日本ハムが打ち勝った。1回に小谷野の犠飛、糸井の2ランで3点を先制し、3回にも3点。6−5と追い上げられたが、6回に陽岱鋼の二塁打で加点した。糸数が今季初勝利。ロッテは渡辺俊が早々と降板し、連勝が3で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
北海道日本ハム | 3 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | x | 7 |
ロッテ渡辺俊介投手(33)が3回もたずに6失点で6敗目を喫した。持ち前の制球力を発揮できなかった。1回、先頭の田中には内角高めの直球、22ランを打たれた5番糸井には外角高めの直球をはじき返された。いずれも捕手的場の構えたミットから大きく高めに外れた。3四死球でリズムにのれず「どうにかしないといけない。ボールが弱かったんじゃないか」と試合後は足早に球場を引き揚げた。
中盤に1点差まで詰め寄ったが及ばなかった。走塁死で勢いが止まってしまった。4−6の5回、1死二、三塁で井口が中前安打。三塁から清田は生還したが、二塁走者の西岡のスタートがやや遅れ、ホームで憤死。2死二塁となり続く金泰均の左前打で、今度は井口も本塁でタッチアウトとなり同点にも追いつけなかった。指示をした上川三塁コーチには、西村監督は「僕が任せた三塁コーチですから。次にやってくれればいい」とかばった。
ロッテに傾きかけた流れが連続の本塁憤死で断たれた。2点を追う5回1死二、三塁。井口の中前へのライナー性の安打で三塁走者・清田が生還して1点差、二塁走者・西岡も本塁へ突入したが糸井の好返球でタッチアウトになった。
西岡は俊足だがスタートは遅れた。さらにまだ1死で中堅は強肩・糸井。次打者は前打席で2点打を放っている4番・金泰均だったことも考えると無理する必要はない場面だった。
7月19日の同カード(札幌ドーム)では7回2死二塁、井口の中前打でタッチをかいくぐって生還した西岡は「コーチの指示だしアウトになったのは結果論。何とも言えない」とし、上川三塁コーチは「オレのミス。西岡の足ならと思って回したけど日本ハムの外野は強肩。オレで負けた」と判断ミスを認めた。
続く2死二塁で金泰均は痛烈な左前打。森本の好返球で井口が本塁憤死したのは2死だけに責めるのは酷かもしれない。だが6点差を追い上げながら同点のホームが遠く連勝が3でストップ。西村監督の「5回は流れがきていただけに、もったいなかった」との言葉が全てを物語っていた。
ロッテは先発の渡辺俊が2回0/3を6失点で降板と乱調で連勝が3で止まった。右腕は「シンカーが簡単に打たれていた」と肩を落とした。
攻撃でもちぐはぐさが目立った。5回1死二、三塁、井口が中前打したが二塁走者の西岡が本塁で刺される。2死二塁となって、今度は金泰均の左前打で井口が本塁でアウトに。ともに浅い当たりで、西村監督が「流れが来ていただけにもったいない」と言えば、上川三塁ベースコーチは「自分のミス。失敗した」とガックリ。
ロッテは先発の渡辺俊が2回0/3を6失点で降板。連勝が3で止まった。右腕は「シンカーが簡単に打たれていた」と肩を落とした。
攻撃でもちぐはぐさが目立った。5回1死二、三塁、井口が中前打したが二塁走者の西岡が本塁で刺される。2死二塁となって、今度は金泰均の左前打で井口が本塁でアウトに。ともに浅い当たりで、西村監督が「流れが来ていただけにもったいない」と言えば、上川三塁ベースコーチは「自分のミス。失敗した」と責任を背負っていた。
追い上げ及ばす、ロッテの連勝は3でストップした。先発の渡辺俊介投手(33)が3回途中6失点で降板。6点を追いかけた打線は、中盤で5点を奪ったが、序盤の失点が響いた。西村監督は「とにかく投手がしっかり抑えて、打線が点をとることですよ」と話した。
ロッテ井口資仁内野手(35)が5回表、1死二、三塁から中前へ適時打を放った。一時は1点差に詰め寄る一打で、2試合連続の打点を挙げた。チャンスをしっかりとものにし、「追い込まれていたので軽く合わせるぐらいの気持ちで打ったら、いいところに飛んでくれた」と振り返った。
ロッテ渡辺俊介投手(32)が今季9勝目をかけ先発したが、3回途中6失点で降板した。1回に小谷野の犠飛と、糸井の2ランで3失点。その後も立ち直れず、3回にも3失点。不本意な投球に「今日はなんにありません。チーム、ファンに申し訳ない」とうなだれた。
ロッテ金泰均内野手(28)が0−6で迎えた4回表、1死二、三塁から反撃ののろしを上げる2点適時打を放った。日本ハム糸数の内角シュートに詰まらされながらも、右翼線へ運び「当たりがどうであれ走者を返すことができてよかった」と胸をなで下ろした。
ロッテ福浦和也内野手(34)が、2−6で迎えた4回、1死一塁から右中間へ9号2ランを放った。日本ハム糸数の4球目のシンカーを完璧にとらえた。2点差に詰め寄る追撃弾で「打った瞬間入ると思った。つなぐことだけ考えた結果」と会心の一打だった。