わたしはかもめ2010年鴎の便り(8月)

便

8月20日

千葉ロッテ3−1オリックス(千葉マリン)

ロッテの成瀬は抜群の制球力で打者の内外角を揺さぶり、7回2/3を1失点で2年連続の2ケタ勝利を挙げた。打線は4回に福浦の中前打で2点先制、5回は井口の右前打で加点した。オリックスは好機を生かせず、成瀬に今季5戦全敗。

123456789R
オリックス0000010001
千葉ロッテ00021000x3

ページトップ

福浦2安打2打点「引退」同期に贈る[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手(34)が同期へ贈る一打を放った。4回、1死二、三塁から木佐貫の143キロ直球を中前へはじき返し、先制の2点適時打。19日の日本ハム戦(東京ドーム)の試合前、93年のドラフトで同期入団だった大塚が今季限りでの現役引退を表明した。突然の知らせに驚きを隠せなかった。試合は無安打に終わったが、帰りに電話連絡し「ケガしないように頑張ってくれ」と激励を受けた。すると一夜明けたこの日は2安打2打点。勝利をたぐり寄せた一打には「1年目から一緒にやってきて、ずっと仲がよかったので。今日は打てて本当によかったですよ」と同期への思いが詰まっていた。

ページトップ

成瀬「粘れた」2年連続2ケタ勝利[ニッカン]

ロッテ成瀬善久投手(24)が7回2/3を5安打1失点で2年連続2ケタ勝利を挙げた。内角の直球を見せ、外角のスライダーとチェンジアップで最少失点に抑えた。完投も見えた8回2死一塁から、チェンジアップが抜け、坂口に死球を与えたところで降板。それでもお得意様のオリックス相手に今季5戦5勝。「調子はよくなかったけど、何とか粘れた。2ケタ勝てたのは自信になる」と笑顔で振り返った。

◇人工芝

千葉市は今オフに張り替える千葉マリンの人工芝について、ゴムチップなどを使わない芝の長さが32ミリのショートパイルに決まったと発表。ロッテ選手会が希望した西武ドームに近いタイプ。

◇出産

ロッテ香月良仁投手(26)の千尋夫人(27)が19日に熊本市内の病院で第1子(長女)を出産。2872グラムで母子ともに健康。

ページトップ

成瀬、2年連続2ケタ10勝!でも「申し訳ない」[スポニチ]

ロッテ・成瀬が8回途中5安打1失点で2年連続2ケタとなる10勝目を挙げた。

「先に10敗しているし貯金があるチームの中で申し訳ない」。今季オリックス戦は5戦全勝とお得意様だが、リーグワーストの26被本塁打のうち、オリックスには西武と並び最多の6本塁打を被弾もソロ4本に2ラン2本とダメージを最小限にとどめているのが、勝利につながっている。「ソロならいいという気持ちが、逆に大胆にいけている」と自ら分析した。

福浦
「昨日打ちたかったけど、今日打ててよかった。1年目から寮でも一緒だった。寂しいし、残念。昨日電話したら「(福浦の引退を)待ってる」って冗談で言われたけど、彼の分まで頑張りたい。」(4回1死二、三塁から先制の中前2点打。前日に同期入団で同い年の大塚が引退発表)

ページトップ

ロッテ・成瀬が10勝目!オリをカモッた[サンスポ]

千葉の夜風が気持ちよかった。7回2/3を5安打1失点で10勝目。2年連続3度目の2ケタ勝利をつかみ、成瀬が満面の笑みを浮かべた。「1球1球大切に投げました。結果的にバテてしまいましたけどね」。

昨年8月8日以来、対オリックス戦は負け無し。6回、下山に直球を右越え三塁打され1点を失うも、スライダーとチェンジアップを多投。変化球主体の投球で連勝記録を「7」に伸ばした。

前日19日に、3歳下の唐川が今季初の完封勝利をマーク。「唐川のおかげで中継ぎ陣が休めた。今日勝てたのは唐川のおかげ」と後輩をほめる余裕すらあった。

首位・西武が敗れ、ゲーム差は4に縮まった。「先に10敗してしまったので、これからは負けない。残りは全部勝ちます」。エースが力強く宣言し、獅子の背中を追いかける。

ページトップ

福浦が先制打、成瀬10勝目[ニッカン]

ロッテが2点差で逃げ切り連勝を飾った。4回1死二、三塁から、福浦和也内野手(34)が先制の2点適時打。5回にも1点追加し流れを引き寄せた。投げては先発の成瀬善久投手(24)が8回途中1失点で10勝目。西村監督は「打つべき人が打ってくれた。成瀬もよく投げてくれた」と投打のヒーローをたたえた。

ページトップ

福浦先制打に「ホッとしてる」[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手(34)が、4回裏1死二、三塁から先制の2点打を放った。カウント2−3からオリックス木佐貫の直球を中前へはじき返した。4回まで2安打無失点の先発成瀬を援護する一打に「先制点をとることができてホッとしているよ」と胸をなでおろした。

ページトップ

千葉マリンの芝は西武Dタイプ[ニッカン]

千葉市は20日、今オフに張り替える千葉マリンスタジアムの人工芝について、ゴムチップなどを使わない芝の長さが32ミリのショートパイルに決まったと発表した。市によると、ロッテ選手会が希望した西武ドームに近いタイプだという。

ページトップ

吉見「こういう経験は初めて」[ニッカン]

ロッテ吉見祐治投手(32)が、自身3連勝をかけ21日のオリックス17回戦(千葉マリン)に先発する。オリックス相手には7日の登板で3年ぶりの完封を達成しているが「多少いいイメージはある。でもどのチームも強いと思っているんで、1戦1戦抑えるだけ」と気を引き締めた。CS進出に向け負けられない戦いが続くことには「こういう経験は初めだし、そこで結果を出さないと」と意気込んでいた。

ページトップ

ロッテ・成瀬、粘投で2年連続2ケタ勝利[サンスポ]

「調子が良くなくて、苦しかったですよ」とロッテの成瀬は言う。ただ、粘り腰が際立っていた。8回途中まで連打を1度も許さずに1失点。丁寧に、丁寧に一球を積み重ね、2年連続3度目の2ケタ勝利をつかんだ。

この日は直球が走らず、チェンジアップをこれでもかと続けた。成瀬の投げ方は「抜く」ではなく「切る」。体への負担は大きくなるが、この組み立て変更が粘りの投球に結び付いた。普段ならゴロを狙うが、「併殺以外の場面はアウトになれば良い」と割り切った。

飛球アウトは10個。名物の風が2、3メートルと弱かったのも頭に入れた、頭脳的な投球だった。最後はばてたが、「何とか粘れたかな」と満足感も漂う。これで成績は10勝10敗。貯金なしの物足りなさは、自身が1番分かっている。「先に10敗してしまったので、これからは負けない。残りは全部勝ちます」。上位争いするチームには頼もしい、主戦の自覚だ。

西村監督
「成瀬はよく投げたし、打つべき人も打った。チームには大きい勝利。」(2点差で勝ち)

ページトップ

成瀬、2年連続2ケタ勝利…ロッテ[報知]

ロッテの成瀬は抜群の制球力で打者の内外角を揺さぶり、7回2/3を1失点で2年連続の2けた勝利を挙げた。打線は4回に福浦の中前打で2点先制、5回は井口の右前打で効果的に加点した。オリックスは好機を生かせず、成瀬に今季5戦全敗。

この日の成瀬は直球が走らず、チェンジアップを多投した。「調子が良くなくて、苦しかったですよ」と振り返ったものの、8回途中まで連打を1度も許さずに1失点。2年連続3度目の2けた勝利をつかんだ。

これで成績は10勝10敗。「先に10敗してしまったので、これからは負けない。残りは全部勝ちます」と誓っていた。

ページトップ

「二塁手論」出版[朝日新聞]

「二塁手論」。井口資仁内野手(35)が7月30日に2冊目の著書となる新書を幻冬舎から発売した。タイトルだけを見ると、硬い技術本のような印象を受けてしまうが、内容は決してそうではない。むしろ井口の人生観について余すことなく語った本となっている。

「タイトルは全く思いつかなかった。『ポテンヒット』にしようかという意見もあったけど、最終的にはこれにした。タイトルそのものにはそれほど意味がない」。井口はそう言って苦笑する。実はこの本の製作に入ったのは1年以上前。「本を書こうと思っている」と本人から告げられてからあまりにも時間が経過していたので、こちらはすっかり忘れていたほどだ。

「もう、何度も何度も書き直した。完全に納得するまで出版はしたくなかった。出版社の方にはだいぶ迷惑をかけたけど、自分の本なので納得するものを書きたかった」。それほど力を入れて時間をかけて書いた本。読んでみると、最後の1ページまで、あっという間に読破してしまうほど引き込まれてしまった。冒頭でも書いたように技術を中心とした野球本のようではあるが、それは全くの見当違い。著者が1番伝えたいのは生きる上での考え方である。

「技術的な話はもちろん少しはしているけど、その辺はオマケみたいなもの。自分が伝えたいメッセージはそれ以外の部分」。本書には何度も「人生」という言葉が出てくる。その中で自分の野球人生の中の教訓から学んだ生き方を紹介している。中でも1番伝えたかったであろうと推測するのは「大きな夢の前に目標を、つまり小さな幸せを大切にすることが成功への第一歩だ」という部分であろう。

夢を目標という現実の形に変換し、その夢を達成する努力をする。それが出来ないような夢は下手をすれば現実逃避。夢を語るだけで満足してはいけない。大人達は子供達に夢を見ることよりもむしろ、どんなに小さくてもいいから1つの目標を達成することの大切さを教えるべきだ。小さな目標を1つ1つクリアして小さな幸せを感じ取って欲しい。人生はその積み重ね。今日という日をどれだけ大切に過ごすか。174ページにもわたる本書のごく一部の要約ではあるが、井口はこの部分を語っている時、筆に1番力が入っているように読み取れた。

悩んでいる人。壁にぶち当たっている人。もちろん、井口のファンでその人生観を知りたいという人。ぜひ、この本を手にとって欲しいと思う。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

ページトップ