わたしはかもめ2010年鴎の便り(10月)

便

10月26日

契約更改

選手年俸前年比
大谷1400万円▼7%
香月1000万円0%
根本1300万円0%
松本800万円▼11%
上野1260万円▼10%
服部900万円▼10%
坪井750万円▼17%
580万円△6%
角中700万円△8%
山室460万円△4%
阿部510万円0%
山本530万円△6%
植松600万円△3%
西野250万円△4%
吉田240万円0%
240万円▼4%
生山240万円0%
木本240万円0%
鈴江250万円0%

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ロッテあれっ…韓国2軍相手に大苦戦[ニッカン]

あわや赤っ恥になるところだった。CSファイナルステージを突破したスタメンで臨んだロッテだったが、26日のフェニックス・リーグ斗山戦(宮崎アイビースタジアム)で、まさかの苦戦を強いられた。まったく情報のない韓国の投手を相手に打ちあぐねる展開。雨天中止続きで試合から遠ざかっていた野手陣に試合勘が戻っていなかった。

相手は2軍にもかかわらず、6回まで3点のリードを奪われた。7回、金泰均内野手(28)の2ランと8回、岡田幸文外野手(26)の2点適時三塁打で同点とし、何とか敗戦は免れたものの、試合中、ロッテベンチからは「あっちは2軍でしょ。やばくない?」という声ももれるほど。危機感とともに、試合勘を取り戻そうという意識が高まった。

岡田が同点打を放った斗山の李庸燦はプロ入り2年間で51セーブを挙げ、昨年は新人王とセーブ王を獲得した韓国代表の快速ストッパー右腕。この試合、相手側で唯一出場した主力を「仮想浅尾だ」と言って打ち崩した。岡田は「球は速かったけど、コントロールは甘かった。右翼手が中堅よりに寄っていたので、ど真ん中のスライダーを思い切り引っ張った」と、仮想浅尾打ちを振り返った。

ともあれ、CS後初めての試合で、日本シリーズに向けて再出発を切れた。西村監督も「外で、相手がいてできたのは収穫。もう1試合あるし、しっかり調整して名古屋に入りたい。主力も何打席か立てて良かった」と納得の表情。来るべき決戦に向けて、また1歩、前進した。

◇大嶺、先発無理!?

大嶺の日本シリーズ先発が厳しくなった。斗山戦に先発したが、死球と連打で2点を失うなど、2軍相手としては満足のいく内容ではなkった。先発要員は成瀬、渡辺俊、マーフィー、ペンに加え、27日の日本ハムとの練習試合で最終テストの唐川がいる。大嶺のこの日の内容では6番手。西本投手コーチは「先発は6人もいらない。成瀬も中4日でいけるしね」と話しており、大嶺は緊急時のバックアップ要員となりそうだ。

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ロッテは佑交渉権獲得ならシリーズ招待[ニッカン]

ロッテが、早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)との入団交渉権を獲得した場合、本拠地・千葉マリンでの日本シリーズに招待する意向であることが26日、分かった。石川球団本部長は「そういう意向ではある。チケットはご両親に渡そうと思ってます」と明言した。「ただ、決めるのは本人」と話し、観戦するかは斎藤の判断に委ねるとした。

千葉マリンでの日本シリーズは11月2日から3日間。10月30日からは早慶戦が行われ、勝ち点4の早大は1勝すれば4季ぶりの優勝が決まる。仮に連敗して慶大との優勝決定戦(11月3日)となれば日程は重なるが、10月31日または11月1日にリーグ戦が終われば、観戦に支障はない。千葉マリンの大声援を体感しながらの観戦は、有意義な機会となるはずだ。

22日に斎藤の両親と面会した石川本部長は「ロッテの試合も見てくれているみたいで、ありがたい」と話す。競合した場合、くじを引くのは西村徳文監督(50)。1月からドラフト1位と公表した思いが通じるか。

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ロッテ打線振るわず、主力組テギュン弾のみ[サンスポ]

ロッテは26日、フェニックス・リーグの韓国・斗山戦を4−4で引き分けた。22日の宮崎入りから3戦連続雨天中止。7日ぶりの実戦に“右投手用ベストオーダー”で臨むも、主力組の得点は金泰均(キム・テギュン)の2ランのみ。途中交代の控え組がドローに持ち込み、西村監督は「相手の投手も分からないし、今日は試合が出来ただけでいいんです」と楽観的に振る舞っていたが、心配されていた実戦感覚の鈍化を露呈してしまった。

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故国との対戦で…テギュン38日ぶりお目覚め弾[スポニチ]

ロッテは26日、宮崎市内で行われた教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」の韓国・斗山戦にベストメンバーで臨み、中日との日本シリーズ(30日開幕)に向けて最終調整段階に入った。宮崎入り後は雨の影響で3試合連続中止となっていたため、1週間ぶりの実戦。中日スコアラー陣が視察する中で金泰均(キム・テギュン)内野手(28)が右越え2ランを放ち、復調気配を示した。

故国のチームとの対戦で忘れていた感触を取り戻した。7回1死一塁で金泰均が右越え2ラン。9月18日の楽天戦(Kスタ宮城)以来、38日ぶりのアーチが一直線に右翼芝生席に飛び込んだ。

「いつもコンパクトに打つことを考えている。ただシーズン終盤は疲れもあって力が落ちていたし(結果が出ず)焦って平常心ではなかった」。開幕から4番を担った新大砲は慣れない異国の地で奮闘も、猛暑で体調を崩した後半戦に不振に陥った。9月8日オリックス戦(京セラドーム)から6番に降格。1度は4番に復帰したものの同28日の楽天戦(千葉マリン)からは7番まで降格した。CSで徐々に調子を取り戻したが打球は上がらない。だが、この日はよく知る斗山の首脳陣と談笑し「話ができて凄く楽しかった」とリフレッシュ。韓国時代からの持ち味だった右方向への長打が飛び出した。

打率3割前後で本塁打も量産していた好調時に交流戦で対戦した中日は2人体制でチェック。筒井スコアラーは「交流戦の時と同じ。右に(打球が)伸びる。甘い球はやられる。ナゴヤドームは点が入りにくい球場だけど6、7番あたりにガツンとやられたらきつい。要注意だな」と強く警戒した。敵地ではDH制がないため6番、本拠地では7番が濃厚。前を打つ今江、福浦が好調で好機に回ってくるケースが多く、金泰均が攻撃のカギを握るのは間違いない。

西村監督は「テギュンはかなり状態が良くなっている。打順は替わる可能性もある」と期待する。金泰均も「4番復帰は来年狙っています。今はチームが勝つための打順にいればいい」と前を向く。アジアの大砲が本来の打撃を取り戻したことは、頼もしい限りだ。

韓国時代の金泰均
ハンファに所属し、高卒1年目の01年から開幕1軍、20本塁打で新人王。03年から7年連続2ケタ本塁打をマークし、08年は31本塁打を放って初の本塁打王を獲得した。韓国9年間で1031試合に出場して通算188本塁打。09年WBCでは全9試合に4番・一塁でスタメン出場して打率.345、3本塁打、11打点の大活躍で韓国代表の準優勝に貢献し、ベストナインに選出された。

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小林宏、リベンジ宣言「やり返したい」[スポニチ]

ロッテの守護神・小林宏が8回に登板。先頭打者に左前打されたが後続を断って1イニングを無失点に抑えた。「打者相手に投げられたのが良かった。後はブルペンで調整していく」。中日には借りがある。6月4日(ナゴヤドーム)、今季19試合目の登板で初失点初黒星を喫しただけに「あの試合は忘れていない。もちろん、やり返したい」とリベンジを誓っていた。

◇代打の切り札・今岡口火打

ロッテ・今岡が金泰均の2ランをお膳立てした。7回、代打で登場して左前打。DH制がないナゴヤドームでは代打の切り札として期待されるが「調整の場とはいえ、結果が出るに越したことはない。どういう役割でも、いい仕事がしたい」。チェン、高橋、岩瀬ら左腕対策として出番が多そうで「いい投手が多いから、いい仕事ができるように工夫してやりたい」と意気込んだ。

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「予想していた」ロッテ、西村監督に託す[スポニチ]

早大・斎藤の1位指名を公言してきたロッテ・石川球団運営本部長は「最初から3、4球団の競合になるのではと予想していたから」とソフトバンクの争奪戦参入にも想定内のことと強調した。昨秋ドラフト終了と同時に斎藤獲りを明言。徹底マークを続けた恋人を狙うライバル球団が増えるのは望ましくないが「(確率が)3分の1になろうが、4分の1になろうが構わない。後は彼(斎藤)の命運とくじを引く西村監督に全てを託すだけです」と繰り返した。

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金泰均が1ヶ月ぶり復活弾!竜007は警戒…ロッテ[報知]

ロッテ・金泰均内野手(28)が、30日から始まる日本シリーズでの4番復帰へ猛アピールした。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(最終SS)終了後、初の実戦となった26日のフェニックスリーグ・斗山戦(アイビー)に「7番・一塁」で先発。7回に特大の一発を放ち、視察した中日スコアラーを震え上がらせ、西村監督もCSからの打順入れ替えをほのめかした。

忘れかけていた感触を思い出した。7回1死一塁。ふわりと舞い上がった金泰均の打球は、そのまま右翼席に到達した。推定110メートルの2ラン。「鈍くなっていたスイングスピードが戻ってきた」。実戦では9月18日の楽天戦(Kスタ)以来、約1ヶ月ぶりの一発で、主砲が自信を取り戻した。

シーズン序盤は一時、本塁打、打点の2冠に立つなど打ちまくったが、夏場以降は疲労から調子を落とし、打率は2割6分台を低迷した。「疲れて、力が落ちて、平常心をなくしていた」。レギュラーシーズン終了からCSが始まるまでの間で、練習量を落とし、体をリセット。「休むことを優先しました。(疲労がとれて)力も戻ってきたと思う」。西村監督も「シーズン終盤から調子が良くなってきたのを、そのまま出してくれた」と評価した。

ネット裏では、中日のスコアラー陣が視察。筒井スコアラーは「右方向に打球が伸びるということは、自分の打撃ができているということ。甘い球がいったらやられるね」と要警戒マークをつけた。

9月下旬に4番から7番に降格し、CS中も7番が定位置だったテギュン。報道陣から日本シリーズで4番奪回の意欲を聞かれても「4番は来年でいい」とかわしたが、言葉とは対照的に表情からは闘志がみなぎっていた。指揮官も「打順?CSとは変わる可能性があります」と話しただけに、中軸へ復帰する可能性は十分ある。決戦まであと4日。「勝つためにやる」という韓流大砲が、ロッテを日本一へと導く。

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ロッテ久々の実戦、小林宏ら救援陣が登板[サンスポ]

クライマックスシリーズ(CS)を19日に終えたロッテは、日本シリーズまで10日間の空白期間がある。西村監督は何より、投手陣の実戦勘が鈍ることを気に懸けていた。合宿中の宮崎では25日まで、3日連続で雨にたたられていたが、ようやく投手陣が登板機会を得られた。

先発の大嶺が4回を投げ、5回からは救援陣が登板した。小野が2回1失点、薮田が1回1失点、小林宏と伊藤はともに1回を無得点に抑えた。久々のマウンドに、抑えの小林宏は「投げられたことが良かった。ブルペンも含め、感じは悪くない」と明るい表情。実戦の中で、感覚を確かめられたことが大きかった。

CSでは先発が不安定と見るや、大胆な継投に入った。救援投手は8試合で28回1/3を投げ、わずか4失点。日本シリーズでも、救援陣の出来が流れを左右する。伊藤は「初球の入り方に気をつけた。シーズン中と一緒」と本番を見据える。

27日の日本ハムとの練習試合を含め、中継ぎ陣の全員が登板する。久々の実戦を見届けた指揮官は「投手がしっかり投げられたのがよかった」と笑顔を見せていた。

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ロッテ・金泰均、好調も「4番復帰は来年」[サンスポ]

ロッテの金泰均が斗山戦の7回に2ラン。実戦では9月18日以来の本塁打に「鈍くなっていたスイングのスピードが戻ってきている」と復調に自信を見せた。コースに逆らわず、右越えへと運んだ。開幕から4番を任されていたが、シーズン終盤には7番にまで打順が下がった。「打順は気にしていない。4番復帰は来年また狙います」と笑顔を交えながら話した。

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ロッテ、主力が実戦調整、中日は軽い練習[サンスポ]

プロ野球の日本シリーズ(30日開幕)に出場するロッテは26日、宮崎市で行われた教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」の韓国プロ野球、斗山戦に西岡、井口らが出場しベストメンバーで臨んだ。打線は金泰均が2点本塁打を放つなど順調。小林宏らの救援陣も、実戦登板でシリーズに向けて調整した。試合は4−4で引き分けた。中日はナゴヤドームで約2時間、打撃練習中心の軽めのメニューで体を動かした。先発投手陣もフリー打撃を行うなどリラックスした雰囲気だった。

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ロッテ金泰均が1ヶ月ぶり本塁打[ニッカン]

ロッテ金泰均内野手(28)が、母国韓国のチーム相手に約1ヶ月ぶりとなる本塁打を放った。0−3の7回、1死一塁から右翼スタンドへ2ラン。6回まで無得点と劣勢ムードだったが、反撃ののろしを挙げる1発。「鈍くなっていたスイングスピードも戻ってきた。母国相手?選手に知ってる人はいなかったけど、監督、コーチと話しをして楽しかった」と、嬉しそうに話した。

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ロッテ大嶺が先発失敗、4回2失点[ニッカン]

ロッテ大嶺祐太投手(22)が、先発で4回を投げ、4四球2失点で結果を残せなかった。1回、先頭に四球を与えるなど制球が定まらず、高めに浮いた球を痛打された。中日との日本シリーズ(30日開幕・ナゴヤドーム)へ向け、先発として最後のアピールの舞台となったが「ストライクが入らなかった。手応えというより、課題と反省が残る内容だった」と、唇をかんだ。

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理想の打撃求める同志/日本シリーズ[朝日新聞]

ロッテの井口資仁(35)は中日との交流戦で楽しみにしていたことがある。「あの人の打撃練習を見るのがね。あの人のバッティングは究極的ですよ」。視線の先にいたのは、和田一浩(38)だ。

2人はともに1997年入団。東都大学リーグ通算24本塁打の新記録をひっさげてダイエー(現ソフトバンク)に1位入団した井口は、デビュー戦で満塁本塁打を放った。しかし、その後は荒っぽい打撃が修正できず、打率2割台前半という低迷が続く。

2学年上の和田は東北福祉大から神戸製鋼を経てドラフト4位で西武に入った。当時は捕手。伊東勤の壁に阻まれた。一塁や外野も守って次第に出場機会をつかみ、6年目の2002年に初めて規定打席に到達。打率3割1分9厘(リーグ5位)を残した。

その頃、西武の打撃コーチ補佐だったのが金森栄治(53)だ。軸足に体重を残し、球を出来るだけ手元まで引きつけてたたくという打撃理論で、和田は開眼した。

一方、井口の同年の打率は2割5分9厘(同24位)。和田の打撃を見て「僕もその理論を教えて欲しい」と思った。願いは叶う。西武を退団した金森が、ダイエーのスコアラーになったのだ。オフに金森のもとに通った井口は、翌03年に初めて打率3割(3割4分=4位)をマーク。05年には大リーグへ旅立った。

日本球界復帰2年目の井口は、今も和田の打撃を追い求める。「右太ももの前で打つのが理想なんですよ」。そのスタイルは、副産物を生み出す。四球の多さだ。今季は和田が92個、井口は98個で、ともにリーグトップ。「彼はものすごく選球眼が良い」と和田は井口を見る。

「チームのために何をすべきかを常に考える」(和田)というスタイルも共通している。出塁率は和田がリーグ1位(4割3分7厘)、井口も3位(4割1分2厘)。ともに移籍後初の日本シリーズでも、「やるべきことをやるだけ」と口をそろえる。

その対決に、共通の師である金森も立ち会う。現在、ロッテの打撃兼野手チーフコーチ。今季の関西遠征中に和田と再会した際、新人の清田育宏(24)を同席させた。まだ1本塁打で悩む清田に和田は「俺も(指導を受けた)1年目は1本だったけど、2年目は2ケタ打てた。焦るな」とアドバイスしたという。

3人は酒もお茶も飲まず、打撃論議に花を咲かせた。チームの垣根を越えて、理想の技術を追究し続ける男達。井口は日本シリーズを前に「今度はもっと長く(和田の)練習が見られるでしょ。楽しみですね」と笑った。

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