わたしはかもめ2010年鴎の便り(8月)

便

8月17日

北海道日本ハム2−3千葉ロッテ(東京ドーム)

ロッテは井口が0−2の5回に適時二塁打して同点に追い付くと、8回にも12号ソロを放って勝ち越した。マーフィーが7回2失点でチームトップの10勝目。日本ハムは1回に2点を先制したが、その後は決定打が出なかった。

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千葉ロッテ0000200103
北海道日本ハム2000000002

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井口決勝12号「もうひと踏ん張りで上に」[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が決勝ソロを含む全打点を挙げた。0−2で迎えた5回2死一、二塁。日本ハム・ケッペルの146キロ直球に詰まらされながら、右翼線へしぶとく運び適時二塁打。同点の8回には、右中間へ12号決勝アーチ。カーブをはじき返した打球は高い放物線を描いた。「真っ直ぐ待ちだったけどうまく対応できた。入るとは思わなかった」と狭い東京ドームならではの本塁打に苦笑いだった。

不動の3番打者も決して本調子ではなかった。4、5月は打撃好調を維持したが、6月に調子を落とし打率は3割を切った。不振が続くと、本拠地・千葉マリンでの試合前は若手に交じり早出特打を行うこともあった。好調時のビデオを見直すなど、試行錯誤を重ねてきた。打撃陣を引っ張るベテランの3安打3打点の活躍でチームは3連勝。負けられない戦いが続く中、井口は「もうひと踏ん張りしたら、上にいける。もちろん優勝を狙ってやっている」と力強かった。

◇マーフィーが1年目2ケタ

マーフィーが苦しみながらも10勝目を挙げた。1回、制球が定まらず2四球と3本の長短打で2失点。苦手の立ち上がりを攻められた。だが、2回以降は立ち直り、持ち前の緩急と低めへの制球で日本ハム打線を封じた。来日1年目での2ケタ勝利は、ロッテでは85年の荘勝雄(11勝)、95年のヒルマン(12勝)以来、3年目の快挙だが「率直に嬉しいけど、また明日から0勝0敗のつもりでやりたい」と引き締めていた。

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ロッテ3連勝、井口「打ててよかった」[サンスポ]

困ったとき、ロッテにはこの男がいる。井口資仁、35歳。プロ10年目、メジャーから戻ってきて2年目。違いのわかる男−。

持ち前の勝負強さを発揮した。チームの3点は、全て井口のバットから生まれた。「いいところで打ててよかった」。

0−2の5回2死一、二塁。内角の直球に詰まりながらも右翼線にポトリと落とす二塁打で、2者を迎え入れた。「いい打ち方をしていれば、ああやって落ちる」。球をしっかりと引きつけ、球威に負けることなく打ち返した。

“らしさ”を存分に見せたのが2−2の8回だ。外角のスライダーを右方向へ。「感覚としては非常に良かった。うまく押し込めた」。打球は右中間席に飛び込んだ。決勝の12号ソロ。「自分らしい右への本塁打。これをきっかけに、調子を上げていきたい」と喜びを口にした。

首位・西武とは4ゲーム差。「日替わりで誰かが頑張れば、チームは沈まない」。ちょっと渋めのコーヒー。そんな感じの井口が“お口の恋人”ロッテには似合う。

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マーフィー2失点も修正、単独トップの10勝[スポニチ]

ロッテ・マーフィーが初回に2失点も立ち直った。2回以降も再三得点圏に走者を背負ったが7回2失点にまとめてチーム単独トップの10勝目。

球団の外国人投手では05年のセラフィニ以来となる2ケタ勝利となった。「最大限、粘って投げられた。10勝は嬉しいけど、シーズンは続くし、また0勝0敗の気持ちでやっていきたい」。西村監督も「2点取られた後、しっかり抑えてくれた」とねぎらった。

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逆転勝利呼んだ!井口が右打ち3連勝弾[スポニチ]

ロッテ・井口の一打で今江が激走した。2点を追う5回2死一、二塁。右翼線にポトリと落ちる当たりで一塁から一気に本塁へ。捕手・鶴岡に体当たりするように滑り込んだ。負傷者続出で苦しいチーム状況に陥っている中、ケガをも恐れぬ決死のスライディングで同点。この接触プレーで両軍ナインが入り乱れ、にらみ合う不穏なムードが漂ったが、今江は「クロスプレーだしブロックされたらアウト。点が入って良かった」と振り返った。

チーム一丸。その今江を還した井口は、技ありの同点2点二塁打に「悪い打ち方ならゴロになる。いい打ち方をしていれば(安打ゾーンに)落ちる」と納得顔だ。完全に詰まった当たりながら、1ボールからの内角146キロ直球を腕を畳んで押し込むように右翼線へ。これぞ井口が追い求める打撃技術だった。

球を体の前でさばくのではなく、ギリギリまで引きつけて右腰近辺でとらえる。球を長く見られる分、見極めが良くなり、バットの芯でとらえる確率も上がる。一方で差し込まれるケースが多くなることは覚悟の上。「詰まって二塁の後方に落ちるのはいいヒット。年間通して、きれいなヒットは何本も打てるものじゃない」。相手投手にとっては打ち取ったと感じる打球が安打になるとダメージも大きい。

井口は8回には初球のスライダーを右中間へ特大の決勝ソロ。「体がうまく反応して、うまく押し込めた」。全て右方向への3安打で全3打点を叩き出した。チームは4位・日本ハムに競り勝ち3連勝。3位ながら首位・西武に4ゲーム差と詰め寄った。「もちろん目標は優勝。日替わりでも誰かが打てばチームは乗っていける」。残り35試合に弾みがつく逆転勝利をベテランのバットが呼び込んだ。

井口の前回猛打賞
8月12日の日本ハム戦(千葉マリン)、初回に先制左前打。その後は内野安打、空三振、中越え二塁打と3安打1打点。試合は唐川が6回2失点。5−2で3ヶ月ぶりの白星。

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ロッテ・井口、持ち前の勝負強さを発揮![サンスポ]

持ち前の勝負強さを発揮した。ロッテが奪った3点は、全て井口のバットから生まれた。「いいところで打てて良かった」と静かに喜んだ。

詰まりながらも右翼線にポトリと落とす二塁打で、2者を迎え入れた。会心の当たりではないが「いい打ち方をしていれば、ああやって落ちる」。球をしっかり引きつけ、球威に負けることなく打ち返した。

井口らしさを存分に見せたのが2−2の8回。外角のスライダーを右方向に運び「感覚としては非常に良かった。うまく押し込めた」。打球は失速することなく、右中間席に飛び込んだ。決勝の12号ソロに「自分らしい右への本塁打。これをきっかけに、調子を上げていきたい」と言った。

「日替わりで誰かが頑張れば、チームは沈まない」。打線が本来のつながりを欠く中、井口の存在が大きい。

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マーフィー、来日1年目で10勝目[スポニチ]

来日1年目のロッテのマーフィーが10勝に到達した。「嬉しいけど、明日からまたシーズンが始まる気持ちでいきたい」と表情を緩めることなく言った。

1回に2点を失い、その後もピンチの連続だった。2、6回以外は毎回得点圏に走者を背負ったが、球威のある直球を軸に決定打は許さなかった。7回2失点に「自分自身、最大限に粘った試合。2回以降は緩急をうまく使って投げられた」と胸をなで下ろしていた。

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井口決勝ソロでマーフィー援護[ニッカン]

ロッテが井口資仁内野手(35)の12号決勝ソロで3連勝を飾った。先発のビル・マーフィー投手(29)が7回2失点と好投し、来日1年目で10勝目を挙げた。8回、決勝の本塁打を放った井口は「マーフィーも踏ん張っていたので。いいところで打ててよかった」と喜んだ。

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井口が同点の2点二塁打[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が、0−2で迎えた5回2死一、二塁で、右翼線へ2点二塁打を放った。日本ハム・ケッペルの直球に詰まりながらも右前へ運び、同点となる貴重な一打。ベンチへ戻ると「詰まったけど、いいところに落ちてくれた。タイムリーになって嬉しい」と喜んだ。

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