わたしはかもめ2010年鴎の便り(9月)

便

9月20日

東北楽天7−9千葉ロッテ(Kスタ宮城)

ロッテが延長戦を制し、仙台での連敗を16で止めた。7−7の12回、2死一塁から今江の左線適時二塁打で勝ち越し、さらに金泰均の中前打で1点を加えた。6番手の小野が5勝目。楽天は3戦連続のサヨナラ勝ちはならなかった。

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千葉ロッテ2001031000029
東北楽天0110021200007

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ロッテ3位タイ、西岡猛打賞イチ記録M1[ニッカン]

ロッテが、Kスタ宮城での連敗を16で止めた。勝利を決めたのは主将・西岡剛内野手(26)の執念だった。延長12回2死走者なし。この日7度目の打席が巡ってきた。凡退すれば勝利はない。土俵際でこの日4安打目の右前打を放った。続く今江の左翼線の安打で、一気に一塁から本塁打へ突っ込んだ。タイミングはアウトだったが、楽天嶋を突き飛ばして決勝のホームを踏んだ。「無我夢中で走った。タックルするつもりで行ったんじゃないんですが、退場した嶋には申し訳ないことをした。時間が飛んでいて、気が付いたら審判がセーフと言っていた」と安堵の表情を浮かべた。

1回には先制の先頭打者アーチ。3−2と1点リードの6回には11号2ランを放った。マルチアーチはプロ初。猛打賞は今季25度目で、イチローの日本記録「26」にあと1に迫った。本塁打は2発とも左打席での左越えで「逆方向に打ったのは価値がある。(記録に)満足せず貪欲に行きたい」と言った。

ただ、自分の記録以上に、この日の1勝に重きを置く。2戦連続サヨナラ負けを喫した前夜。眠れぬ夜を過ごした。深夜に宿舎のビデオ室で、打撃映像をチェックせずにはいられなかった。「勝って喜んで、負けて悔しがっている時間はない。昨日、一昨日と嫌な負け方で、あれを断ち切って勝ったのは大きい。みんなが諦めなかった証拠です。ファンにも諦めていない姿を見せたい」。目標は3位死守ではない。トンネルを抜けた主将が、その先にチームを導く。

◇小林宏、休養返上でS

守護神・小林宏が復活の28セーブ目をマークした。2試合連続のサヨナラ負けを喫したため、この日は休養の予定だったが、2点リードの延長12回に登場。先頭打者に安打を許したものの、後続を併殺、三振と打ち取った。「行くつもりだった。自分で切り抜けないと、誰も助けてはくれない。(2連敗の衝撃は)正直キツかったが、ホッとした」と話した。西村監督は「あそこは宏之しかいない。明日から良いものを出せるでしょう」と話した。

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西岡2発!今江5安打!Kスタ連敗16で止めた!…ロッテ[報知]

西岡は迷わず三塁をけった。同点の延長12回、2死一塁。今江の打球が左翼線に飛ぶと、一塁から激走。本塁ベース上で捕手の嶋に体当たりする形で決勝のホームを踏んだ。「無我夢中で走った。みんなの、諦めない勝利です」。昨年7月9日から続いたKスタの連敗は16でストップ。負ければ8月5日以来の4位転落の危機を、土壇場で脱した。

20試合ぶりの「1番・西岡、2番・今江」コンビが、2人で9安打6打点と打線を引っ張った。西岡は初回、左翼席へ10号ソロ。今季2本目の先頭弾で勢いを付けると、6回、2死二塁では自身初の1試合2発となる11号2ランが左翼ポールを直撃。「逆方向に打てたのは価値がある」。

2試合連続のサヨナラ負けに、眠れない西岡は、1人、宿舎で打撃のビデオを見て過ごした。この日4安打で今季25度目の猛打賞。07年のラミレス(ヤクルト)を抜いて歴代単独2位に浮上し、26度でプロ野球記録を持つイチロー(96年、オリックス)に迫った。初のシーズン200安打へ、残り6本とした主将は「満足することなく、貪欲にいきたい」と力強かった。

延長12回、2死一塁で決勝の左翼線二塁打を放った今江は、今季2度目の5安打と大暴れ。連日の“悲劇”に「野球って何やろうって考えさせられた」という。3日の日本ハム戦(千葉)で痛めた右ひざは万全ではなく、痛み止めを毎日服用。「(薬を)飲まないとやってられない」ほどだ。

ビジターの連敗も8で止め、今月敵地では初勝利。8回に薮田が同点2ランを被弾した時はうつむいていた西村監督も「最後はみんなの気持ち」と喜んだ。残り7試合。最後の力を振り絞り、CS出場を果たす。

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ロッテ・小林宏「気持ちで」悪夢振り切った[サンスポ]

V争いだけじゃない。こちらも史上空前の激戦だ。日本ハムは20日、オリックス22回戦(札幌ドーム)に3−2で辛勝。一方、ロッテも楽天22回戦(Kスタ宮城)で延長12回、9−7と粘勝。2戦連続で抑えに失敗していた小林宏之投手(32)が最後を締めた。接戦を制して同率3位を死守した両チームと、1.5ゲーム差の5位ながらクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が残されるオリックスとの“3強”の争いはどこまで続く−。

笑顔を見せる余力すら残っていなかった。2夜連続でサヨナラ負けを喫した小林宏が、2点リードの延長12回に登板。先頭の高須に左前打を許したが、山崎を三ゴロ併殺打、ルイーズを空振り三振に仕留めて、右手をグッと握りしめた。「ホッとしました。自分で切り抜けないと誰も助けてくれない。気持ちで向かっていきました」。

最大4点のリードを守りきれず延長戦に突入。それでも延長12回2死から西岡が右前打で出塁すると、20試合ぶりに2番に座った今江が勝ち越しの左翼線適時二塁打。味方が用意してくれたリベンジの舞台。もう同じ失敗はしない。

「この2日間、正直きつかった」と小林宏。なかなか寝付けなかった。目を閉じれば、悪夢の快音と敵地の大歓声が頭の中でこだまする。この日、思い切って練習中のキャッチボールをやめ、大半の時間をマッサージに割いた。“心”をストレッチして試合に臨んだ。

ようやく70勝到達。昨年7月から続いていた仙台での連敗も16で止めた。日本ハムと同率3位に踏みとどまった。残り7試合。勝ち続けるしかない。

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西岡激走!2発&4安打でKスタ連敗止めた[スポニチ]

最後の力を振り絞った。ロッテの西岡は一塁から二塁、三塁も回った。本塁上。際どいタイミングだったが体当たりで嶋を吹き飛ばした。セーフの判定に右拳を振り上げた。昨年7月からのKスタ宮城での連敗を16でストップ。26歳の若き主将が体を張って鬼門を突破した。

「延長で体も疲れていたけど、無我夢中で走った。もう意識が飛んでいて…。気が付いたらセーフでした」。延長12回。2死からこの日4本目の安打を放った。7回の守備で清田と激突して左脇腹を痛めていたが、今江の打球が左翼線を抜けると全力で走った。そして勝ち越しの生還劇だ。

守護神・小林宏が打たれ、連日の逆転サヨナラ負けを喫した。「2日続けて嫌な流れがあったので先頭打者として勢いのつく打撃がしたかった」。初回、通算17本目の先頭打者本塁打。有言実行の一発に続き、6回にも2ラン。プロ8年目で初の1試合2発だ。いずれも外角直球を左翼へ。体の近くまでボールを呼び込み、左脇を締めて叩くからボールに力が伝わる。金森打撃コーチと取り組んできた打撃で「逆方向に打てたのに価値がある」と自画自賛した。

連日の悪夢に「全然眠れなかった」という。宿舎では夜中に部屋を抜け出し、球団のビデオ室に行っては自分の打撃をチェック。充血した目で球場入りした。そんな苦労もあっての4安打4打点。歴代2位の25度目の猛打賞で96年イチローの26度に王手をかけた。通算194安打。自身初の200安打まで残り7試合で6本とした。打率も.34094に上げ、トップのカブレラ(オリックス)に「2糸」差まで迫った。「満足することなく、貪欲にいきますよ」。CS進出も個人記録も全て成し遂げる。

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休養必要なし!小林宏、汚名返上の28セーブ目[スポニチ]

ロッテの小林宏が汚名返上の28セーブ目を挙げた。延長12回に2点を勝ち越すと7番手でマウンドへ。前日逆転3ランを浴びた先頭・高須に左前打されたが、山崎を三ゴロ併殺打。ルイーズを空振り三振に仕留めた。「やられっ放しではプロとして恥ずかしい。気持ちで負けないように向かっていった」。2試合続けて1点差を守れなかった守護神。当初は休養させる方針だった西村監督は「投手もつぎ込んでいたし、あそこは宏之しかない」と振り返った。

今江
「勝ててよかった。今日勝つのと負けるのでは違う。これから勝ち続けたい。」(延長12回の決勝二塁打など7打数5安打2打点)

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延長戦を制し、仙台での連敗「16」で止めた…ロッテ[報知]

ロッテが延長戦を制し、仙台での連敗を16で止めた。7−7の12回、2死一塁から今江の左線適時二塁打で勝ち越し、さらに金泰均の中前打で1点を加えた。6番手の小野が5勝目。楽天は3戦連続のサヨナラ勝ちはならなかった。

決勝打の今江は「野球って何やろうと思った。こんなにうまくいかないこともあるんだと思った」。やること全てが裏目に出ていた仙台での連敗を、16で止めた。

2試合続けてサヨナラ負けを喫し、重い流れのまま最大4点あったリードを吐き出してしまう。そして迎えた同点の延長12回2死走者なしから、西岡がこの日4安打目となる右前打で出塁。続く今江が左翼線へ二塁打を放ち、主将の西岡が捕手を吹き飛ばしながら一気に本塁を陥れた。

劇的な1勝にも主将は「喜んでいる時間はない」と、激しい3位争いが続く中、残り7試合へ気持ちを締め直した。

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ロッテ・小林宏が意地の投球「ほっとした」[サンスポ]

2試合続けて逆転サヨナラ負けを喫していたロッテの小林宏が最後を締めた。「自分で切り抜けないと、誰も助けてくれない。気持ちだけは負けないようにと思った」と意地の投球だった。9−7の延長12回に登板。先頭の高須に左前打を許したが、続く山崎を三ゴロ併殺打。ルイーズから三振を奪い、28セーブ目を挙げた。前日は精神的な落ち込みが激しかった守護神。「ほっとしました」と笑顔を見せた。

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ロッテ・西岡また猛打賞!記録にあと「1」[サンスポ]

ロッテの西岡剛内野手が20日、楽天22回戦(Kスタ宮城)で4安打を放ち、今季25度目の1試合3安打以上をマークした。ラミレス(巨人)がヤクルト時代の2007年に記録した24度を上回って単独2位となり、イチロー(マリナーズ)がオリックス時代の1996年につくった26度のプロ野球記録にあと1に迫った。

西岡は1回に先頭打者本塁打を放ち、6回にも11号2ランを放つなど6打数4安打4打点の活躍をした。パ・リーグでは1994年のイチロー以来となるシーズン200安打にも、残り7試合で6本とした。

西村監督
「1つ勝つのがこんなに大変だった。最後はみんなの気持ちで勝った。」(仙台での連敗を止め)
小野
「いける準備は常にしていた。本当に久々だったけど、とにかくチームが勝てて良かった。」(右足首の捻挫で12日以来の登板)
ペン
「最低限、試合をつくることができた。もう少し長い回を投げないと。」(5回2失点も背中の軽い張りで降板)

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仙台連敗16で止めた![ニッカン]

ロッテがついに仙台で勝った。8回に2点差を追い付かれる苦しい展開だったが、延長12回に、2死から西岡剛内野手(26)が安打で出塁し、2番今江敏晃内野手(27)の安打で生還。その裏を、守護神の小林宏之投手(32)が無失点で抑えた。昨季から続くKスタ宮城での連敗を「16」で止めた。今季初めて仙台の右翼席にいるファンに、手を振って勝利を報告した西村徳文監督(50)は、「(延長12回、決勝のホームを踏んだ)西岡は2死からの安打ですからね。ホント、引っ張ってくれています。久しぶりの勝利だね。勝つのは大変ですよ。でも、最後は気持ちです。ここにきて簡単には勝たせてくれない。この球場での連敗もストップしたから、明日から違ったいいものを出せる」と安堵の表情だった。

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今江、バット投げで勝ち越し[ニッカン]

ロッテ今江敏晃内野手(27)が、バットを投げる“曲打ち”でタイムリーを放った。2−2同点の4回2死一、二塁。カウント2−1と追い込まれての5球目。外角に外れるスライダーにバットを投げつけると、打球は右前に落ちた。今江は「打ったのは何でしょう。全く分かりません。変化球です。もう形はどうであれ、点を取ることが大事。1点をとりたいという気持ちがバットに乗り移って、ボールに当たってくれました。ああいうヒットは初めて?いや、バット投げヒットは通算3本目です。タイムリーは初ですけどね」と話した。

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西岡の先頭打者弾など2点先制[ニッカン]

Kスタ宮城16連敗中のロッテが1回に2点を先制した。西岡剛内野手(26)が先頭打者本塁打。カウント0−2からの高めの直球を左翼席前列へ。「昨日、一昨日の嫌な流れがあったので、先頭打者として勢いにつく打撃がしたかった。ちょっと高めの球だったけど、いい結果が出てくれてよかった。とにかく負けられない試合が続く。全員で集中をして1つ1つのプレーを大切にしながら勝利だけを求めて戦っていきたい」とコメント。

さらに、右足甲痛のため、ここ3試合先発から外れていた福浦和也内野手(34)が、2死二塁から右前適時打。「打ったのはストレート。仙台では嫌な展開の試合が続いているので、とにかく1点でも多くとって、試合の流れを相手にいかせないようにすることが大事だと思う。初回もツヨシ(西岡)が流れを引き寄せるホームランを打って生まれたチャンスだったので、この場面でもう1点を追加することがどうしても必要だった」と話した。

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