9月17日9月17日気力で“難敵”を封じる。ロッテは17日、成瀬ら先発陣と福浦ら野手の一部がKスタ宮城で調整練習。仙台では14連敗中と、苦手な場所になっているが「それは今までのこと。負けられない試合が続く。気にせずやっていくしかない」。18日に先発する成瀬は「相手（先発）は岩隈さんだし、先に点を取られないようにしたい。勝ちにこだわりたい」と必勝を誓った。
ロッテ・福浦和也内野手（34）が17日、“T−岡田打法”で復活すると誓った。
15日のソフトバンク戦（千葉）で右足甲を打撲。この日は18日からの楽天4連戦に向け、Kスタで若手の打撃練習に志願参加し、「負担を少なくできるように試した」と、オリックス・T−岡田ばりのすり足打法に着手。「手応え？1回打っただけじゃね。ノーステップは難しいよ」と言いながら、右中間にサク越えもマークした。
T−岡田は16日の西武戦（スカイ）で左太ももを肉離れしながら代打満塁アーチ。「すごいね。持ってるね。俺も試合に出る以上は結果を残さないと」と、17年目のベテランも気合を入れ直した。
チームは09年7月以来Kスタで14連敗中。楽天は岩隈、ラズナー、永井と右腕が続くだけに、西村監督も「今のウチの打線には福浦が必要。チェックして大丈夫なら、スタメン」と期待を込めた。残り10試合。“K−福浦”が最後の力を振り絞る。
鬼門を突破してCS出場へ前進する。ロッテは18日から14連敗中のKスタ宮城で楽天との4連戦。3位をキープしているが日本ハム、オリックスに迫られており、西村監督は「Kスタが苦手とか言っていられない。考えても仕方がないし、全員で戦っていくだけ」。
ここにきて福浦、的場ら負傷者が続いていた一方で、背部痛で離脱中の正捕手・里崎が2軍の全体練習に合流。高橋2軍監督は「試合に出られる状態になった」。近日中に2軍戦出場を経て1軍昇格できる見込みだ。
右ひじ痛で離脱しているロッテ・唐川の今季中の復帰は極めて厳しい状況となった。患部に張りが残っており、いまだブルペン投球のメドも立っていない。高橋2軍監督は「もう少し時間がかかるだろう」と説明。先発陣で最も安定していた唐川不在は痛いが、その穴を全員で埋めるしかない。
ロッテ成瀬善久投手（24）が17日、Kスタ宮城での移動日練習に参加した。18日の楽天戦に先発する。チームはKスタ宮城で14連敗と、すっかり鬼門となっているが、エースは過去5試合に登板し1勝0敗と勝率100％と結果を残している。「100％？でも、勝ったのは2年前ですよね。マー君と投げた時（08年7月12日）じゃないですか？」と、データにそれほど関心を示さなかった。「（楽天先発が）岩隈さんなので、先に点を与えないように。勝利にこだわって、抑えていきたい」と、4連戦の初戦をもぎ取ると言い切った。
右足甲痛の福浦が「T−岡田」になって戦列に復帰し、Kスタ宮城の連敗を14で止める。Kスタ宮城での移動日練習に参加し、打撃練習ではオリックスT−岡田のようなノーステップ打法を導入。右足甲は15日のソフトバンク戦の守備で負傷し、16日は先発落ち。18日の楽天戦出場は患部の状態次第だが「どうしたら足の負担が少ないか試しているんです。痛いとか言っていられないから。もう負けられないから」と異例の休日返上の理由を明かした。西村監督も「福浦は必要な打者。明日、大丈夫なら使う。使うならスタメンですよ」と頼もしそうだった。
ロッテが今秋のドラフト会議で成田・中川諒投手（3年）と習志野・山下斐紹捕手（3年）の地元密着型バッテリーの指名を検討していることが16日、分かった。球団は早大・。斎藤佑樹投手（4年）のドラフト1位指名を公言するが、今待つの甲子園でチームを58年ぶりのベスト4に導いた右腕中川と、強肩強打でプロ注目の山下を獲得となれば地元千葉にも明るい話題となる。ともにプロ志望届を提出し、瀬戸山球団社長（59）は「他球団の動向もあるから何とも言えないけど、千葉県の後援会の方々から彼らを推す声もあるし、そういうものは大事にしたい」と話した。
ロッテ青野毅内野手（27）が17日、1軍に合流し、Kスタ宮城で行われた移動日練習に参加した。この日、再調整のために出場選手登録を抹消された竹原直隆外野手（30）に代わり、18日に1軍登録される予定だ。西村徳文監督（50）は「右で、外野も守れるので青野を呼んだ。本職は内野だが06、07年は外野を守って、無難にこなしてくれた。外野の守備も大丈夫だと思います」と、期待を寄せた。青野は「どこでもやります！」と、1軍出場に意欲的だった。