楽天が4連勝。1−2の2回に6長短打を集めて4点を奪うと、以降も着実に加点した。永井は直球とスライダーを軸に打たせて取り、7安打3失点の今季初完投勝利で7勝目。ロッテは攻守に元気がなく、7連敗で4位に転落した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
東北楽天 | 1 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | x | 9 |
ロッテが、昨年7月以来の7連敗で4位に転落した。2−5で迎えた3回、先頭打者・今江の遊ゴロを、一塁でのクロスプレーでアウトと判定されたことを不服とし、西村徳文監督(50)が猛抗議。柳田一塁塁審を押した暴力行為で、プロ生活29年目にして初の退場処分を受けた。「カーッとなりすぎてしまった。審判の方のことも言いたくないので勘弁してください」と、多くを語らなかった。
試合前の時点で、チームはKスタ13連敗で、4位オリックスにゲーム差0で並ばれていた。焦りがないといえば嘘になる。連敗を止めたい気持ちが、いつもは冷静な監督を狂わせた。退場後は監督室に下がって試合を見届けたが、ナインも投打に空回り。先発コーリーは2回に右手に打球を受け、2回5失点降板。西村監督は「あの回でああなると後の投手の負担にもなる。明日からやり直します」と、6日からのオリックス戦へ向け、自分に言い聞かせるように話した。
ロッテ左翼手の大松がフライを10個処理し10刺殺、3回には送球でアウトにし1補殺を記録して守備機会11。外野手の1試合11守備機会は50年小鶴(松竹)56年中(中日)80年若松(ヤクルト)に並ぶ2リーグ制後最多タイで、パ・リーグでは過去8人がマークした10守備機会を抜く新記録。また、外野手の10刺殺は93年ライト(ダイエー)以来7人目のパ・リーグタイ記録。
ロッテが西村徳文監督(50)の退場処分を受けた上に、昨年7月以来の7連敗で4位に転落した。2−5で迎えた3回、先頭打者・今江の遊ゴロを、一塁でのクロスプレーでアウトと判定されたことを不服とし、西村監督が猛抗議。柳田一塁塁審を押した暴力行為で、プロ生活29年目にして初の退場処分を受けた。「カーッとなりすぎてしまった。審判の方のことも言いたくないので勘弁してください」と、多くを語らなかった。キャプテンの西岡は「勝ちたい思いが監督のああいう形になったと思う。明日は勝ちたい」と連敗ストップを誓った。
ロッテ・西村監督が退場処分を受け、チームは3月20日の開幕戦以来となるBクラス転落と踏んだり蹴ったりだ。
指揮官は3点を追う3回、今江の三遊間へのゴロを一塁でのクロスプレーでアウトと判定され激高。柳田一塁塁審の胸を小突き、現役時代を含めて初の退場となった。「カ〜ッとなりすぎた。審判のことは言いたくないし勘弁してください」。そんな必死な姿勢にナインが応えられず今季初の7連敗でKスタ宮城では14連敗、貯金も3月31日以来となる3まで減少。西村監督は「今は辛抱。どこかで悪い流れを断ち切らないと」と言葉を絞り出した。
ロッテの的場が7月17日以来の先発マスクで、5年ぶりの一発を放った。2回に左越えに運び「とにかくチームに貢献できるように、必死にバットを振った結果」と話した。
プロ通算5本目の本塁打は、一時は逆転となる2ラン。ただ、その後は投手陣が失点を重ねただけに「厳しいです。もっと、低めを意識させられれば良かった」と声を落とした。
鬼気迫る表情で一塁塁審に詰め寄った。3回。ロッテの西村監督が今江の遊ゴロをアウトの判定に激高し、退場処分となった。指揮官が勝利への執念を見せたが、起爆剤にはならなかった。監督は疲れた表情で「今日は話すこともないけど…。かっとなってしまった」。昨年7月以来の7連敗を喫し、開幕直後以来の4位転落。仙台では昨季から14連敗となった。
2−1と逆転した直後の2回に先発コーリーが6安打を集められ4失点。その後も、中継ぎ陣が失点を重ねた。「先発がああなると、後の投手にも負担になる」と指揮官は嘆くしかない。
失速を招いたのは後半戦9試合で66失点の投手陣。チーム防御率はリーグワーストにまで落ちた。打ち勝とうとする意識が力みを生むのか、打線も本来のつなぎが見られなくなった。負の連鎖に陥り「どこかで断ち切らないといけない」と指揮官は言う。
主将の西岡は「監督が退場になったけど、チームの勝ちたい思いの表れ。明日、何とかしたい」。泥沼から抜け出せるか。
ロッテの的場が7月17日以来の先発マスクで、5年ぶりの一発を放った。2回に左越えに運び「とにかくチームに貢献できるように、必死にバットを振った結果」と話した。プロ通算5本目の本塁打は、一時は逆転となる2ラン。ただ、その後は投手陣が失点を重ねただけに「厳しいです。もっと、低めを意識させられれば良かった」と声を落とした。
ロッテの西村徳文監督(50)が、審判員への暴力行為で退場処分を受けた。2−5で迎えた3回、先頭打者の今江の遊撃へのゴロを、一塁でのクロスプレーでアウトと判定されたことを不服とし、柳田一塁塁審を押すなどした。今季から指揮を執る西村監督の退場は初めて。
ロッテ的場直樹捕手(33)が1点を追う2回に逆転2ランを放った。2死一塁から142キロ高め直球を左翼席へ運んだ。本塁打は05年以来5本目で、ソフトバンクから移籍後は初。「打ったのはストレート。1、2の3で打ちました。ホームランはたまたまですが、とにかくチームに貢献できるよう必死にバットを振った結果だと思います」と話した。
ロッテの先発コーリー(36)が2回7安打5失点KOされた。「連敗を止めないといけない大事なマウンドを任されていたが、ボールが高めに浮いて悔しい結果になってしまった。それ以上に言葉が浮かばない」とガックリ。2回無死一塁から、草野の打球を右手に受けるアクシデントがあり、その影響もあってか一挙4失点で逆転を許した。