)が1死後から四球と2安打で楽天に同点に追いつかれ、なおも2死二塁から決勝2ランを浴びた。「リードしていたのに申し訳なかった。1番やってはいけないことをやってしまった」と肩を落とした。
Kスタでは昨年7月9日から連敗中。過去に、仙台では91年から94年まで12連敗を喫したのが球団ワーストで、16年ぶりに塗り替えてしまった。6回1/3を2失点と好投した渡辺俊は「この球場に苦手意識は全くない。たまたまでしょう」とサバサバ振り返った。西村監督も執念の継投を見せた。7回1死後に、この日2安打の草野を迎えたところで渡辺俊から左の古谷にスイッチ。注文通りに内野ゴロに仕留めると、続く打者高須の場面で右の伊藤に変える“1人1殺”リレーで最善を尽くした。西村監督は「伊藤までは良かったが、薮田の四球がいけない。(連敗記録は)気にせず、3連戦の1試合残っている訳ですから明日しっかり戦います」とリベンジに燃えていた。
年月日 | スコア | 先発投手 | 責任投手 |
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09-07-08 | ○7−5 | 成瀬 | 荻野 |
09-07-09 | ●3−8 | 渡辺俊 | 渡辺俊 |
09-08-14 | ●3−4 | 渡辺俊 | 渡辺俊 |
09-08-15 | ●1−5 | 小野 | 小野 |
09-08-16 | ●6−7 | 唐川 | 伊藤 |
09-09-18 | ●5−9 | 清水 | 清水 |
09-09-19 | ●4−10 | 唐川 | 唐川 |
09-09-20 | ●5−6 | 小野 | 内 |
09-10-07 | ●0−9 | 唐川 | 唐川 |
10-07-06 | ●0−6 | コーリー | コーリー |
10-07-07 | ●4−6 | 大嶺 | 大嶺 |
10-07-08 | ●4−5 | 渡辺俊 | 薮田 |
10-08-03 | ●3−5 | マーフィー | マーフィー |
10-08-04 | ●3−5 | 渡辺俊 | 薮田 |
ルーキー清田が5回にプロ1号の2ランをマークした。1点追う5回1死一塁から、楽天長谷部の133キロ真ん中スライダーをセンターバックスクリーンへ運んだ。一時は逆転となる価値ある1発。「バックスクリーンにプロ初本塁打なんてちょっと信じられません。チームが勝てれば良かったんですが」と、敗戦に喜びも半減の様子だった。
8回に逆転を許し、今季ワーストの6連敗。仙台では昨年7月から13連敗となった。山崎に2ランを浴びた4番手の薮田は「1番やったらいけないこと。チームに申し訳ないことをした」と敗戦の責任を背負い込んだが、西村監督は「1つ勝てば…。気にしたら悪い方向にいく」と必死に気持ちを切り替えた。
ロッテのドラフト4位・清田が5回にプロ1号の逆転2ランも、1点リードの8回に4番手・薮田が3失点して逆転負け。今季初の6連敗で貯金は4月1日以来の4まで減り、仙台での連敗も球団ワーストとなる13まで伸びた。
四球から崩れた薮田は「申し訳ないことをした。打たれては駄目。1番やってはいけないこと」。清田も「これで安心せず、もっと頑張らないと。勝てれば良かったんですけど」と喜び半減といった様子だった。
ロッテが、仙台での球団ワースト記録となる13連敗を喫した。1点リードの8回裏に、リリーフ薮田が1死後から四球と2安打で同点に追いつかれ、なおも2死二塁から決勝2ランを浴びた。「チームがリードしていたのに申し訳なかった。1番やってはいけないことをやってしまった」と肩を落とした。西村監督は「伊藤までは良かったが、薮田の四球がいけなかった。(連敗記録は)気にせず、3連戦の1試合残っている訳ですから明日しっかり戦います」と気持ちを切り替えていた。
ロッテは悪い流れが断ち切れない。8回に逆転を許し、今季ワーストの6連敗。仙台では昨年7月から勝ち星がなく、13個も黒星が並ぶ。
西村監督は「1つ勝てば。気にしたら悪い方向にいく」と必死に気持ちを切り替えた。5回に3−2と逆転。継投で逃げ切りを図ったが、4番手の薮田がつかまる。同点とされ、なお2死二塁で山崎に2ランを浴びた。右腕は「1番やったらいけないこと。チームに申し訳ないことをした」と敗戦の責任を背負い込んだ。
ロッテの新人、清田が5回にプロ1号を放った。ただ、チームは逆転負け。「勝てれば、1番良かったんですが」と喜び方は控えめだった。
甘く入った変化球を中越えに運び「バックスクリーンに初本塁打なんて、ちょっと信じられない」。同じ新人の荻野貴が故障で離脱中。岡田とともに中堅を担っている24歳は「ストライク(ゾーン)に来たら全部いこうという、前向きな気持ちが結果につながっている」と自信を深めていた。