わたしはかもめ2010年鴎の便り(8月)

便

8月21日

千葉ロッテ7x−6オリックス(千葉マリン)

ロッテがサヨナラ勝ち。5点を追う展開から井口の満塁本塁打とサブローの2ランで6回までに6−6とし、延長11回に先頭の大松が右翼席へ運んだ。オリックスはロッテに6連敗で、3年ぶりにこのカード負け越しとなった。

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オリックス000411000006
千葉ロッテ00004200001x7x

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大松11回サヨナラ弾 満弾応酬乱戦にケリ[ニッカン]

ロッテ大松尚逸外野手(28)が復活のサヨナラ弾で激闘にケリをつけた。6−6の延長11回、オリックス菊地原の内角直球を振り抜くと、打球はロッテファンの待つ右翼スタンドへ。大興奮の中、ホームを踏むとナインの手荒い祝福を受け、金泰均と抱き合って喜んだ。「もう本当に覚えてないくらいですね」と興奮冷めやらぬ様子だった。

8月に入り不振が続き、11日に5番から7番に降格した。それでも努力を続けた。6試合連続で無安打に終わった18日の日本ハム戦(東京ドーム)の試合後、球場の室内練習場で金森打撃コーチと居残り練習。選手の中で球場を後にしたのは大松が最後だった。「やるしかないでしょう」との言葉には重みがあった。すると翌19日の日本ハム戦から2試合連続安打。特打の効果が出始めた。

そして迎えたこの日、3安打の猛打賞で長いトンネルを抜けきった。「壁にぶつかったけど、練習を積み重ねて乗り越えられた」と。プロ初のサヨナラ弾でチームは3連勝。首位西武とのゲーム差も3に縮まった。和製大砲の完全復活が、ロッテを上昇気流に乗せた。

◇井口弾のろし

井口が「満塁弾返し」で反撃ののろしを上げた。先発の吉見が4回にカラバイヨに満塁弾を浴びるなど4回1/3を5失点で降板し、試合の主導権を奪われかけた。だが0−5の5回2死満塁、カウント2−3からオリックス中山のスライダーをとらえ13号グランドスラム。バックスクリーンへの一撃は「どんな球でも来た球を思い切り振ろうと思っていた」と迷いのないスイングだった。

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ロッテ・大松サヨナラ弾「忘れかけた感覚」[サンスポ]

延長11回、大松が右翼席にサヨナラ本塁打を放ち試合を決めた。開幕から5番に座ってきたが、不振のため11日の日本ハム戦(千葉マリン)から7番に降格していた。大松は「忘れかけていた感覚だったけど、打った瞬間行ったと思った」とホッとした様子。この日の勝利で対オリックス戦は6連勝。3年ぶりの勝ち越しも決め、首位・西武とのゲーム差も3に縮まった。

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大松初のサヨナラ弾!「間違いなし」激闘終止符[スポニチ]

ロッテ・大松が延長11回、4時間37分の激闘に終止符を打つ自身初のサヨナラ弾。5点差をひっくり返し、今季オリックス戦の勝ち越しを決めた。手荒いウオーターシャワーの祝福を受けたヒーローは「(本塁打は)忘れかけていた感触だったけど、あの感触なら間違いないと思いました」と7月27日西武戦(西武ドーム)以来となる15号を振り返った。

前日までの5試合で14打数2安打と不振。早出特打を行ってきた成果が出た。初球の顔面付近への直球にのけぞったが、3球目の内角高め直球に臆することなく踏み込んで劇弾を放つなど3安打の活躍に「投手に踏み込んでいけた。練習の成果が出た」と笑った。

3連勝で首位・西武に3ゲーム差。西村監督は「最高の本塁打だった。最後まで諦めずによくやってくれた」と称えた。残り31試合。ひっくり返す勢いは十分ある。

井口
「どんな球でもストライクゾーンに来た球を悔いが残らないように思い切り振ろうと思っていた。」(5回、中越えに自身日本通算9本目となる満塁本塁打)
満塁本塁打の応酬は15度目
ロッテ−オリックス戦はカラバイヨ(オ)が4回、井口(ロ)が5回に満塁本塁打。両チーム満塁本塁打の応酬は09年6月14日オリックス−ヤクルト戦でガイエル(ヤ)、一輝(オ)が放って以来プロ野球15度目。

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大松が11回劇的サヨナラ弾![ニッカン]

ロッテが大松尚逸外野手(28)の劇的なサヨナラ弾で3連勝を飾った。先発の吉見祐治投手(32)が5回途中5失点で降板し、劣勢ムードだったが、5回に井口の満塁弾、2点差の6回にはサブローの2ランで同点に追いつき、最後は延長11回に大松が決めた。西村監督は「調子を落としてもしっかり練習していた。いいところでいいホームランを打ってくれた」とヒーローをたたえた。

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ロッテ・大松、不振吹き飛ばすサヨナラ弾![サンスポ]

ロッテの大松が長時間試合に決着をつける劇的な一発を放った。延長11回、直球を右越えに運ぶプロ初のサヨナラ弾。「思い切って踏み込んでいった」と笑みを広げた。

このところ打撃不振に陥っていた。今月中旬からは中軸を外され、打順を下げられた。それにもめげずに復調を信じ、チームより先にグラウンドに飛び出しては体幹を鍛えるトレーニング、特打に励んだ。そんな健気な姿を見守っていた西村監督は「しっかりと練習していたので、その成果が出た」と喜んだ。

上位争いに欠かせない大砲は、7月27日以来の本塁打に「これをきっかけにいけたら」。

吉見
「4回のバルディリスへの四球と、続くカラバイヨへの初球が全て。この2つが、本当に悔いが残る。」(カラバイヨに満塁本塁打を浴び)
サブロー
「ちょっと打球が上がりすぎた感じがしたので、入ってくれと念じながら走った。」(6回に同点2ラン)

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井口が逆襲の満塁アーチ返し[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が、0−5の5回、2死満塁から追撃の13号満塁弾を放った。カウント2−3からオリックス中山のスライダーをとらえ、バックスクリーンまで運んだ。オリックスの7番カラバイヨに満塁本塁打を打たれるなど劣勢ムードを一気に吹き飛ばし「基本的には後ろにつなぐ気持ちだったけど、最高の結果になったね」と振り返った。

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サブローが同点15号2ラン[ニッカン]

ロッテ・サブロー外野手(34)が、4−6の6回、無死一塁から同点の15号2ランを放った。2点差に広げられた直後の貴重な1発で、ゲームを振り出しに戻した。中盤で6失点し、苦しむ投手陣を救う一打に「大事な場面で貴重な同点ホームランを打てて嬉しい」と喜んだ。

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