わたしはかもめ2010年鴎の便り(9月)

便

9月30日

小林宏任せろ、ロッテ1日こそ決める[ニッカン]

ロッテ小林宏投手(32)が志願のブルペンで1日の最終戦に備えた。CS進出をかけたオリックス戦(千葉マリン)は午後5時20分に雨天中止が決定。だが「中止でも投げようと思っていた」と守護神は52球を投じた。

29日は2点リードの9回に登板し、2死一塁から喜田にフェンス直撃の適時二塁打を浴び1失点。ヒヤヒヤの29セーブ目だった。この日の投球練習では全て直球を投げ込み「真っ直ぐが上ずっていた。低めへのコントロールを確認した」と肩の開きを抑え、リリースポイントを修正。見守った西本投手コーチは「体が開いて抜ける球はなくなった」。小林宏にとっては恵みの雨となった。

1日に引き分け以上でCS進出が決定する。西村監督は「最後の大事な試合はいい条件でやりたい」と、雨天中止をプラスにとらえた。最終戦へ準備は整った。

成瀬
「天気には勝てないし仕方ないです。気持ち的には楽になるし、投げる楽しみが1日延びただけです。モチベーションは上がっている。」(中4日での先発予定が雨天中止でスライド登板となり)

◇西岡「千葉戻る」

西岡が最終戦に向けて意気込んだ。悪天候のため、千葉・稲毛の室内練習場で打撃練習を行った。中止が決定すると報道陣の取材に応じ、「室内練習で緊張感を持って練習していたし、ここまできたらモチベーションは変わらない。明日勝って、CSで西武、ソフトバンクに勝ってもう1度千葉に戻ってきたい」と話していた。

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ロッテ、CSへ仕切り直し成瀬で決める![サンスポ]

これぞ“超”恵みの雨だ!ロッテは30日、今季最終戦のオリックス24回戦(千葉マリン)が雨天中止。10月1日に延期となった最終戦に引き分け以上でクライマックスシリーズ(CS)進出が決まる。プロ7年目で初の中4日で登板予定だった成瀬善久投手(24)は、スライドし、慣れた中5日での登板となる。エース左腕でCS進出を決める。

右翼席のロッテファンがため息だ。午後5時20分。引き分け以上でCS進出が決まる大事な一戦が、雨天中止。それでも登板予定だった成瀬にとっては吉報だった。「早くやりたいという気持ちもあるけど、中4日から中5日になって体は楽になる。昨日なかなか寝付けなかったので、その分今日は寝られるでしょうしね」。

不安な“初体験”を回避した。プロ7年目の左腕だが、これまで中4日での先発は1度もない。未知の世界に「経験がないので」ととまどう姿も見られたが、この日の雨天中止で慣れっこの中5日でのスライド登板となり、不安材料は消えた。

心強いデータも後押しする。今季オリックス戦は6戦全勝。昨年から8連勝中で、通算でも13勝3敗と大きく勝ち越している。また本拠地で行われたオリックス戦ではプロ入り後7勝0敗で、防御率0.86。圧倒的な強さを誇っている。

西村監督は「CSが決まる大事な試合ですし、いい条件のなかでやりたかった。成瀬もそうですが、内や伊藤など中継ぎ陣を休ませられる」と雨天中止を前向きにとらえた。

負ければ、同率で並ぶ日本ハムを追い越せずCSへの道が閉ざされる最終決戦。「僕で(CS進出を)決めたい」と成瀬。今季、チームで唯一先発ローテを守り抜いた男が、ロッテの命運を握る。

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恵みの雨…成瀬スライドで万全 中5日で勝つ![スポニチ]

CS進出をかけた今季最終戦は1日先延ばしとなった。連勝中の勢いのまま、一気に単独3位を確定したかったロッテ・西村監督だが、はやる気持ちを抑えて恵みの雨であることを強調した。「本当に大事な試合だし、例えば5回で終了したら悔いが残る。いい条件でやりたい。野手は疲れもあるし体のあちこちが悪い選手もいる。投手も万全の態勢で臨める」。

何よりエース成瀬がスライド先発で中5日となる点は大きい。この日はプロ初体験の中4日を予定していた。基本的に中6日で回ってきた今季だが、中5日でも4勝2敗とまずまずの成績を残した。スライド先発も4月17日のオリックス戦(千葉マリン)で今季初完封しており不安はない。

さらにオリックス戦は昨季から8連勝中で今季6戦6勝。通算13勝3敗、千葉マリンでは無傷の7勝、防御率0.86といいデータが並ぶ。唯一の不安材料だった中4日がなくなり「気持ち的に楽になりました。僕がやらなきゃいけない。勝って決めたい」と気持ちを引き締め直した。

「全ての面でプラス思考、前向きに考えます」と指揮官。勝てば天国、負ければ地獄の一戦は仕切り直し。天も味方に西村ロッテが集大成の大一番に挑む。

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西岡決意「もう1度マリンに戻ってくる」[スポニチ]

ロッテ打線は最後も西岡が引っ張る。9月29日のオリックス戦(千葉マリン)は中盤まで重圧もあって好機に1本が出ない展開を強いられた。そんな中で2安打し、今季205安打している主将は「優勝争いをしていないといけないけど、144試合目まで緊張感がある試合ができるのは凄く嬉しい」。

初の首位打者、最多安打のタイトルは確実だが「今は勝つことしか考えていない。3位に入って、もう1度(日本シリーズで)マリンに帰ってくるつもり」と頼もしかった。

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“恵みの雨”!スライドの成瀬でCS決める!…ロッテ[報知]

ロッテ・西村徳文監督(50)が30日、“恵みの雨”を歓迎した。勝つか引き分けるかでCS出場が決まるこの日のオリックス戦(千葉)が雨天中止。「本当に大事な試合。いい条件でやりたいですからね」。1日の仕切り直し戦で勝って、CS出場を決める。

先発はエース・成瀬がスライドする。25日の同カード(京セラD)で6回、93球を投げたばかり。当初は自身初の中4日での登板だったが、慣れている中5日に変わった。前夜(29日)は、緊張で寝付けなかったという左腕は「今日は安心して眠れます。気持ちが楽になった」と笑顔を見せた。

オリックス戦は今季6戦6勝、防御率1.91。さらに千葉マリンのオリックス戦はプロ通算でも7勝0敗と相性抜群。「普通にやれば勝てる。勝って終わりにしたい」と力を込めた。

エースだけでなく28、29日の2日間で4回1/3、63球を投げ、2連勝の中継ぎ右腕・内も休ませることができる。指揮官も「万全で臨める」とニンマリだ。

野手陣は室内で打撃練習などを行った。主将の西岡は「独特の雰囲気があった。みんな集中力を切らさず、取り組んでいた」と余裕の表情。「144試合目までこういう試合ができるのは嬉しいこと。もう1回、千葉に帰るつもりでやっている」と、早くも日本シリーズを見据えた発言まで飛び出した。

1日の予報は晴れ。気持ちを切り替え、負けられない戦いを制する。

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成瀬「これで安心して眠れる」[ニッカン]

30日のロッテ−オリックス戦は午後5時20分に中止が決定し、ロッテのCS進出をかけた最終戦は10月1日に持ち越された。先発予定だった成瀬善久投手(24)は、スライドでの登板となるが「どちらでもよかったですけど、コンディションがいい状態でやりたった。昨日は寝つけられなかったから、今日は安心して寝られると思います」と万全の状態でレギュラーシーズンのラスト登板に挑む。

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ロッテの決戦は仕切り直し…西岡「もう1回マリンに」[スポニチ]

クライマックスシリーズ(CS)進出を懸けたロッテの大一番は、雨で中止となった。1日、仕切り直しの最終戦に勝てば3位でCSに進み、負ければ4位で今季が終わる。西村監督は「中途半端にやっても悔いが残る」と前向きに言った。

西村新監督の下、春先は首位を走ったが、その後は故障者が多く勢いが薄れた。だが、失速はしなかった。昨季は消化試合だった144試合目。ことしは大きな重圧を感じながら戦える。主将の西岡は前夜、寝ている時も緊張感が抜けなかったという。「そういう中で過ごすのもきついけど、プレッシャーを楽しみながらやりたい」と話した。

西岡は今季、パ・リーグでオリックス時代のイチロー(マリナーズ)以来となるシーズン200安打を突破した。打率もリーグトップ。1番打者として、チームの原動力となった。「もう1回(日本シリーズで)千葉マリンに帰ってくる」と力強く言った。

先発はスライド登板の成瀬。開幕戦を任されたエースが、最終戦も締める。左腕は「楽しみ」と何度も口にした。「早く投げたいと思う。ここに来たら調子は関係ない。全てをぶつける」と普段はあまり口にしない“精神論”を説いた。

西岡が「モチベーションで負けることはない」と言えば、成瀬も「今のチーム状況なら、普通にやれば勝てる」。気負いや力みは感じられなかった。

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