わたしはかもめ2010年鴎の便り(8月)

便

8月26日

千葉ロッテ2−1埼玉西武(千葉マリン)

ロッテが同一カード3連勝。1−1の8回に四球と安打で一死一、三塁とし、清田の犠飛で勝ち越した。8回1失点の唐川が自己最多の6勝目。西武は今季2度目の6連敗で首位陥落。打線が5回以降無安打だった。

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埼玉西武1000000001
千葉ロッテ00001001x2

◇サブロー、右太もも裏の張り訴え途中交代

ロッテのサブローが8回の走塁中に右太もも裏に張りを感じたために退いた。西村監督は「重傷ではない。無理はさせられないので」と説明した。

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ロッテ首位浮上、唐川が自己最多6勝[ニッカン]

ロッテが西武を首位から引きずり降ろし、ソフトバンクと同率ながら6月4日以来の首位に立った。先発の唐川侑己投手(21)が4回まで5安打を浴びながら5回以降は無安打で抑え、8回1失点で自己最多の6勝目を挙げた。西武は今季2度目の6連敗で首位から陥落。ロッテ、ソフトバンク、西武がゲーム差なしで並んだ。

唐川は慌てず、動じなかった。1回、3番中島に適時二塁打を浴びて先制点を許し、失策も絡んで、なお1死一、三塁。それでも「落ち着いて、開き直って投げることができた」。5番フェルナンデスを100キロのスローカーブで併殺に仕留めてピンチを脱出。4回まで毎回走者を背負ったが、カーブが狙われていると気付くと、直球主体にスイッチ。冷静なオトナの投球で追加点を許さなかった。

打線が5回に同点に追いつき「気を引き締めた」という6回は3番中島、4番中村を2者連続三振。フェルナンデスを遊ゴロでクリーンアップを3者凡退に切って勢いを付けた。5回以降は無安打で、8回まで二塁を踏ませない圧巻の投球だった。

私生活でも「自分のことは自分でしっかりやる」と、オトナの自覚が芽生えている。5月上旬には浦和にあるロッテ寮から都内のマンションへ引っ越した。家事、洗濯、料理など全て自分でやらなければいけないが「自分の時間を増やしたかったし、何でもやってみたい」と楽しみにしていた。今では毎日部屋の掃除をするなど自己管理も抜かりはない。1人暮らしを始めた直後に、右手中指骨折で野球人生初の挫折を味わった。逆境に打ち勝った精神力で、ピンチでも堂々としている。

ケガから復帰後3連勝で自己最多の6勝を挙げ「これからどんどん勝っていきたい」と頼もしく話した。一回りも二回りも成長した21歳はチーム5年ぶりの優勝へフル回転を続けていく。

◇清田が決めた

清田が値千金の勝ち越し犠飛を放った。8回1死一、三塁から長田の直球に詰まらされ、左翼への浅い飛球。俊足岡田の足で間一髪セーフとなり待望の1点を挙げた。毎日の早出特打をこなしており「腰でしっかり回転できたからあそこまで飛んでくれた。練習は嘘をつかなかったです」と、成果が出たことを喜んだ。

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ロッテ首位!唐川、8回5安打1失点[サンスポ]

ロッテは26日、西武21回戦に2−1で競り勝ち、3連戦3連勝。オリックスと引き分けたソフトバンクと並び、6月4日以来の首位に浮上した。先発の唐川侑己投手(21)が8回5安打1失点の好投。自身3連勝で自己最多の6勝目(3敗)を挙げた。ロッテとソフトバンクは27日からヤフードームで直接対決する。

またも唐川がマウンドで躍動した。8回を5安打1失点。抜群の安定感でロッテを首位タイに押し上げ、自己最多の6勝目。しかし、21歳の視線は、はるか先を見据えていた。

「喜ぶ数字ではないです。これから勝ちを増やしていかないと」。立ち上がりは中島に適時二塁打を許すなど不安定だった。得意のスローカーブを狙われることに気付き、直球主体の配球に切り替えた5回からは無安打投球。追加点を許さず、8回の清田の決勝犠飛を呼びこんだ。

「結構(カーブを)振ってきたので、ああいう(直球主体の)感じになった。腕が振れたので、直球はよかったですね」。夏の甲子園で旋風を巻き起こした母校の成田高(千葉)は準決勝で敗退しても、唐川の勢いは衰え知らずだ。右手中指骨折から復帰後、これで3連勝。リハビリ期間中、地道に体力作りに励んだことが花開いた。バテることなく114球の熱投。9回は守護神の小林宏に託したが、「スタミナに問題はなかった」と胸を張った。

若武者の快投で、本拠地では日本一になった2005年4月以来の西武3連戦3連勝。最高の形で福岡に乗り込むことができる。「唐川は途中から本来の投球をしてくれた。この勢いで福岡でも勝ちにいきたい」。西村監督の言葉に力がこもった。

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唐川7K6勝、西武3タテで同率首位…ロッテ[報知]

クールな表情に笑みが浮かんだ。唐川が8回5安打1失点の好投で、6勝目をマーク。入団から2年連続5勝をマークした右腕が自己記録を塗り替えた。「(優勝争いの)試合で投げさせてもらって嬉しい。6勝?まだまだ勝ちたいです」。右手中指の骨折から復帰した12日の日本ハム戦(千葉)以降3連勝。チームはソフトバンクと並んで、6月4日以来の首位に返り咲いた。

直球は130キロ台後半ながら、スピンの利いた直球で西武打線を寄せ付けなかった。6回には、中島、中村を連続三振に仕留めるなど7奪三振。「4回から意識して直球を増やした。的場さんがうまく引き出してくれました」と感謝した。

過酷な暑さを乗り切るため、食事も一工夫。蒸し焼きにして余分な脂を落とした豚肉を口にすることで、ビタミンを補給し、スタミナアップにつなげている。

前後期制が採用された1973年から82年を除くと、チームが8月に首位に立つのは1970年以来40年ぶり。西武を3タテし、早くも昨年を上回る63勝目をマークした。「まだ27試合もある。これからが勝負」と西村監督。右腕は「優勝争いは初めてだからドキドキしてるし、めっちゃ楽しい。優勝に貢献していきたい」とテンション高めに宣言した。

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唐川、6勝目!ロッテ40年ぶり8月以降“奪首”[スポニチ]

パ・リーグは上位3強がゲーム差なしでひしめく大混戦となった。ロッテは26日、西武に同一カード3連勝を飾り、ソフトバンクと同率ながら、6月4日以来の首位に浮上した。先発の唐川侑己投手(21)が8回を1失点と好投。右手中指の骨折から復帰後は3戦3勝で、自己最多の6勝目を挙げた。ロッテが8月以降に首位に立つのは、2期制時(73〜82年)を除くと、リーグ優勝した70年以来、40年ぶり。若い力を中心に混パの主役に躍り出る。

チームを83日ぶりの首位に導いたのは、21歳の唐川だった。自己最多の6勝目。「こういうところで投げさせてもらえて、めっちゃ楽しい。6勝は嬉しいけど、もっと勝ちたい」と笑った。

危険を察知し、配球を変えた。勝負球に選んだのは直球。3回2死三塁、4番・中村に対し、初球スライダーでカウントを稼ぐと、ギアを上げた。140キロの直球を続けボール、見逃し、ボールで2ストライク2ボール。最後も外角への140キロ直球で空振り三振だ。これで波に乗った。

「カーブがあまり良くなくて、狙われているのか、とらえられていたので。腕も振れていたし、直球は良かった」。元来が変化球の出し入れで勝負するタイプ。だが、2回にカーブを高山に二塁打。3回も片岡にカーブを遊撃強襲安打された。唐川のカーブは打者の目線をずらす効果があり緩急もつくが、一方で球速がない分、狙われればとらえられる可能性も大きくなる。4回以降、カーブは4球だけ。全114球中、半分以上の60球が直球だった。

直球も140キロを超えたのは7球だけで、ほとんどが130キロ台中盤。それでも下半身に粘りがあり、腕が遅れて出てくるため打者はタイミングが取りづらい。全て空振りで奪った7三振中、5つが直球で仕留めたもので、今季初完封を飾った前回19日の日本ハム戦(東京ドーム)に続き、8回1失点と好投した。

チームは開幕ダッシュに成功したが、5月に入ると唐川、ドラフト1位・荻野貴ら主力が相次いで離脱。徐々に失速し、7連敗を喫した今月5日には4位に転落して貯金も3まで減った。そんな窮地でチームを再加速させたのも12日に復帰した唐川だった。

昨秋から左足を上げた際に約20センチ中堅方向にひねりを加えるフォームに改造。右足にタメをつくることで下半身が安定し遅れて出てくる右腕のしなりが生まれた。骨折で球を握れないリハビリ中は徹底的に走り込み。下半身の粘りが増し、リリースポイントが打者寄りになったことで直球は球速以上に切れを増した。

8月以降、ロッテが首位に立つのは前・後期制を除くと70年以来40年ぶり。当時10歳だった西村監督は「全員で勝った。ナイスゲーム。今の順位は関係ない。これからも一戦一戦勝ちにいく」と声を弾ませた。27日からはソフトバンクとの3連戦(ヤフードーム)。西武に続き、直接対決で首位から引きずり降ろす。

西村監督
「唐川は途中から普段のあいつらしい投球ができた。今の順位は関係ない。まだまだこれからの勝負ですよ。」

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清田V打!唐川と“千葉コンビ”で初お立ち台[スポニチ]

ロッテの決勝点は唐川と同じ千葉出身のドラフト4位・清田が叩き出した。同点の8回1死一、三塁から左犠飛。ライナー性の浅い打球だったが、右太腿裏の張りを訴えて退いたサブローの代走・岡田が快足を飛ばして生還した。唐川と並んで初のお立ち台に立った清田は「初球から思い切りいった」。好走塁の岡田は「浅いフライでも勝負の場面。思い切っていこうと思っていた」と笑顔だった。

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ロッテ、若手の力で西武に3連勝[サンスポ]

福浦、サブローとベテランが光って2連勝していたロッテ。一転、この日は若い力が輝き、西武相手に同一カード3連勝を飾った。これでソフトバンクと同率ながら、6月4日以来の首位に。

若手は思い切りが持ち味だ。1−1の8回1死一、三塁だった。併殺打もある場面で、新人の清田が打席に入る。「西岡さんに自分のスイングをしてこいと言われて、初球からいくしかないと思った」。内角高めの140キロを振り切り、左翼に浅い飛球を打ち上げた。これに応えたのが、代走で登場したばかりの三塁走者・岡田だった。「浅くてもいくと決めていた」と俊足を飛ばして生還した。20代半ばの2人で、決勝点をもぎ取った。

守っては21歳の唐川。シーズン終盤の首位攻防戦にも「こういうところで投げさせてもらえて、めっちゃ楽しい」と図太い。カーブが狙われていると感じるや、途中から直球を軸にした組み立てに変えた。5回からは無安打に抑え、8回1失点。「自分の仕事は最低限できた」。

「全員で勝った。ナイスゲーム」と西村監督の声も弾んだ。上げ潮に乗って、27日からソフトバンク戦に臨む。

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唐川が自己最多6勝目!西武3タテで首位…ロッテ[報知]

ロッテが同一カード3連勝し、同率首位に浮上。8回に四球と安打で1死一、三塁とし、清田の犠飛で勝ち越した。8回1失点の唐川が自己最多の6勝目。西武は今季2度目の6連敗で3位転落。打線が5回以降無安打だった。

8回に決勝の犠飛を放った新人の清田は「西岡さんに自分のスイングをしてこいと言われて、初球からいくしかないと思った」。内角高めの140キロを振り切り、左翼に浅い飛球を打ち上げた。代走の三塁走者・岡田が「浅くてもいくと決めていた」と俊足を飛ばして生還した。

投げては唐川はシーズン終盤の首位攻防戦にも「こういうところで投げさせてもらえて、めっちゃ楽しい」と自信たっぷり。カーブが狙われていると感じるや、途中から直球を軸にし5回からは無安打に抑えた。8回1失点に「自分の仕事は最低限できた」と胸を張った。若手の活躍に西村監督も「全員で勝った。ナイスゲーム」と声も弾んだ。上げ潮に乗って、27日からソフトバンク戦に臨む。

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井口3試合連続打点…ロッテ[報知]

ロッテの井口が0−1の5回に同点打を放った。勝負強い3番打者は、これで3試合連続打点となった。2死から1、2番の連打で一、二塁。好投を続けていた西口の外角高めの直球を右前に運んだ。「ボール球だったけど、うまくたたくことができた。いい流れを止めなくて良かった」と納得の一打を振り返った。西村監督は、この場面について「2死からの3連打でよく追い付いた」。

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荻野貴は今季中の復帰目指す[ニッカン]

5月下旬に右ひざの手術を受けたロッテの荻野貴司外野手(24)が26日、千葉マリンスタジアムで回復具合を確かめた。当初の予定より遅れているが、今季中の復帰を目指してリハビリを続けていく。

1軍トレーナーらの前でランニングなどを行った荻野貴は「痛みはないが、筋力が戻っていないので(全力疾走の)怖さはまだある」と話した。西村監督は「今日はチェックだけです。(復帰のめどは)まだ分からない」と話すにとどめた。

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西村監督「全員の力で勝った」[ニッカン]

ロッテが1点差で逃げ切り西武に3連勝だ。先発の唐川侑己投手(21)が、8回を投げ1失点と好投。すると8回に清田育宏外野手(24)が、勝ち越し犠飛を放ち、最後は守護神・小林宏が締めた。西村監督は「全員で勝ちにいきました。まだまだこれからが勝負ですから。1戦1戦勝ちにいきます」と力を込めて話した。

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井口“でっかい”5回同点打![ニッカン]

ロッテ井口資仁内野手(35)が、0−1の5回、2死一、二塁から同点の適時打を放った。西武西口の高めの直球を逆らわずに右方向へ流し打ち。中盤に同点に追いつく貴重な一打で、「いい流れを止めなくてよかった。この回に同点にできたことは大きい」と振り返った。

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ロッテ・荻野貴が状態をチェック[サンスポ]

5月下旬に右ひざの手術を受けたロッテの荻野貴が26日、千葉マリンスタジアムで回復具合を確かめた。当初の予定より遅れているが、今季中の復帰を目指してリハビリを続けていく。

1軍トレーナーらの前でランニングなどを行った荻野貴は「痛みはないが、筋力が戻っていないので(全力疾走の)怖さはまだある」と話した。西村監督は「今日はチェックだけです。(復帰のめどは)まだ分からない」と話すにとどめた。

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