わたしはかもめ2010年鴎の便り(8月)

便

8月25日

千葉ロッテ3−2埼玉西武(千葉マリン)

ロッテが4カード連続の勝ち越しで貯金を10とし、首位西武に1ゲーム差に迫った。2点のリードを8回に追い付かれたものの、直後にサブローが工藤から試合を決める17号ソロを放った。西武は今季2度目の5連敗。

123456789R
埼玉西武0000000202
千葉ロッテ00101001x3

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ロッテ首位西武に連勝、サブロー決勝弾[ニッカン]

ロッテが首位西武に連勝し、その差を1ゲームと詰めてきた。2点のリードを追いつかれた直後の8回。サブロー外野手(34)が決勝17号ソロを放ち、競り勝った。4カード連続の勝ち越しで貯金10。パ・リーグはソフトバンクを含めて3チームが1ゲーム差以内にひしめく、大混戦となってきた。

サブローは無心だった。2−2で迎えた8回1死。西武の3番手工藤の4球目の134キロカットボールを振り抜いた。角度よく上がった打球は左中間スタンド最前列へ吸い込まれ、勝ち越しの値千金弾。ダイヤモンドを回り、ホームを踏むと右手を夜空に突き上げた。「(打席には)何も考えずに入った」と、2試合連続弾を振り返った。24日には5回に貴重な追加点となる2ランを放つなど、首位西武との負けれない試合で勝負強さを発揮している。「よう分からんです。何ででしょうね」と首をかしげながらも、自然と笑みもこぼれた。

体は万全ではなかった。選手会長に就任した今季は「全試合、フルイニンング出場したい」と目標を掲げたが、5月上旬に右太もも裏を痛めるなど、ケガに悩まされた。12日から15日は腰に張りを訴え、4試合欠場。満身創痍の中、チームリーダーはバットを振り続ける。

打撃練習の前には、荒木理学療法士と重さ3キロのメディシンボールを使って体幹強化に励む。左足を上げて静止した状態から、バランスを崩さないようにボールを受け取る動作を繰り返す。股関節と軸を意識したトレーニングで体の使い方を確認している。金森打撃コーチの指導する「引きつけて体の軸で回転して打つ」という理論にも応用させている。値千金の1発には「体が勝手に回転して反応してくれた感じ」と言うが、体が自然と反応できたのは日々の地道な繰り返しが生きたからだ。

2点リードの8回、中継ぎ転向後は8試合無失点だった小野が同点を許す苦しい展開だったが、選手会長が一振りで変えてみせた。首位西武に連勝でゲーム差はついに1。6月4日以来の首位奪回は目の前だ。

100戦以上4年ぶり
ロッテが勝ち、西武とソフトバンクが敗れた結果、パ・リーグは上位3チームが1ゲーム差以内の大混戦となった。パの3強1ゲーム差以内は6月14日以来だが、全チームが100試合以上を消化してからは06年9月18日(1.日本ハム、2.西武、3.ソフトバンク。ソフトバンクが首位から1ゲーム差)以来4年ぶり。26日は3チームに首位の可能性がある。
西岡球団タイ20度目猛打賞
ロッテ西岡が3試合連続で3安打を放ち、今季20度目の猛打賞。シーズン20度の猛打賞は毎日時代の50年別当薫に並ぶ球団最多タイとなった。プロ野球最多は96年のイチロー(オリックス)の26度。

◇「積み重ねの結果」

西岡が今季20度目の猛打賞で60年ぶりに球団記録に並んだ。7回の第4打席で中前安打を放ち、この日3本目の安打。1950年別当薫の記録に肩を並べた。それでも「特に関心はないです。そのためにやってきた訳ではないし、積み重ねてきた結果です。明日も試合があるし、気を緩めることなくやっていきたい」と表情を引き締めた。

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ロッテ、レオを連破!西岡20度目猛打賞[サンスポ]

西岡、60年ぶりの快挙だ! ロッテが25日、首位・西武との20回戦(千葉マリン)に3−2で勝ち、2連勝。ゲーム差を1に縮め、26日にも首位奪取だ。西岡剛内野手(26)が4打数3安打2得点と、今季20度目の猛打賞を記録。毎日オリオンズ時代の1950年に別当薫氏(故人)が打ち立てた球団記録に並んだ。

西武の背中をはっきりととらえた。同点の8回に飛び出したサブローの一発で、ついにゲーム差は「1」。勝利の立役者の西岡も、笑顔で歓喜の輪に加わった。

「1位の西武との負けられない試合を、勝てたことがなによりもよかったです」。連日の猛打ショーだ。まずは3回。右前打で出塁すると、相手失策などで三進すると石井一の暴投で先制のホームを踏んだ。5回には遊撃内野安打で出て、井口の適時打で生還。そして、7回には中前打を放ち、今季20度目の猛打賞を記録。毎日オリオンズ時代の1950年に別当氏が打ち立てた球団記録に、実に60年ぶりに肩を並べた。

しかし、快挙にも主将は淡々としていた。「積み重ねてきた結果です。この記録を目指していた訳でもないし、関心もありません」。この言葉が、今季の西岡を表している。西村監督に主将に任命された今季、26歳はひたすら勝利のためにプレーしている。トレードマークだった茶髪も長髪も封印し、グラウンドでは全力疾走を怠らず、ベンチでは常に声を出してナインを鼓舞。リーダーシップの塊と化した男に指揮官は、目を細める。「いい時だけではなく、状態が悪いときも、チームを引っ張っている。やるべきことをやってくれている」。

屈辱の5位に終わった昨年の勝利数(62勝)に116試合目で並んだ。26日に西武に勝ち、2位・ソフトバンクがオリックスに引き分け以下なら首位奪取が実現する。

「大事な試合が続く。気を緩めることなく、精進しながらやっていくだけです」。西岡は、優勝だけを見据えて戦う。

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6戦4発!ロッテ、サブロー弾でついに1差![スポニチ]

混パを演出する打球が左翼席へと消えた。同点に追いつかれた直後の8回1死。ロッテ・サブローが内角に食い込んでくる工藤のカットボールを、腕を畳んで体の軸回転ではじき返した。

2戦連発となる決勝17号ソロ。生還すると珍しく右手人さし指を天に突き上げた選手会長の技ありの一発で、3位ながら首位・西武に1ゲーム差と迫った。 「まぐれが出ましたね。今日は体が早く開き気味だったし、塁に出ようと右方向を狙っていたけど、体が反応した。うまく打てたと思います」。

腰痛に加え、両太腿裏に爆弾を抱えており、12日から4試合連続で欠場。「体は万全じゃないけど、そんなことは言っていられない」。春先から本調子に遠く満身創いの状態でプレーを続けるが、17日の日本ハム戦からスタメン復帰すると最近6試合で4発と大事な時期に調子を上げてきた。

ケガを抱えながらのプレーは西岡も同じだ。左手首痛などを押してフルイニング出場を続ける主将は、7月下旬に3割4分台だった打率が今月に入ると一時3割1分台まで急降下。それでも泣き言を言わずに開幕からフルイニング出場を続け、ここに来て3試合連続3安打と復調。今季20度目の猛打賞は毎日時代の1950年の別当薫以来、60年ぶりにシーズン最多の球団記録に並んだ。

「記録は関心ない。球団タイ記録と言われても、それを目指してきた訳じゃない。チームに迷惑を掛けた分、これから貢献できるよう頑張りたい」。この試合も2得点で両リーグトップ89得点とリードオフマンとして文句のない成績を残すが、そんな数字より欲しいものがある。26日も勝ち、ソフトバンクが負ければ6月4日以来の首位に返り咲く。目指すは5年ぶりの頂点。残り試合、全員で力を振り絞って勝ちに行く。

◇西岡、3試合連続猛打賞

西岡(ロ)が今季20度目の猛打賞。猛打賞のシーズン最多記録は96年イチロー(オ)の26度だが、ロッテでは毎日時代の50年別当以来60年ぶりに球団記録に並んだ。22日オリックス戦からは3試合連続猛打賞。連続試合猛打賞のプロ野球記録は54年西沢(中)、03年井口(ダ)の5試合。またパで4試合連続は97年ローズ(近)、00年小笠原(日)、03年柴原(ダ)といるだけ。西岡が26日の西武戦で猛打賞なら2つの球団新記録達成となるがどうか。

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臨時“セットアッパー”小野、2失点もホッ[スポニチ]

背部痛から復帰後、一時的にセットアッパーを務めるロッテ・小野が2点リードの7回1死一、三塁で登板。このピンチは併殺で切り抜けたが、8回に2失点して同点に追いつかれた。

復帰後9試合目の登板で初失点も直後のサブローの一撃で勝利投手に。昨季の62勝に並んだチームは7月28日以来の貯金10に戻し、西村監督も「本当は2点差で逃げ切れれば良かったけど、晋吾(小野)もずっと抑えていたしこういう時もある」と話した。

渡辺俊
「腕も振れていたし納得できる投球。この時期はチームの勝利が大事。チームが勝って良かったです。」(6回1/3無失点も9勝目ならず)

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サブロー、首位叩く自画自賛の一撃!…ロッテ[報知]

パ・リーグが行方の見えない混戦に突入した。3位のロッテが首位・西武に競り勝ち、4カード連続の勝ち越しで7月28日以来の貯金10。西武は中村を昇格させたが起爆剤にはならず、今季2度目の5連敗。奪首に失敗したソフトバンクを含めた上位3チームが、1ゲーム差以内にひしめき合う展開となった。

サブローの打球は西武ファンの悲鳴を切り裂いて、左翼席に達した。「詰まったけど、風に乗ってくれた。入れって思ってましたよ」。選手会長が、2試合連発弾で死闘に決着をつけた。

2点リードの8回に追いつかれた裏の攻撃。1死から工藤の内角カットボールをとらえ、勝ち越しの17号ソロ。「体が開いてたから右方向を狙ったんだけど、体が勝手に反応した。ビデオで見たら、すげえきれいな打ち方だった」と自画自賛の一撃だった。

サブローのアーチを呼んだのは西岡の気迫だ。3回に先制のきっかけとなる右前打を放ち、5回先頭でも遊撃内野安打。7回1死では中前打。今季20度目の猛打賞で、50年に毎日の別当薫がマークした球団記録に並んだ。「積み重ねた結果がこうなった。特に(記録に)関心はないです」とキャプテンは控えめに喜んだ。

ともに体調は万全ではない。サブローは疲労性の腰痛で12日の日本ハム戦(千葉)から4試合欠場。西岡も6日のオリックス戦(京セラD)の守備で左手首を痛めたが、テープを巻くなどして、フルイニング出場を続ける。金森打撃兼野手チーフコーチは「痛いとか泣き言を言ったことはない。(西岡)剛が元気がないと、チームも元気がなくなる。打つと打線が活気づくから頼もしい」と目を細める。

チームは4カード連続勝ち越しで、7月28日以来の貯金10。首位・西武に1差まで再接近した。26日に西武に勝ち、ソフトバンクがオリックスに敗れれば、6月4日以来の首位浮上が決まる。「1つ1つ勝って、全力を尽くすことだけ」とサブロー。5年ぶりのV奪回が見えてきた。

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首位へ1差!サブロー2戦連発[ニッカン]

ロッテが首位西武に連勝し、ゲーム差を1に縮めた。先発の渡辺俊介投手(33)が7回途中無失点と好投。2−2で迎えた8回に、サブロー外野手(34)の2試合連続となる決勝17号ソロで試合を決めた。西村監督は「見事なホームランでした。サブローだけじゃなくて全員の力です」と投手を含めチーム全員をたたえた。

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井口「とにかく追加点」[ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が、1−0の5回1死二塁から適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。西武石井一の内角直球をとらえ、左前に運んだ。好投を続ける先発の渡辺俊を援護する一打に「とにかく追加点の欲しい場面。何とか得点したいと思っていた」と振り返った。

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唐川「気は抜けない」[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(21)が、26日の西武21回戦に6勝目をかけ先発する。8月12日に右手中指の骨折から復帰後、2連勝中で、19日の日本ハム戦(東京ドーム)では、今季初完封を果たすなど絶好調だ。それでも、4番中村が先発復帰して厚みが増した西武打線については「対策?試合中に考えていきたい。当然気は抜けないですけど」と気を引き締めた。

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ロッテ・西岡、球団記録タイの20戦猛打賞[サンスポ]

ロッテの西岡が3試合連続で3安打を放った。3安打以上は今季20度目で、1950年に別当薫がつくった球団記録に並んだ。西岡は「関心はない。積み重ねてきた結果」と淡々と話した。

右前打で出塁した3回、暴投で先制のホームを踏むと5、7回にも安打を放った。左手首のケガもあって一時は調子を落としたが、再び上昇してきた。首位に1ゲーム差に迫ったものの「明日も試合があるし、明後日からはソフトバンク戦。精進していきたい」と気を引き締めていた。

井口
「剛(西岡)が出塁し、ゴリ(今江)が送ってといい攻撃ができた。」(5回に適時打)
渡辺俊
「どの球も良かった。的場と話をしながら、打者に対してどんどん攻めていくことができた。」(6回1/3を無失点)

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サブロー、一振りで決めた!ロッテ、首位に1ゲーム差[スポニチ]

もつれた試合に一振りでけりをつけた。8回、サブローが「入れ、と僕が1番思っていた」と決勝の17号ソロ。ロッテは首位西武に2連勝し、1ゲーム差に縮めた。

2−0の8回に3安打を集められ、同点に追い付かれた。直後の攻撃。1死からサブローが工藤の134キロを左越えに運ぶ。「後でビデオで見たら、すごいきれいな打ち方をしていた」。内角の厳しいコースを体の回転でさばいた。嫌な流れを断ち切る本塁打に西村監督は「見事です。さすがサブロー。大きな一発」と賛辞の言葉を並べた。

腰痛を抱えながらの出場が続いている。「自分のイメージしているものと、全然違う動きをする」と打撃への影響もある。ベンチに戻れば裏方にも助言を求め、すぐさま修正に取り掛かる。この日も「それまで(左肩の)開きが早かった。タイミングも狂っていた」。右方向を強く意識し、特大の一発につなげた。

シーズンも佳境に入り、サブローは「全力を尽くすことだけを考えている」と言った。6月4日以来の首位奪回は間近に迫った。

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サブロー決勝弾で首位・西武に1差…ロッテ[報知]

ロッテが4カード連続の勝ち越しで貯金を10とし、首位西武に1ゲーム差に迫った。2点のリードを8回に追い付かれたものの、直後にサブローが工藤から試合を決める17号ソロを放った。西武は中村が「4番・DH」で復帰も2点しか奪えず、今季2度目の5連敗。

もつれた試合は8回、サブローが「入れ、と僕が1番思っていた」と決勝の17号ソロ。ロッテは首位西武に2連勝し、1ゲーム差に縮めた。

1死からサブローが工藤の134キロを左越えに運ぶ。「後でビデオで見たら、すごいきれいな打ち方をしていた」。嫌な流れを断ち切る本塁打に西村監督は「見事です。さすがサブロー。大きな一発」と賛辞の言葉を並べた。シーズンも佳境に入り、サブローは「全力を尽くすことだけを考えている」と言った。

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